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image0916.png公開年:2001年 
公開国:アメリカ
時 間:183分
監 督:マイケル・ベイ
出 演:ベン・アフレック、ジョシュ・ハートネット、ケイト・ベッキンセイル、ウィリアム・リー・スコット、グレッグ・ゾーラ、ユエン・ブレムナー、アレック・ボールドウィン、ジェームズ・キング、キャサリン・ケルナー、ジェニファー・ガーナー、ジョン・ヴォイト、キューバ・グッディング・Jr、マイケル・シャノン、コルム・フィオール、ピーター・ファース、ベス・グラント、デヴィッド・カウフマン、マコ、ケイリー=ヒロユキ・タガワ、リーランド・オーサー、トム・サイズモア、ガイ・トーリー、スコット・ウィルソン、トマス・アラナ、ウィリアム・フィクトナー、マット・デイヴィス、ジョン・ディール 他
受 賞:【2001年/第74回アカデミー賞】音響賞[編集](Christopher Boyes、George Watters II)
コピー:それは日曜日の朝だった…

1941年。幼馴染のレイフとダニーはアメリカ陸軍航空隊の戦闘機パイロット。レイフは恋人イヴリンをダニーに託し、イギリスのイーグル飛行中隊に参加しドイツ空軍と戦う。その後、ハワイ転属命令を受けたダニーとイヴリンのもとにレイフ戦死の報が届く。二人は互いの心の傷を癒すべく支えあい、いつしか結ばれるが、戦況が逼迫し始めたある日、二人の目の前に死んだはずのレイフが現われ…というストーリー。

大した内容でもなさそうなのに2枚組みという、この暴れん坊っぷりに臆していたが、やっと観る気になった。

結果から言うと、マイケルベイとジェリーブラッカイマーコンビ作品の中では、群を抜いた駄作。日本描写云々については、いまさらどうこう言うつもりはない。非常に歴史的描写にクレームが付けられた作品であることも承知しているが、所詮、娯楽作品。日本をショッカーや宇宙人扱いして、勧善懲悪ドラマにしたって、それは自由である。歪曲したことによる引っかかりを超えるだけの愉しさが提供されていれば、ある程度は許容できる。大体にしてあそこまでトンチキな日本描写なら、怒るまでもない。

エンターテイメントだから歴史を捻じ曲げる覚悟があってもよいとはおもうが、この陳腐な恋愛劇のために歴史を曲げてるのか…と思うと、実にくだらなく感じてしまう。歴史をないがしろにするだけのおもしろさは存在しないのである。
やってもいない民間人や医療施設への爆撃を描くのは反則だと思うし(若干誤爆はあったらしいが)、「日本がなぜ?」ってセリフが実にバカバカしい。日本と中国が戦争→これ以上の日本の支配力増大をよしとしないアメリカは石油・鉄の輸出を制限→日本は資源確保のために南アジアに侵攻→日本の侵攻が気にくわないアメリカ・イギリス・オランダは石油の輸出を停止→日本さらに窮して開戦…って、流れなんだから、まるで部外者面で突然奇襲を受けたなんて顔をしているのが、笑えてくる(もしかして、当時のアメリカ人は国際情勢なんかまったくわからないバカ揃いだってことを表現してるのかな)。

まあ、本土を叩かれたことのないアメリカにとって、真珠湾攻撃がトラウマなんだってことはよくわかるけれど、ドンパチになる前に、散々策を弄してのっぴきならない状況にするのは、昔も今も変わらないのね。人間の性格が変わらないように、国の性格もなかなか変わらないということか。

ダラダラな上に、韓国ドラマばりのショボいメロドラマで、見せられるのは戦闘シーンだけ。こんなレベルなので、CG盛りだくさんのドンパチ映像の物量作戦にならざるを得ず、結果として3時間越えの二枚組みDVDになってるのだが、ABCD包囲網で物量にモノを言わせてイジメていた自国への皮肉かなのかしら。
もしかして、マイケルベイとブラッカイマーは、自国アメリカへの皮肉を多分に盛り込んだつもりだったのに、一周まわって、ただのアホ映画になってしまったのかも。

いやあ、二度と観ないのは確実。私、ベン・アフレックが出てる作品で、おもしろかった映画ってみたことがないかも。もちろんお薦めしないし、確実に時間の無駄。久々に注意報を発令したい。
#本当はカテゴリを戦争にするのはイヤである。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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