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image0561.png公開年:2001年 
公開国:アメリカ
時 間:203分  
監 督:フランシス・フォード・コッポラ
出 演:マーロン・ブランド、マーティン・シーン、デニス・ホッパー、ロバート・デュバル、フレデリック・フォレスト、アルバート・ホール、サム・ボトムズ、ラリー・フィッシュバーン、G・D・スプラドリン、ハリソン・フォード、スコット・グレン、コリーン・キャンプ、リンダ・カーペンター、シンシア・ウッド、トム・メイソン 他
受 賞:【1979年/第52回アカデミー賞】撮影賞(ヴィットリオ・ストラーロ)、音響賞(Walter Murch、Mark Berger、Richard Beggs、Nat Boxer)
【1979年/第32回カンヌ国際映画祭】パルム・ドール(フランシス・フォード・コッポラ)、FIPRESCI[国際映画批評家連盟賞](フランシス・フォード・コッポラ)
【1979年/第14回全米批評家協会賞】助演男優賞(フレデリック・フォレスト「ローズ」に対しても)
【1979年/第37回ゴールデン・グローブ】助演男優賞(ロバート・デュヴァル)、監督賞(フランシス・フォード・コッポラ)、音楽賞(カーマイン・コッポラ)
【1979年/第33回英国アカデミー賞】助演男優賞(ロバート・デュヴァル)、監督賞(フランシス・フォード・コッポラ)
【2000年/アメリカ国立フィルム登録簿】新規登録作品
コピー:魂を揺さぶる 2時間30分の旅(1970年時)
戦争。アメリカ。これはコッポラが産んだ生きものだ。

ベトナム・サイゴンにて、特殊行動班員のウィラード大尉に、特殊部隊の将校であるカーツを殺せという命令だった。カーツは数々の叙勲歴を持つ最高の人物であったが、ジャングルの奥地で原地人を支配し、軍と連絡を絶ち、自らの王国を築いているとのこと。この密命を受けたウィラードは、4人の部下を連れ作戦を遂行。道中、彼らは幾多の異常な世界を体験しながら、ついに、カーツ大佐が潜伏する“王国”へと辿り着くのだったが…というストーリー。

まず、上記には2001年となっているが、これは60分の未公開シーンを足した再編集版で、初公開は1979年である。私は、元編集版を観たことがない。初見である。
どうも、タイトルの仰々しさと、伝え聞いた評判による先入観から、敬遠し続けて今に至る(本作だけじゃなくって、この手の戦争映画はあまり観ていない。プラトーンもシン・レッド・ラインも観ていない)。

それにしても、3時間半以上は、いくらなんでも長すぎである。元を観ていないので、足された部分がどこかわからないのだが、プレイメイトとのからみや、フランス人入植者とのやりとりのあたりがそうらしい。戦闘が絡まない部分はカットされていたということだろう。
どうも、翻弄されて壊れていった人々の姿や、正義を振りかざして戦争に参加しているが原因をつくったのはアメリカでしょ?とか、そういう主張を、再編集版では盛り込みたかったようなのにみえる。

たしかに、ベトナム戦争の相手のベトコンだって、始めはアメリカが支援していたんだし、アルカイダだって(厳密に言えばその母体となった組織だが)アメリカが支援していたのは事実。すべてCIAが独断でしかけて、この結末で、同じことを何度も繰り返しているのだ。さらにアメリカ国民は、この事実に気付いているんだかいないんだか、厚顔無恥に相手の非ばっかりあげつらってみっともないったらありゃしない。だから、言いたことは非常によくわかる。

日本は中国から律令制度を始め、色々なものを輸入してきたが、宦官制度だけは輸入しなかった。国民性に合わなかっただけかもしれないが、これを取り入れなかったことは、結果として正しい。
同じように、将来、アメリカから大統領制を輸入したとしても、CIAのような暴走する機関だけは、日本に取り入れてはならない(公安に必要以上の権限を付与するのも厳禁である)。

それはそうなんだけど、やっぱり増長すぎで、そういうテーマ云々を考える以上に眠くなるのだ。目的であるカーツ大佐に出会うまでに2時間半が経過し、目的を達したところで、その後、特にひねりもないので、カタルシスも盛り上がりもない。遠慮なしにエグい戦闘シーンなどあって、目は飽きなさそうなものなのだが、何度も寝てしまって、結局、何度も観かえして、結局5時間以上、観ていたと思う。

もしかすると、ヨハネの黙示録に詳しかったら、所々に散りばめられた寓意を読み取ることができて、楽しめるのかもしれない。残念ながら、私は、四騎士と7つのラッパくらいしか知らないので、眠気は抑えられなかった。

これは、1979年版を観てからじゃないと評価できないな。とても、この特別完全版といわれるもので、この数々の受賞ができるとは思えないからだ。機会があったら観てみることにする。
とりあえず、時間があまりない人や、映画を観ている最中に寝てしまいがちな人はやめたほうがよい。
 

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