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公開年:2003年
公開国:ドイツ
時 間:135分
監 督:ラモン・サラサール
出 演:アントニア・サン・ファン、ナイワ・ニムリ、アンベラ・モリーナ、ビッキー・ペニャ、モニカ・セルベラ、エンリケ・アルキデス、ダニエレ・リオッティ、ルドルフォ・デ・ソーザ、ロラ・ドゥエニャス 他
コピー:靴の数だけ,人生がある
高級靴店の店員をしながら靴デザイナーを目指す23歳の女。49歳のキャバレーの雇われママの夢は小説家になることだが、知的障害者の娘の世話に追われている。その25歳の知的障害者の娘は看護士に恋心を抱く。43歳のタクシードライバーの女は、夫が急死してから10年、3人の夫のつれ子ため生きている。高級官僚の妻である45歳の女は、子宝に恵まれず、その孤独を癒すため高級靴を買い漁る。そんな女たちのストーリー。
キャラクターが多数登場するが、あまりキャラクターが立っていなくて(特に若い女が)、いまいち区別がつきにくく、混乱…というか、ちょっといらいらする。
『8人の女たち』には8人の女が出てきたけれど、キャラが立っていたので、容易に区別がつきましたがね。話が進むと、それぞれの女たちが、バラバラではなく、関係性があることがわかってくるが、絡んだからといって、何かおもしろい展開が産まれるわけでもない。
こういう作品は、ほつれたそれぞれの糸が、ストーリーが進むにつれて絡み合って、撚られた糸が次第に独特の色を表してくるものだが、ラスト15分くらいから、急速に撚られる本作の糸は、ぼそぼその糸だ。
単に、悲惨な状況の女達を見せられただけで、ラストでなにか、希望を感じさせてくれて、観ている側が元気になるというようなこともない。
邦題に“靴”をもってくるほど、“靴”は本作において重要ではない。冒頭のキャラクター紹介の時に、足に絡めながら紹介していくが、それが特段いい効果を生み出しているわけでもないし、後々なにかに効いてくるわけでもない。どうも、本作公開時のポスターを観ると、靴を前面に出している様子はなく、原題の『Piedras』も「石」という意味。なんか、日本の配給会社が、ウリ文句を考える際に、それっぽくつけただけのようだね。
こういう作品がつづくと、疲れてきますな。本作は観なくて結構。『女はみんな生きている』の5分の1くらいの面白さしかないと思ってもらえばよい。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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