忍者ブログ
[108]  [107]  [106]  [105]  [104]  [103]  [102]  [101]  [100]  [99]  [98
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

image0443.png公開年:2003年 
公開国:ドイツ
時 間:135分  
監 督:ラモン・サラサール
出 演:アントニア・サン・ファン、ナイワ・ニムリ、アンベラ・モリーナ、ビッキー・ペニャ、モニカ・セルベラ、エンリケ・アルキデス、ダニエレ・リオッティ、ルドルフォ・デ・ソーザ、ロラ・ドゥエニャス 他
コピー:靴の数だけ,人生がある



高級靴店の店員をしながら靴デザイナーを目指す23歳の女。49歳のキャバレーの雇われママの夢は小説家になることだが、知的障害者の娘の世話に追われている。その25歳の知的障害者の娘は看護士に恋心を抱く。43歳のタクシードライバーの女は、夫が急死してから10年、3人の夫のつれ子ため生きている。高級官僚の妻である45歳の女は、子宝に恵まれず、その孤独を癒すため高級靴を買い漁る。そんな女たちのストーリー。

キャラクターが多数登場するが、あまりキャラクターが立っていなくて(特に若い女が)、いまいち区別がつきにくく、混乱…というか、ちょっといらいらする。
『8人の女たち』には8人の女が出てきたけれど、キャラが立っていたので、容易に区別がつきましたがね。話が進むと、それぞれの女たちが、バラバラではなく、関係性があることがわかってくるが、絡んだからといって、何かおもしろい展開が産まれるわけでもない。
こういう作品は、ほつれたそれぞれの糸が、ストーリーが進むにつれて絡み合って、撚られた糸が次第に独特の色を表してくるものだが、ラスト15分くらいから、急速に撚られる本作の糸は、ぼそぼその糸だ。

単に、悲惨な状況の女達を見せられただけで、ラストでなにか、希望を感じさせてくれて、観ている側が元気になるというようなこともない。

邦題に“靴”をもってくるほど、“靴”は本作において重要ではない。冒頭のキャラクター紹介の時に、足に絡めながら紹介していくが、それが特段いい効果を生み出しているわけでもないし、後々なにかに効いてくるわけでもない。どうも、本作公開時のポスターを観ると、靴を前面に出している様子はなく、原題の『Piedras』も「石」という意味。なんか、日本の配給会社が、ウリ文句を考える際に、それっぽくつけただけのようだね。

こういう作品がつづくと、疲れてきますな。本作は観なくて結構。『女はみんな生きている』の5分の1くらいの面白さしかないと思ってもらえばよい。
 

拍手[0回]

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
プロフィール
HN:
クボタカユキ
性別:
男性
趣味:
映画(DVD)鑑賞・特撮フィギュア(食玩/ガシャポン)集め
自己紹介:
一日一シネマ。読んだら拍手ボタンを押してくだされ。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
リンク
カウンター
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
最新コメント
[06/03 離脱ラバ]
[06/03 離脱ラバ]
[06/03 離脱ラバ]
[04/28 ETCマンツーマン英会話]
[10/07 絶太]
最新トラックバック
Copyright © 2009-2014 クボタカユキ All rights reserved.
忍者ブログ [PR]