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公開年:2009年
公開国:アメリカ
時 間:122分
監 督:アレックス・プロヤス
出 演:ニコラス・ケイジ、ローズ・バーン、チャンドラー・カンタベリー、ララ・ロビンソン、ベン・メンデルソーン、ナディア・タウンゼンド、D・G・マロニー、アラン・ホップグッド、エイドリアン・ピカリング、タマラ・ドネラン、トラヴィス・ウェイト 他
コピー:地球消滅 その時、人類は何を残せるだろうか。
MITの宇宙物理学者ジョン。その息子ケイレブが通う小学校では、50年前に埋められたタイムカプセルを掘り起こし、当時の生徒たちが埋めた未来を予想した絵を在校生に配った。ところが、ケイレブには数字の羅列だけが書かれた紙が配られる。ジョンは、その数列に意味があるのではないかと興味を抱き始め調べ始めると、彼の妻が亡くなった2年前のホテル火災の日付や犠牲者数があることに気付き、さらに過去に起きた大惨事の日付と死者数に一致していると気づく。その中には未来の日付も書かれており、その予想通りに大惨事が現実のものに。ジョンは、さらなる大惨事を食い止めるべく、引き続き数列の謎の解明を試みるのだが…というストーリー。
久々に最低の映画かも。公開当時けっこう話題になっていたと思うが、まったく理解できん。
好意的に捉えれば、9.11以降の不安感を表現した内容といえるけれど、だからといって不安を煽ればそれで成立するわけでもありまい。
ノリとしては『サイン』と『アンブレイカブル』と『地球が静止する日』のミックスといったところか。地球外生命体、予定説、終末論。キリスト教文化圏で育った人間でなければ、これに恐怖を感じることはないだろう。
話の根本である数字の羅列は未来を予測した預言書という扱いだが、これはキリスト教の予定説、つまりこの世でおこることはすべて、神によってあらかじめ定められているという考え方。宇宙人的生命体に選出されることは“やりなおし”と表現されており、すべて神の予定だと。子供二人は、アダムとイブ。プロテスタント的視点で展開されているのかと思いきや、彼らを連れて行く宇宙人的な人たちの人数は4人(4騎士)ということで黙示録的なカトリック要素。あまり宗派的なこだわりはないらしい。そして麦の茂る天国のイメージ。まあワタシのようなキリスト教に詳しくない人間でもわかるような、単純なイメージのオンパレード。でもね、まあ映画だから何を表現してもかまわないけど、神を万能の宇宙人としてしまうと、一昔前にはやったトンデモ書籍と同じレベルで、「だから何?」としか言いようがない。教義への冒涜かな(まあ、キリスト教徒でもなんでもない私がそんなこという必要はないんだけど)。
こんなオチなら、ゲッターロボ號のオチのほうがまだマシだとワタシは思うね(知ってる人、少ないか)。
飛行機や地下鉄の事故のCGは非常に見事だし、うっとしい娘の母親の行動にイライラしてたら殺してくれたりと、主筋と関係ない部分のデキは大変よろしい。逆にこれがなければ観る価値のない映画だといえる。それなら、はっきりとアトラクション映画として極めてみようという『2012』のほうが好感が持てる。
CGなどのアクションシーンの良さで、なんとか『地球が静止する日』と同じレベルに到達した作品。その程度。話にヒネリも深みもないくせに、ドヤ顔されたみたいな、ダサい作品なので、観る必要なし。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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