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image1937.png公開年:2011年
公開国:アメリカ
時 間:129分
監 督:ガイ・リッチー
出 演:ロバート・ダウニー・Jr、ジュード・ロウ、ノオミ・ラパス、ジャレッド・ハリス、レイチェル・マクアダムス、スティーヴン・フライ、エディ・マーサン、ケリー・ライリー、ジェラルディン・ジェームズ、ポール・アンダーソン、ウィリアム・ヒューストン、ウォルフ・カーラー 他
コピー:もう一人の天才、現わる。


19世紀末、世界各地で不可解な爆破事件が続発。シャーロック・ホームズはこれらの事件の裏に、表向きは数学教授だが、天才的な犯罪者という裏の顔を持つモリアーティ教授がいると睨む。しかし、こんな世界の危機を前にして、助手のワトソンは、結婚して新婚旅行へ向かうという。ところが、なぜか新婚旅行のワトソンがモリアーティ一味の襲撃を受ける。ホームズの機転でなんとか命は助かるが、新婚旅行は台無しに。事件の調査を開始した二人は、ジプシーの女シムが事件の鍵を握っていることを突き止める…というストーリー。

ガイ・リッチーのお約束である爆破シーンのスローモーションは、前作よりもますます凝った感じに。だけど、相変わらず、アクションシーン以外の画に魅力が薄い。軽く眠りに落ちちゃった箇所もあるくらいで、何度か巻き戻したわ。

シャドウゲームってなんやねんと思って観ていたら、格闘シーンの先の読みあいみたいなことを指してるらしい。『グラップラー刃牙』のノリ。まあ、おもしろいっちゃあおもしろいんだけど、結局同じアクションを二回見ることになるのが、なんだかね(笑)。まあ、ラストのモリアーティ教授とのライヘンバッハでのバトルに、意味を持たせる趣向なんだろうけど。
ただ、先読みってよりも、そこまでいっちゃうと、もう超能力なんじゃねーの?ってレベル(電車内でバトルとかね)。やりすぎだね。

モリアーティは死の商人として暗躍するどころか、戦争を勃発させるために地位も名誉も得ているという、ガチガチの悪魔。理路整然とした思考を持っていながらテロ行為に一抹の罪悪感も感じない様子は『ダークナイト』のジョーカーを彷彿とさせる。その巨悪っぷりとは裏腹に、見た目はただのうすらハゲのオッサン。その部下も凄腕スナイパーなんだけど、貧乏臭いオッサン。敵の戦闘員(笑)がみんな同じ顔って、最後のほうに説明されるまで全然気付かない。とにかく敵がビジュアル的に魅力なさすぎ。

子供にもわかりやすい伏線(バレバレという意味ではない)や、戦争前夜のヨーロッパという小難しい情勢を扱いながらもシンプルな対立軸。特に、羊から取ったホルモン剤、特注の酸素吸入器など、小道具関係はうまく配置できていると思う。
ただ、作為がすぎて、まともな推理物であることは完全に放棄しているように思える。アクションに絞ったのだな…と。まあ、その割りきりのおかげで面白くなっているとは思う。
それにしても、パート2にしてモリアーティ教授との最終決戦である。パート3は心置きなく、オリジナルストーリーにするつもりか。まあ、いずれにせよ、このパート2は、前作を見なくても十分に愉しめる内容になっている。

『ドラゴン・タトゥーの女』のときにはちょっと気持ち悪いくらいだったノオミ・ラパスは、整形したの?って言いたくなるくらいキレイに仕上がっている。わざわざジプシーの女を謎解きのキーにしたのだが、別に彼女を放っておいても作戦遂行の障壁になることはなかったようにも思える。それに、狙いはワトソンっていっていたけど、それって何のことだか思い出せないし。やっぱり、シナリオの無理やり臭がハンパない。

その後、戦争が勃発するのは誰もが知っていることなので、モリアーティの策略が成功することは明らか。さて、シナリオ上カタルシスを得るためにはどうするか…。で、彼の財産を奪うっていう展開。ちょっとは溜飲は下がるのかもしれないが、基本的に負けだよね。モヤモヤ。彼を死の商人とした設定の功罪だな。

でも、ただのアクション映画としては十分に娯楽になった。所詮はガイ・リッチー。大きな期待をしてはいけない。彼は戦闘シーンだけ監督して、あとは別の監督に撮らせればいいんだよな。
#もう、ワトソンの足が悪い設定はどうなったんだか。全速力で走ってるがな。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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