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公開年:2010年
公開国:アメリカ
時 間:109分
監 督:ジェームズ・マンゴールド
出 演:トム・クルーズ、キャメロン・ディアス、ピーター・サースガード、ヴィオラ・デイヴィス、ポール・ダノ、ジョルディ・モリャ、フォーク・ヘンチェル、マギー・グレイス、デイル・ダイ、マーク・ブルカス、レニー・ロフティン、セリア・ウェストン、ガル・ギャドット 他
コピー:ワイルドな誘惑。スイートな衝撃。
ヴィンテージ車のレストアを仕事にしている女性ジューンは、カンザスにパーツ調達へいった帰りの空港でロイと名乗る男性とぶつかる。彼とは機内でも再会し、そのハンサムな笑顔とオシャレな振る舞いに心をときめかせるジューン。彼女が化粧室から戻ってくると、突然彼は、パイロットを殺したと突拍子もないことを告げる。ジョークだと思っていると、実際にパイロットは死亡しており、飛行機は急降下。ロイが操縦桿を握り、なんとか農地に不時着するも、脱出の直後に飛行機は大爆発。気絶したジューンが目を覚ますとそこは自宅のベッド。あの出来事は夢か?と思ったが、その後次々と危険な目に遭い、その度にどこからともなくロイが救出に現われるのだった…というストーリー。
この作品は、カップルで鑑賞して男女の両方が愉しめることを目的に作られている。これは、コンセプト的にものすごく正しい。映画鑑賞はデートの定番だが、男女両方が満足できる映画というのは案外無いもので、大抵がどちらかの趣味に合わせている。特にアクション物で、男女両方が同じように満足できる作品は皆無に近いと思う。本作は、全編にわたってターゲットが明確でブレがなく、マーケティングがかなり成功している例だと思う。
『バニラ・スカイ』の時のような輝きは既にない主役の二人。昨今の奇行イメージのついたトム・クルーズに、落ち窪んだ眼窩のせいで所々でゾンビのように見えるキャメロン・ディアス。今となっては陳腐にすら見えるキャスティングだが、かえってそのくたびれ加減が、本作のくだらなさにマッチしてしまった。これを狙っていたとしたら、このキャスティングをした人の才能はすばらしい。
内容にも色々難はある。早々に、人質っていうメリットよりも連れまわすデメリットのほうが大きくなっちゃってたり、太陽が永久なエネルギーだとかトンチキなこと言い始めたり、話の収集が付かなくなってスペイン語圏に舞台を移してみたり…とか。でも、そんな野暮なことを言ってたら映画が成立しなくなっちゃうよね!って感じで、無視できる勢いと、バカなノリがあるのでオールOK。ハーレクイーンロマンス小説か韓国ドラマかってレベル。何の問題も解決していないラストだけど、それもご愛嬌。
今年一番、頭を使わせずに愉しませてくれた作品。解説するだけ無駄。疲れた頭を気分転換させたい時には最適。でも、一人で観るとなんかバカにされたような気持ちがちょっとよぎるので、できることならカップルで観たほうがいいかな。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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