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image1836.png公開年:2011年
公開国:アメリカ
時 間:102分
監 督:トッド・フィリップス
出 演:ブラッドリー・クーパー、エド・ヘルムズ、ザック・ガリフィナーキス、ケン・チョン、ジェフリー・タンバー、ジャスティン・バーサ、ポール・ジアマッティ、ジェイミー・チャン、メイソン・リー、マイク・タイソン、サーシャ・バレス、ジリアン・ヴィグマン、ニルット・シリジャンヤー、ヤスミン・リー、ニック・カサヴェテス、ブライアン・カレン 他
ノミネート:【2011年/第32回ゴールデン・ラズベリー賞】ワースト前編・リメイク・盗作・続編賞
コピー:飛べ、異国の地へ!! 飛ぶな、昨夜の記憶!!

2年前にベガスでとんでもない騒動を巻き起こしたフィル、ダグ、ステュの3人。歯科医のステュがタイ出身の女性と結婚することになり、式をタイで挙げることに。同じ過ちを繰り返したくないステュは、一番の問題児アランを招待しないことにしていたが、ダグに説得されて渋々了承することに。花嫁の弟テディも加わり、タイへ降り立った一行は、このまま滞りなく2日後の結婚式を迎えるはずだった。しかし、その夜、彼らは焚き火を囲んで軽くビールを口にしただけのはずが、目覚めてみると見覚えのない場所に。なぜかアランは坊主頭で、ステュは顔にタトゥ、部屋には洋服をきた猿がいる。最悪なのは義父が溺愛するテディが行方不明なこと。結婚式が明日に迫る中、とにかくテディを探すことにするのだったが…というストーリー。

二番煎じだってツッコミたくなる人がいるかもしれないが、そんなこと判ってやってる。ただただ、エスカレートさせるしかない一方通行の地獄道。それなりの覚悟で二番煎じをやってるんだから、野暮なことは言わないこと。とはいえ、アランが行かないなんて選択肢は有り得ないし、酩酊することは判りきっているので、さすがにどこかで目覚めるまでのくだりは、正直鬱陶しかったが、通行税みたいなモノだと割り切って我慢するしかない。通過したら、そこから先は見ごたえ充分。話にのめりこめる面白さ。

さすがに異国の地のできごとゆえに、その絶望感たるや前作を遥かに超える。私は、見知らぬ土地で、どこかに向かっているがなかなか到達できないという夢を見ることがあるので、妙にしっくりくる内容だったりする。下品でお馬鹿なシチュエーションであること極まりないのだが、小さなヒントを頼りに謎解きしていく展開は、前作同様にきっちりとミステリーに仕上がっているのが秀逸だ。
意外と英語が普通に使えてしまっているのが、ちょっと腑に落ちないが、そこまで制限を付けてしまうと逆につまらなくなったかもしれない。その他諸々、おかしな表現はある。最後も無理やりまとめた感じもある。だけど、細けーこたぁどーでもいいんだ状態。一緒になって“バンコクに囚われ”りゃあいいんだ。

やっぱりあの中国人は出すんだな…と思ったら、いきなり死亡(まあ、その先にひと展開あるけど)。さらにテディの指が落ちてるなんて、そういう一線は超えない作品なのかと思ってたけど、お構いなしだった。

ネタ晴らしはエンドロールで…ってのも前作と同じだが、下品さはグレードアップ。何だよ、指、自分で切てやがんの、アホか…って、腰砕ける。
まあ、さすがに続編はないだろう(やったら大した勇気だよ。失敗しても感心するわ)。花火が消える間際の最後の輝きに近い、おもしろくなりゃ何でもいいじゃないか! っていうなりふりかまわずさ。そういう感じかな。お薦め。
 

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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