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公開国:フランス、イタリア
時 間:129分
監 督:ジャン=リュック・ゴダール
出 演:ミレーユ・ダルク、ジャン・ヤンヌ、ジャン=ピエール・カルフォン、ヴァレリー・ラグランジェ、ジャン=ピエール・レオ、ジュリエット・ベルト、ジョルジュ・スタケ、ダニエル・ポムルール、ヴィルジニー・ヴィニョン、ブランディーヌ・ジャンソン、イヴ・アフォンソ、ポール・ジェゴフ、アンヌ・ヴィアゼムスキー、ミシェル・クルノー、ジャン=クロード・ギルベール、ラズロ・サボ、エルネスト・メンゼル、イヴ・ベネイトン、イザベル・ポンス 他
ロランとコリンヌは、別々に不倫しているが、表面上は仲のよい夫婦を装っている。コリンヌの父が危篤なのだが、母が遺産を独り占めしないか気がかりで、土曜日に、コリンヌの実家のあるワンヴィルに二人で出かける予定になっていた。都会の人々は、生活に疲れてみんなヒステリー状態となっており、出発時にバンパーをこすったくらいで隣人に銃弾を浴びせられる始末。また、いざ出発してみると、同じく週末旅行で郊外に向かおうとする人が多く、渋滞が発生。近道しようと迂回路を通るが、いらいらした人々は、あちらこちらで悲惨な事故を頻発させていた。結局、ロランとコリンヌも事故に巻き込まれてしまい車は大破、なんとかワンヴィルに向かう手段を見つけなければならなかったが…というストーリー。
芸術的に評価する評価を見ることが多いが、本当にそうか?と私は思う。
申し訳ないが、15分に一回眠れる。いや、冗談じゃなく、本当にそのくらい寝た。全部観終わるまでに、6時間くらいかかったと思う。
有名な渋滞のシーンにしたって、そりゃ渋滞の先にショッキングな状況が繰り広げられていたとしても、その前にあまりにもダラダラと渋滞のシーンを観せ続けられたら、普通飽きるでしょ。その後も、本人はインパクトがあるとおもって多用している、交通事故の血だらけの死体とか、何度も使われると飽きる。
長台詞なのに、画面がほとんど変わらないカットが多すぎて、観るのがつらすぎる。これは、フランス語を理解できる人が、耳と目で愉しむ作品であって、字幕を追って観る作品ではない。
当時の社会の空気がわかっていれば、風刺の部分も理解できるかもしれないけれど、今観てもさっぱりかと。それは、この映画が決して普遍性を持っていない証明ではないかと思う。
まさか、自動車社会への警鐘とか、そういうことなのだろうか。自動車社会は発展すると死屍累々になるから止めなさいって?
アフリカ人への差別は止めなさい、複数の人種が普通にミックスしている社会があるべき姿だって?今のヨーロッパの移民政策の失敗を見てただ、そんなことはくだらない夢想だってのが証明されている中、こんなの見せられても、「はいはい…、おじいちゃんもう寝ましょうね…」っていいたい気持ちになる。
政治体制を歴史を紐解きならが文化を批評するシーンも、なにがなにやら。中途半端な社会主義思想とニヒリズムが混じった史観は、聞いていてうんざり。根底に、現状のへの不満をぶつけたいだけ…とか、どうせ無意味…とか、そういうネガティブで邪悪な思想が垣間見える。
もう、最後の食人のくだりにいたっては、何がいいたいのかもわからない。現在の人が、この作品がすばらしいすばらしいって、それは裸の王様でしょ。不条理なという狙いはわかるけど、芸術性という意味では幼稚で完成度が低いと思う。本年度、観た作品の中で、一番時間を無駄にした作品。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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