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公開年:1972年
公開国:アメリカ
時 間:123分
監 督:サム・ペキンパー
出 演:スティーブ・マックィーン、アリ・マッグロー、ベン・ジョンソン、アル・レッティエリ、サリー・ストラザース、スリム・ピケンズ、ボー・ホプキンス、リチャード・ブライト、ジャック・ドッドソン、ダブ・テイラー、ロイ・ジェンソン、ジョン・ブリソン 他
コピー:マックイーン+ペキンパー…… この映画界最大の2人が 全世界に叩きつける 血のバイオレンス・アクション!
銀行強盗の罪で10年の刑に服するマッコイは、4年間服役したところで突然釈放される。実は、この釈放は、地方政界の実力者ベニヨンが、町銀行を襲い奪った金を山分けすることを条件に仮釈放に手心を加えると持ちかけたものだった…というストーリー。
井筒監督の書籍で本作が紹介されていたので、いつか観ようとメモ帳に書いていたのだが、100円レンタルキャンペーン中だったので、借りてみた。ペキンパー監督の作品を観るのは初めてである。コピーで言うほど、“血のバイオレンス”ではないかな。後半は犯罪ロードムービー的な感じに。
説明的なシーンや演出が無く、ちょっと投げっぱなしの感はある。しかし、不徳な疾走感みたいなもので貫かれていて、乾いた砂漠を転がる空き缶みたいな彼らの逃走劇から、最後まで目が話せない。
必要以上に説明される映画ほど、興醒めするものはない。昨今、観客に判って貰おう貰おうと、それがセオリーであるかのように一生懸命説明するものが多くて、若干バカにされている気になることもある。“これ何だ?どういう意味?”と考えさせるのも一つのおもしろさだと思うし、映画に集中させる有効な手法だ。そういう意味で、本作は、実にうまいというか丁度良いと思う。
観進めていくと、不思議な既視感があったのだが、1980年前後の日本映画の雰囲気に似ているかも。もしかすると、日本の映画監督達に影響を及ぼしているのかもね。
まったく受賞歴やノミネートが無いのが実に不思議。世の中の評価もあまり高くないのだが、なぜだろう。展開が行き当たりばったりに見えて、練られていないと感じる人がいるかも…。でも、謗るほどでは無かろう。私は結構評価したい。これを機会に『ワイルドバンチ』『わらの犬』を観てみようと思う。最近のヘタなサスペンスものを観るくらいなら、本作を観ることをお薦めする。昨日の『コラテラル』と本作とどっちを観たほうがいい?と聞かれたら、本作かなぁ。
ただ、日本語吹替え音声が無かったのはちょっとつらかったかも(TV放映はあったはずなので吹替え音声は存在するはずなんだが)。後にリリースされたものには、ついてるのかもね。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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