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image1093.png公開年:2005年 
公開国:フランス
時 間:81分
監 督:フランソワ・オゾン
出 演:メルヴィル・プポー、ジャンヌ・モロー、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、ダニエル・デュパル、マリー・リビエール 他
コピー:余命3ヶ月――。あなたには何が残せますか?




写真家の青年ロマンは、ある日、ガンで余命3ヶ月との宣告を受ける。しかし、残された時間を苦痛で過ごすことをきらい化学療法を拒否。運命を受け入れ、死と向き合おうと決める。いまいち折り合いの悪い家族には病気のことは言わず、ゲイである彼は恋人サシャに一方的に別れを告げる。そして、唯一心のままを話すことができる祖母の元へ向かい、自分の苦しみを打ち明けるのだが…というストーリー。 

まあ、死を宣告されたストーリーとなれば、周囲の人と苦しみを分かち合うとか、病で痩せこけていく姿を見せながらのお涙頂戴的な展開だとか、そういうのがありがち。事をできるだけ荒立てず、比較的さらっと死を受け止めようとする本作の展開は、逆にリアルっちゃあリアルだし、ストレートっちゃあストレートな話だと思う。ありきたりな感想だけど、フランス映画らしいっちゃあフランス映画らしい。そういうさらっと感の薄皮の中ではちきれそうになる死への恐怖が、よく表現できているとは思う。

でも、主人公はストレートじゃない。どうも、そこが素直に映画を観られなかった原因か。
別にゲイに特別な偏見があるわけじゃないんだけど、ゲイ同士の赤裸々な性行為の描写とか、不妊で悩む夫婦との行為とか、はっきりいって吐き気がしてしまった。薬物をやってバーで相手を物色しては交わるような生活の主人公に対して、その苦しい気持ちを慮ってあげましょうって気には一切ならなかった。冷たい言い方かもしれないけど、“好きにしてください”という感情のみ。仮に男女間の行為だったとしても同じ感じかもしれない。だって『死ぬまでにしたい10のこと』の時も、別の男との行為に対して、私、引きまくってたものな。別にモラリストってわけじゃないんだけどさ。
#生まれてくる子供に全財産を相続する気になるのも共感できないし。

昨日の『L.A.コンフィデンシャル』に続いてだけど、あえて世の評価には逆らうよ(本作もネット上の評価はいいんだよね)。生理的に受け付けない。お薦めできない。
本当は途中で断念するくらいな感じだったんだけど、いくらなんでもまさかこれで終わらないだろう、なにかあるはずっていう思いで観続けたのだ。でも、なにも無かった。

#もう、こうなってくると、タイトルの“ぼく”にもムカついてくる。“ぼく”ってキャラじゃないでしょう。
 

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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