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image1602.png公開年:1964年 
公開国:イタリア
時 間:100分
監 督:ポセルジオ・レオーネ(ボブ・ロバートソン)
出 演:クリント・イーストウッド、ジャン・マリア・ヴォロンテ、マリアンネ・コッホ、ヨゼフ・エッガー、マルガリータ・ロサーノ 他





ニューメキシコの小さな町のジョーという男が立ち寄る。その町では、無法者のロホ兄弟と保安官のバクスター家がおり、その対立により無法地帯と化していた。ジョーは、自分の早撃ちの能力を両陣営に売り込み始めるのだが…というストーリー。

この両陣営を巧み煽っていくっていうプロットはイソップ童話に匹敵するほどの、秀逸な寓話だと思うんだけど、その面白い要素は、元祖『用心棒』のほうが生きていると思う。
その一方、乾いた空気が漂う西部劇のほうが雰囲気的にはマッチしている。たしかに『用心棒』のパクりなんだけど、日本の時代劇よりも、本作のほうがしっくりくることは認める。本作は、格好よさと渋さで、話の醍醐味が表現しきれていない部分を補っている感じだ。

どっちの要素を重要視するかで好みは別れるところなんだろうけど、私は黒澤作品のほうが断然いいかな。クリント・イーストウッドのシブさよりも、桑畑三十郎のどこか飄々とした感じが好きなのよね。
それに、私が小さいモニタで観ているから悪いのかもしれないけど、悪役キャラの判別がつかないところが多い。字幕を追いながらだったせいか、混乱してしまって没頭できなかったな(特に夜間は)。4・5回戻して観たし。
世の評価が高いのは知っているが、個人的には良作の域まで届くか届かないかの線。おそらく吹き替えで観たら、かなりグっときたに違いない。山田康雄の吹き替え版で観たいところだが、私がレンタルしたのはスペシャル・エディションDVDじゃなかったのね。残念。

パクリだし、確かに話の筋も同じであることは間違いないんだけど、なんかまったく別モノとしか思えないっていう、不思議な作品である。マカロニウエスタンが流行る発端となった作品らしいけれど、その勢いは確かに感じられる作品。

#なんか、泣くガキのシーンにイラっときてしまったのだが、もしかして私、心が汚れているのかしら…。

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