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image0604.png公開年:1994年 
公開国:アメリカ
時 間:143分
監 督:フランク・ダラボン
出 演:ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン、ウィリアム・サドラー、ボブ・ガントン、ジェームズ・ホイットモア、クランシー・ブラウン、ギル・ベローズ、マーク・ロルストン、ジェフリー・デマン、ラリー・ブランデンバーグ、ニール・ジュントーリ、ブライアン・リビー、デヴィッド・プローヴァル、ジョセフ・ラグノ、ジュード・チコレッラ、ポール・マクレーン 他
受 賞:【1995年/第19回日本アカデミー賞】外国作品賞


妻とその愛人を殺した容疑を懸けられた銀行副頭取のアンディ。彼に不利な証拠が重なり無期懲役の判決が下り、ショーシャンク刑務所送りとなってしまう。はじめのうちは、身に覚えの無い罪に納得できず、収監生活に戸惑うアンディだったが、徐々に彼の魅力的な人柄が他の受刑者に受け入れられ、馴染んでいくのだった。20年の歳月が流れた頃、新たに収監された囚人から、彼が冤罪であるという証拠話を聞かされ、アンディは再審請求を所長に申し出るのだったが…というストーリー。

ここのところ、すっきりしない作品ばかりでうんざりぎみだったので、カタルシス確実な作品を。3年と空けずに繰り返し見る作品である。もちろんDVDは購入済で、棚に鎮座している。

『フォレスト・ガンプ/一期一会』にもっていかれちゃって無冠状態だけど、これほど“無冠の帝王”って名前がぴったりな作品は無いね。

諦めない姿に感動したという意見が多いのだけれど、私はそれほどこのプロット自体が優れているとは思っていない。冤罪で収監されたが諦めることなく、悪い看守たちを出し抜いて遂に脱走を果たす…っていう話は、それほど新規性があるものではない。
この作品が優秀である所以は、伏線の回収のウマさ。
まず、大抵の作品は、「あ、これあとで伏線になってくるな…」ってのが判るものだが、本作は伏線がセットアップされたことにすら気付かないところが多い。そして、伏線のセットアップから回収までの長さが、その伏線ごとに絶妙にまちまち。まるで、球種がたくさんあるピッチャーにいいように三振に取られちゃった感じ。完全にタイミングをはずされて空振りながら「ここで、そんな山なりカーブ放り込んでくるか~」って感じ。それも4打席連続三振をくらったみたい。

冒頭のアンディのストーリーとレッドのストーリーの、絡み合いも絶妙である。そして最後は友情によってその筋が一本になっていく。たまりませんな(まあ、それも伏線の回収みたいなもんなんだけど)。こんなシナリオが書けるなら、寿命が5年短くなっても文句は言わない。

明日から、また次の作品を観る気力は湧いてくる。今更、本作を観ていないという人は少ないと思うが、万が一存在するならば、死ぬ前に間違いなく観るべき作品。無人島に3本映画をもっていけといわれたら、間違いなくチョイスする一本。



負けるな日本

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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