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公開年:2003年
公開国:カナダ、スペイン
時 間:106分
監 督:イザベル・コヘット
出 演:サラ・ポーリー、スコット・スピードマン、デボラ・ハリー、マーク・ラファロ、レオノール・ワトリング、アマンダ・プラマー、ジュリアン・リッチングス、マリア・デ・メディロス、アルフレッド・モリナ 他
ニミネート:【2003年/第16回ヨーロッパ映画賞】作品賞、監督賞(イザベル・コヘット)
コピー:彼女は23歳。あと2ヶ月の命。初めて「生きる」と決めた。
23歳のアンは、母親の家の裏庭にあるトレーラーハウスで失業中の夫と幼い2人の娘と暮らし。大学の清掃のアルバイトで家計を支えているが、ある日、突然腹痛に襲われて病院に運ばれる。検査の結果、医師から進行性の癌で余命2ヵ月と宣告される。彼女はこのことを誰にも打ち明けないと決意し、ノートに死ぬまでにしたいことを10項目書き、その10項目を実行していく…というストーリー。
もう、最悪だ。原題は“MY LIFE WITHOUT ME”私のいない私の人生、死んだあとのあなた達の生活も私の人生よ…。ラストに題名パーンでエンドロール。いいじゃないすか。小じゃれた短歌がスパーンときまったみたいな感じで、悪くないよ。
だけどさ、“死ぬまでにしたい10のこと”って邦題を聞かされたら、もう、観る前から、死の宣告をされて死ぬまでにしたいことを10個書くんだろうなってことはわかるわけだ。その状態になるまでの、体調が悪くなったり検査したり医者と話したりの数十分、海外の人はどうなるの?どうなるの?って観ているところを、われわれ日本人は、事前にどうなるのか100%知ってしまってるわけだよね。どういう心持ちで観ればいいのだよ。なんで、こんなつまらない思いをしなければいけないのだよ。
客を呼ぶために気を惹く邦題を考えるのは結構なことだが、内容をバラして面白さを軽減させるなんて、配給会社として最低だろうが。松竹はバカなのか?
内容としては、この主人公に少しでも共感できるかどうか、想像できる体験があるかどうかで、感情移入できるか否かが決まってくると思う。だからピンとこない人には全然ダメ。特に不倫のところは意見のわかれるところだろう。もちろん私はまったく感情移入できず。でも駄作とはいえない、独特の間合いや空気感、もしかすると、この監督は化けるかも…そんな予感がするので、次作も観てみようという気にはなる。
で、プラマイゼロで及第点なのだが、バカな邦題のせいで駄作になってしまった。日本ではこんなありさまになって台無しにされてますよ!と監督に教えてあげたいよ。かわいそうに。
結論としてはお薦めしないけれど、あくまで邦題の責任だからね。これがなければ、私はまあまあの作品としてお薦めしていたのは確実。あまりに監督がかわいそうだから次作も観ることにするよ。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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