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公開年:2009年
公開国:日本
時 間:125分
監 督:宮藤官九郎
出 演:宮崎あおい、木村祐一、勝地涼、田口トモロヲ、三宅弘城、峯田和伸、ピエール瀧、佐藤智仁、波岡一喜、石田法嗣、広岡由里子、池津祥子、児玉絹世、水崎綾女、細川徹、我孫子真哉、チン中村、村井守、星野源、田中馨、伊藤大地、浜野謙太、田辺誠一、哀川翔、烏丸せつこ、犬塚弘、中村敦夫、UG、JAPAN-狂撃-SPECIAL、遠藤ミチロウ、仲野茂、日影晃、佐藤一博、平間至、箭内道彦、ユースケ・サンタマリア、佐藤浩市 他
コピー:好きです!パンク!嘘です!
レコード会社の新人発掘部に在籍する契約社員・栗田かんなは、ネット上で偶然“少年メリケンサック”というパンクバンドののライブ映像を見つけ、成功の予感を抱き契約交渉をすることに。少ない情報から居所を探し出したものの、現われたのは50歳を過ぎのオヤジ。ネットで見た映像は25年前のものだった。ところが、ネット上で少年メリケンサックの話題が一人歩きしてしまい、後に引けないかんなは、見るも無残な暴走オヤジパンクバンドを引き連れ全国ツアーに出るハメになる…というストーリー。
同じように売れないバンドを軸に進む話といえば『フィッシュ・ストーリー』。そちらは高く評価させてもらった。良くも悪くも、このスケール感が今の日本映画ということなんだろう。本作も、良いとか悪いとか考える以前に、そこそこ普通に楽しめてしまっただけに、タチが悪い問題なのかもしれない。
宮崎あおいの演技(というかかわいさ)を評価する声がたくさんあるが、私の感覚がマイノリティなのか、ぜんぜん好みじゃなくって、まったくかわいいと思えず、そのかわいさとやらには、ごまかされなかったと思う(なぜだかわからんが、彼女の顔を見てるとマイケル・ジャクソンを思い出してしまって。鼻の形かな?)。それを差し引いて、そこそこ楽しめたのだから、成立しているのだろう。成立しているといっても、ストーリー的には、つじつまが合わないというか不自然な展開がたくさんだし、ラストも何をどうしたいのかピンとこなくて、ノリでごまかされたな~とは思う。でも、目くじらたてもしょうがないのかな…と。これは、評価が高いのではなく、あきらめというか、どうでもいいというか…。私は日本のテレビドラマをあまり見ないので、前作の『真夜中の弥次さん喜多さん』が、クドカンをちゃんと観た最初かもしれないのだが、話のほつれかたというか、とっちらかし方は、本作も同じ印象(ウマいとは思うけれど)。“発散”ばかりでなく、もうすこし“集約”の妙というものを見せてほしいかなと。
ポスターにしても公開直前のアオリ番組にしても、小ギレイな紹介しかしてなくって、どっちかといえばおしゃれなテイストの作品と思わせたろう。実際は、汚いしグロい表現もあるし、『舞妓 Haaaan!!!』みたいなのを期待した人は、ちょっとがっかりだったんじゃないかな。まあ、これは、配給会社の売り方の問題なんだけど、こういうことを続けてると、まあ、劇場にいかなくてもDVDが出てからでいいか…っていう層が増えるだけなので、目先の興収を増やすためだけに虚像プロモーションは危険だね。ますますTVのスペシャル版みたいな映画しか客が集まらなくなる。
小汚いコメディ映画であることを踏まえて、かつ宮崎あおいがかわいいと思える人には、及第点以上だと思うのでどうぞ。そうでない人でも、番組改変期の見たい番組のない夜長に観るには適度な作品かと。
#私、TELYAの曲が、頭をリフレインしているので、パンク精神は無いのだろうね。でも、パンク愛みたいなのが見えてこなかったところをみると、クドカンにもパンク愛はないんだろう。よくわからんけど。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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