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公開年:2009年
公開国:アメリカ
時 間:123分
監 督:ハウメ・コジェ=セラ
出 演:ヴェラ・ファーミガ、ピーター・サースガード、イザベル・ファーマン、CCH・パウンダー、ジミー・ベネット、アリアーナ・エンジニア、マーゴ・マーティンデイル、カレル・ローデン、ローズマリー・ダンスモア 他
コピー:この娘、どこかが変だ。
3人目の赤ちゃんを運悪く流産したケイトは、その耐え難い苦痛から精神不安定となり、家庭の安定を脅かしかねない状況に。そこで夫婦は養子を迎えることを決意し、地元の孤児院を訪れる。そこで、聡明で大人びた少女・エスターに惹きつけられ彼女を養子として引き取ることにしたが、やがてエスターの恐るべき本性に気づいてしまい…というストーリー。
子供がいないというならわからないでもないが、すでに2人いるのに何でさらに養子を取らねばいけないのか。それも、小さい子ならまだしも、上の子を同じ年くらいというのが、まったく理解できない。
とにかく導入部の演出は回りくどいしテンポも悪い。妙に音で驚かせようという演出が続くのだが、それは映像的に驚かす演出が得意ではないからかも。効果的な演出で惹きつける力に欠けるようだ。内容としては100分くらいでおさまるはずなのに、ダラダラと無駄な演出が多い。
ロシアから来た少女が、アメリカの手話ができる。最後の最後まで、まったく父親が疑わない。等々、不自然極まりない無理なシチュエーションの連続で、次第に観る気が失せてくる。ネタバレになるので、はっきりいわないが、早い段階で、この映画のオチが読めてしまっていた。そうならないでくれ…と祈っていたが、どんどんその方向にするんで行く。ツライ。
さらに致命的なのが、“子供は絶対に死なない”というアメリカ映画の暗黙のアホルールのおかげで、息子が死なないのが判ってしまうという、このつまらなさ。そこまでくると、イライラするだけの三流ホラー。
もうすこし「エスターが何者なのか?」という部分に比重を寄せたほうがよかったのではなかろうか。
最後の方では、精神を病んでいる人の行動ではなく、明確な目的と強い意志をもった人間になってしまい、根本ルールも破綻してしまったように見える。うまくやれば、次々と色んな家に貰われて、次々と家庭を壊してくという珍しいシリーズになったかも。21世紀のジェイソンになったかもしれないのになぁ。せめて長男だけでも殺していれば、なんとかなったかもしれない。残念。
まあ、『ホースメン』よりは面白い。暇つぶしとしては充分だが、強く薦めはしない。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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