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image1569.png公開年:1979年 
公開国:アメリカ
時 間:118分
監 督:スチュアート・ローゼンバーグ
出 演:ジェームズ・ブローリン、マーゴット・キダー、ロッド・スタイガー、ドン・ストラウド、マーレイ・ハミルトン、マイケル・サックス、ヘレン・シェイヴァー、ジョン・ラーチ、エイミー・ライト、ジェームズ・トルカン、ナターシャ・ライアン、エディ・バース、ミーノ・ペルス、エルサ・レイヴン 他
受 賞:【1979年/第62回アカデミー賞】作曲賞(ラロ・シフリン)


ニューヨーク州ロングアイランド。ジョージとキャシーのラッツ夫妻は、キャシーの連れ子3人との5人家族だが、子供をのびのび育てるために新しい家を探している。ある日、新聞広告に載っていた大邸宅を訪れたが、そこは1年前、長男が就寝中の両親と4人の弟妹たちをライフルで次々と射殺したといういわく曰くつきの家。案内した不動産屋はこの家で起こった1年前の事件について説明したが、夫妻は価格の安さに惹かれ購入を決める。ほどなく引っ越しをするが、その夜からジョージは体調を壊し…というストーリー。

一昨日の『パラノーマル・アクティビティ』を『エクソシスト』的な展開といったが、間違いだった。何日目…という演出や、霊の権威が退散したり、建物の感じはもちろん、最後にナレーションで終わる所など、『パラノーマル・アクティビティ』は、まるで本作のパロディムービーだといってもいい。

まあ、ホラー映画の定石っていえば定石なんだけど、残念なことに色んな点で至らない。まず、悪魔の仕業らしき家族への攻撃が地味。ラストの逃げるときの“階段から血”とか“井戸に落ちる”とかも、一切怖く感じられないし、神父は悪魔と一切闘わずやられっぱなし(まあ、それをやったら『エクソシスト』と同じになっちゃうんだけど)。蝿が出てるのでベルゼバブクラスの悪魔なのかと思ったが、結局正体はわからないし、仕舞いにはネイティブアメリカンがどうしたこうしたって、わけのわからない方向に発散しはじめる始末。

さらに、ストーリー構成にも問題がある。冒頭、水辺の小屋について触れていたので何かの伏線なのかと思ったが、何にも使われないし。娘が友達になった霊も、それ以上の展開はないし。ここまでくると、反則ぎみでも子供への攻撃をエスカレートするしかないんだけど、窓に手をはさんだだけでおしまいだし。犬を置いていくのか?ってところが一番ドキドキしちゃうという、そんなお粗末なレベル。

当時の世相を反映してるって感じでもなさそうだし、単にオカルトブームに乗っかっただけかも。実話ベースだっていうんだけど、何か打算的な作為の臭いがプンプンする作品。多分、創作部分がほとんどなんだと思う。凡作中の凡作。あえて観る必要はない。お薦めしない。

#まあ、顔みたいなデザインの家で、始めっからイヤな予感はしてたんだけどさ…。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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