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公開年:2012年
公開国:アメリカ
時 間:92分
監 督:クリス・バトラー、サム・フェル
出 演:アコディ・スミット=マクフィー、タッカー・アルブリジー、アナ・ケンドリック、ケイシー・アフレック ミッチ、クリストファー・ミンツ=プラッセ、レスリー・マン、エレイン・ストリッチ、ジョン・グッドマン、ジェフ・ガーリン、バーナード・ヒル、ジョデル・フェルラン 他
ノミネート:【2012年/第85回アカデミー賞】長編アニメ賞
 【2012年/第66回英国アカデミー賞】長編アニメ賞
 【2012年/第18回放送映画批評家協会賞】長編アニメ賞
コピー:死者と話せる少年(パラノーマン)が、迷える<心>を介抱する。


ブライス・ホローという町には、300年前に魔女狩りが行われていたという言い伝えがある。町はその伝説を利用して、魔女のマークのグッズを販売するなど観光資源として利用していた。そんな町に住むノーマン少年には、死者と会話ができるという特殊な能力があった。しかし、そのせいで学校でも家族からも、すっかり変人扱いされてしまっていた。そんなある日、すっかり疎遠だったプレンダーガストおじさんがノーマンの前に現れる。おじさんは、自分にも死者が見えるという。そして、300年前に封印された魔女の魂が悪事をしようとするのを死者と話せる人間が長年防いできたという。自分の死期を感じていたおじさんは、ノーマンのその役目を引き継ごうというのだ。やがておじさんは自宅で発作をおこし死んでしまうのだったが…というストーリー。

『コララインとボタンの魔女』と同じ監督、スタッフによる作品。ストップモーションアニメとCGのミックスという手法も同じ。オールCGにしか見えないし(エンドロールを観るまでは、ストップモーションアニメだと思わなかった)、どっちかに寄せた方がいいんじゃないの?って思うかもしれない。でも、基本的にストップモーションが得意な人たちで、それをCGで補完するという手法が一番(出来映えの面でも費用面でも)効果的なんだろう。出来がよければそれでいいわけで、観客は手法を気にする必要はない。

ストーリーは、王道のホラー。特殊能力をもっている人間が疎外感を感じながら生きている。そこに幽霊やゾンビが登場し、町はパニックに。主人公は良い意味でも悪い意味でもキーマンとなる。そこに友情物語や、家族の絆などを絡めながら、町にかけられた呪いと、呪いの主を救うために四苦八苦する。ある意味、基本中の基本を忠実に描いている。ホモ兄貴とかビッチ姉貴とか、そういう脇キャラ設定も、80年代ホラーの臭いがする。

おそらく、アニメ作品じゃなければ、凡庸すぎて見向きもされない作品だと思うが、さほど可愛げも味わいも薄いキャラクターと、正統派ホラーの振幅がユニークといったところか。
特別面白いわけではないが、マジメに作ったことは伝わってくるし、作っている人たちもきっといい人たちなんだろうな…と感じる作品。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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