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公開年:2013年
公開国:アメリカ
時 間:100分
監 督:M・ナイト・シャマラン
出 演:ウィル・スミス、ジェイデン・スミス、ソフィー・オコネドー、ゾーイ・イザベラ・クラヴィッツ、リンカーン・ルイス、サッシャ・ダーワン、クリス・ギア、イザベル・ファーマン、クリストファー・ヒヴュ、デヴィッド・デンマン、ダレル・フォスター 他
コピー:1000年後の地球。そこは人類に牙をむく緑の惑星。
危険は目の前にあるが、恐怖はお前の中にある。
西暦3072年。人類は知友の自然環境を破壊してしまい、1000年以上前に遠く離れたノヴァ・プライムに移住していた。ノヴァ・プライムには先住民がおり、彼らは人類を抹殺する巨大生物“アーサ”をつくり人間の侵略に対抗した。アーサは、人間の恐怖感で生じる微かな臭いを検知し、人を襲撃する。人間も、アーサに対抗するレンジャー部隊を組織して長らく戦闘を繰り広げてきた。現在のレンジャー部隊の最高司令官サイファ・レイジは、恐怖心を抱くことがないためアーサから見つかることがないという特殊能力の持ち主で、数多くの仲間を救った伝説の男。そして彼の息子キタイも、父と同じようにレンジャーを目指して訓練を受けていたが、精神面での問題があり落第してしまう。サイファは、妻の薦めもあって、キタイを次の宇宙遠征任務に同行さることにする。しかし、宇宙船が小惑星嵐に遭遇し故障。緊急的に第一級隔離惑星に不時着を試みるも、宇宙船は二つに折れて墜落してしまう。生き残ったサイファとキタイは、緊急信号を発しようとするが、発信機は機体から遠く離れた位置に落下していた。サイファが骨折して動けないため、キタイが発信機探索に向かうのだったが…というストーリー。
驚愕のクソ映画『エアベンダー』から3年。久々のシャマラン監督作品。脚本にも参加しているってことで、往年のノリを期待したが、お話の原案はウィル・スミスとのことで、シャマランっぽさは皆無といってよい。実は、全部、キタイを鍛えるため(潜在能力を開眼させるため)の、お芝居だったりして!なんて、のを期待したけど、そんなことはなかった。
ウィル・スミスは足を骨折して動けない役なので座っているだけ。つまりアクションはほぼ無し。おまけに、動き回るのは息子のジェイデン・スミス演じるキタイばかり。父親のサイファは“無感情”に近い役だし、親子のコミュニケーションも遠隔通信だし、父親は気絶しそうだし、終いには通信は途切れちゃう。ライオンが子ライオンを鍛える的な演出は、きわめて薄い。
これ、SF設定にしちゃったのが逆効果なんじゃないかと思う(ウィル・スミスの原案の段階ではSFじゃなかったらしいのよ)。不時着していろいろ壊れているとはいえ、便利ツールが盛りだくさん。この万能感が危機感を削いでいる。途中、いろんな動物に襲われてピンチになるが、よくわからん生物に襲われても、痛みとか伝わってこないし。キャンペーンで来日するたびに見せる、クソガキっぷりに閉口させられるわけだが、やんちゃしても許されるくらいの演技力でもあれば納得してあげるのだが、学芸会的なオドオドしたり苦しんだりする演技ばかりで、全然ピンチっぷりが伝わってこない。
#隠す必要も無いと思うので言っちゃうけど、墜落した星は実は地球でした…っていう設定が、驚きもないし、謎解きにもなっていないし、ピンチ脱出のポイントにもなっていないし、全然意味がないのね。
決定的に不足しているのが、“知恵”で乗り越えたっていう部分。“勇気”と“根性”だけで成長されても、いまいち共感しにくかったりする。
CGは素晴らしく、目が飽きることはないのだが、結果的には極めて普通の作品(『エアベンダー』に比べれば)。少年のグローインアップムービーを作りたかったのなら、シャマランにお願いするのが間違っていたんじゃなかな。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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