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公開年:2012年
公開国:アメリカ
時 間:97分
監 督:アンドリュー・ドミニク
出 演:ブラッド・ピット、リチャード・ジェンキンス、ジェームズ・ガンドルフィーニ、レイ・リオッタ、スクート・マクネイリー、ベン・メンデルソーン、サム・シェパード、ヴィンセント・カラトーラ、トレヴァー・ロング、マックス・カセラ、スレイン、リナラ・ワシントン 他
ノミネート:【2012年/第65回カンヌ国際映画祭】パルム・ドール(アンドリュー・ドミニク)
コピー:その男は優しく、殺す。


大統領選挙が行われている最中の2008年のニューオリンズ。出所したばかりのフランキーは、獄中で知り合ったジョニーの強盗計画に乗る。その計画とは、犯罪組織の賭場から大金を奪うというもの。過去にその賭場は強盗にあっていたが、雇われ支配人マーキーがその強盗は自分がやったと吹聴しまくっていたため、もし同じ事件がおこれば真っ先に疑われるのはマーキーだというのだ。マーキーは仲間のラッセルと共に賭場に押し入り、まんまと強奪に成功。被害にあった組織は事件の解決をディロンに任せようとするが、彼が病気療養中だったため、殺し屋ジャッキー・コーガンに依頼することに。ジャッキーはさっそく行動を開始するが…というストーリー。

いかにもペーパーバックの犯罪小説って感じで、ノリも雰囲気もよい。派手な展開は機体できないが、シニカルでニヒルな内容を期待した。大統領選挙の最中っていうのがミソで、アメリカらしさとか国民としてのアイデンティティや同朋意識なんていうものを、アメリカって単なるビジネスだろ?と言って憚らない主人公の割り切りがおもしろい。犯罪なんで共感することはないんだけど、私たち一般人も究極的に国と金のどっちを重要視すべきなんだ?という問いかけをずっとされている気分になる。大統領選でオバマの演説が、ただの綺麗ごとにきこえちゃう(←たぶん、これがやりたかったんだと思う)。

ただし、残念ながら事件の展開がわかりにくいし、わかったからといってさほど面白くない。これがいけない。マーキーが疑われるが、ジャッキーはマーキーじゃないのはわかってるけど流れ的にマーキーが狙われるのは仕方ないだろ…と割り切る展開はよい。ただ、その後、フランキーがはじめた麻薬ビジネスの相棒がディロンの部下ということがわかり焦る…という展開が、いまいちピリっとこない。

あとは、ジワジワと“失敗する”としか思えない脂汗が出るような状況を愉しめるかどうか。たぶん半分以上の観客が、物足りなさを感じて終わったに違いない。結構な数の観客が、タランティーノ的な作品を期待していただろうしね。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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