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公開年:2013年
公開国:日本
時 間:119分
監 督:橋本一
出 演:大泉洋、松田龍平、尾野真千子、田口トモロヲ、波岡一喜、池内万作、安藤玉恵、冨田佳輔、土平ドンペイ、佐藤かよ、桝田徳寿、篠井英介、ゴリ、矢島健一、マギー、永倉大輔、麻美ゆま、徳井優、近藤公園、筒井真理子、片桐竜次、松重豊、渡部篤郎 他
ノミネート:【2013年/第37回日本アカデミー賞】助演男優賞(松田龍平)、助演女優賞(尾野真千子)
コピー:四つの運命は、【謎】で出会う。さあ、冒険のはじまりだ。


札幌ススキノ。探偵“俺”が行きつけにしているオカマ・ショーパブ“ケラーオオハタ”のママ、マサコちゃんが自宅マンション一階のゴミ置き場で何者かに殺害される。マサコちゃんが手品が得意で、マジックコンテストに参加したところあれよあれよとTV中継もされる全国大会に出場することになってしまったのだが、優勝した翌日に殺されてしまったのだ。警察の捜査は進展しないまま数ヶ月が経過。仲間たちのもこの件に触れようととはしないため、不振に感じた探偵が調査をすると、マサコちゃんが地元の大物二世議員・橡脇孝一郎と付き合っていたという事実が判明する。そんな探偵の前に、有名美人バイオリニストの河島弓子が現われ、マサコちゃん殺しの犯人を捜すと息巻く。マサコちゃんは彼女の大ファンで、何度となく彼女(?)の応援に救われてきており、その恩返しをしたいのだという。探偵は彼女に自分は動かずに、金をだして自分に捜査を依頼しろ…となだめ、相棒の高田と共に真相究明に乗り出すのだったが、橡脇を支持する集団や、橡脇に恩を売ろうとするヤクザ花岡組が、探偵の命を狙い襲撃を繰り返すようになり…というストーリー。

TV放送していたようだけど?面倒くさいのでレンタルしてきた。
前作は、ああ札幌が舞台かぁ…、しっかりロケしてるなぁ…というご当地ムービーとしてのすばらしさを堪能したわけだが、今回はしっかり内容を愉しんだ。オカマのショーパブが札幌らしいか…といわれると、当たってるようなあ当たっていないような…(笑)。
前作もそうだったけど、室蘭、中山峠…と札幌を離れると、なんか位置関係、距離関係が何か変な感じなるんだけど、地理が詳しい人からみてどう思う?
#あげ芋は一個喰ったら、十分だ

フィクションなので目くじらたてるなよ…といわれそうだけど、ものすごく違和感を感じるのが、橡脇支持者が自発的に集まっており、それが地元民であるという設定。
原発反対派(であること自体は別にいいんだけど根本的姿勢が間違っている)の議員の応援演説に、実際の札幌市長がノコノコ出演しているといる滑稽さはご覧のとおりで、実際、原発反対のデモは北海道庁前では定期的に行われていたりする。しかし、本作のエキストラのような小奇麗な見た目でもないし、あんなに人数はいない(でも、TVニュースではもっと人数がいるように見えるんだけど)。さすが、“試される赤い大地”といわれるだけの状況ではあるのだが、さすがに、“有志”が自然発生的に集まるという状況はありえない。沖縄の米軍基地反対デモが、ほとんど地元民によってなされていないのと一緒。これ、地元民じゃなくって、日本全国から集まってきた“プロ市民”という設定にすればよかったのに。それも一番特徴のある、バット振り回す人がやる物マネ、全部在阪球団のバッターのすればリアルだったのに。

それ以外は、良かったと思う。いきなりネタバレで申し訳ないけど(以下、ネタバレ注意)。

まーた依頼者が犯人かぁ?という、何割かの観客の予想を裏切ってくれたのは良かった。数ヶ月、時間を経過させるためだけに、わざわざ麻美ゆまを持ってくる必要性があったかとか、クリスチャンという設定をもう少し生かすことはできなかったのか…とか、冒頭の大倉山のシーンは掴みとして正解か?とか、橡脇陣営とか花岡組関係あたりが、微塵も勧善懲悪的な展開がなくてスッキリしないとか、ちょいちょい気になるところはあったけど、私は、前作の倍は愉しめたと思う。
犯人ははじめの方にすでに出ているという法則は、嫌いじゃないよ。

尾野真千子には申し訳ないが、いままでウマい役者だと感じたことはない。ヘタだとも思わないけど、地のキャラそのままに見えて仕方がないんだと思う。今回の役も、バラエティ番組とかに出ている本人と大差ないし。そういう意味では、大泉洋は大泉洋であって“探偵”なのかなコレ…と前回から思っている。だけど、今回のように狂言回しに徹しているような役なら、これもありだと思う。打って変わって松田龍平は、得な役だなと思う。

おそらく次回も作られるだろうけど、観ただけで北海道に行きたくなるような、ガッツリご当地映画にしてほしい。
#ところで、コピーの“四つの運命”って何を指してるんだ?と思ったものの、確認する気はおきない。その程度の作品ってことか…。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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