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公開年:2010年
公開国:日本
時 間:141分
監 督:三池崇史
出 演:役所広司、山田孝之、伊勢谷友介、沢村一樹、古田新太、高岡蒼甫、六角精児、波岡一喜、石垣佑磨、近藤公園、窪田正孝、伊原剛志、松方弘樹、吹石一恵、谷村美月、斎藤工、阿部進之介、上杉祥三、斎藤歩、井上肇、治田敦、高川裕也、辰巳ヒロシ、桜井明美、茂手木桜子、神楽坂恵、内野聖陽、光石研、岸部一徳、平幹二朗、松本幸四郎、稲垣吾郎、市村正親 他
受 賞:【2010年/第34回日本アカデミー賞】撮影賞(北信康)、照明賞(渡部嘉)、美術賞(林田裕至)、録音賞(中村淳)
コピー:命を、燃やせ。
将軍の異母弟で明石藩主の松平斉韶は、その領地において悪逆非道の限りを尽くし民や家臣を苦しめていた。家老間宮図書はそれを諌めるためために切腹憤死したが、将軍の配慮によって斉韶はお咎めなしとなる。それどころか、来春に斉韶が幕府の老中に就任することが決まっており、その人事を知る老中・土井利位は、密かに斉韶を討ち取ることを決意。かねてより良く知る御目付・島田新左衛門を呼び出し、暗殺の密命を下す。新左衛門は、甥の新六郎をはじめ十一人の腕に覚えある男たちを召集。後に加わる山の民・木賀小弥太を含む総勢十三人の暗殺部隊を組織し、参勤交代帰国途上の中山道落合宿にて斉韶を討つことにした。しかし、斉韶の腹心・鬼頭半兵衛もまたその動きを察知し、その守りを堅め…というストーリー。
エログロ&バイオレンス映画の旗手ながら、『ヤッターマン』や最近では『忍たま乱太郎』などのアニメの実写化と、“職業監督”を着実にこなす仕事人。そうやってスタッフ達に飯を喰わせ続けているのだと考えると、ただただ立派としか言いようが無い。だから、たまに本作のような、自分の趣味を自由に盛り込める作品に出会ったときくらい好き勝手にさせてあげてもいいじゃないか…という気になる。
1960年代の作品のリメイクらしい。ただリメイク作品とはいえ、本来三池監督がやりたかった部類の作品なんだと思う。その証拠に、本作におけるエログロ描写の容赦なさは、永井豪の『バイオレンスジャック』並(そういえば、永井豪とセンスが似てるかもしれん)。本来こういう表現が本職の人だから、嬉々としてやってるのが目に浮かぶ(おそらくオリジナルにはこの描写はないはず)。PG-12になってるけど、ちょっと中学生には見せたくないレベルなんだけどなぁ…(トラウマになっちゃう子いると思うよ)。
岸部一徳の例のシーンなど本当に必要なのか否か甚だ疑問なのだが、これを入れるのが普通っていう感覚の監督だからね。そういう意味では、昨日の『アウトレイジ』よりも振り切れているかもしれない。
観ていて力の入るシーンがたくさんあって、純粋に楽しめるチャンバラ映画に仕上がっているのでお薦めしたい。
ただ、自由にやりすぎて、役所広司が締めていなかったら、『SUKIYAKI WESTERN ジャンゴ』の二の舞になっていたんじゃないかとゾッとする面もある。
それにいくらなんでも小弥太が生きてるのは無理があるだろう。私は、新六郎も実は死んでいて、最後に自分の死体に躓いて…みたいなオチを予測していたのに、そうじゃなかったみたい。
新境地を開いたといわれる稲垣吾郎だが、確かにしっかりと狂人を演じてはいる。しかし、他作でも使ってみようという気になるかは微妙なところ。どうせ、他の役でも代わり映えのない演技に違いないし、逆にこの役のイメージがダブって使いにくい(本作で先にキャスティングしたもの勝ちってことだ)。
それに対して、いつもシュッとしたキャスティングばかりの伊勢谷友介は、こういう汚れた役のほうがマッチすることが判明し、仕事が増えること請け合いだろう。
また、CGを極力使わなかったのは結構なことなのだが、逆に部分的に使用した箇所が目立ってしまったのはちょっと残念かも。照明や美術などアナログな部分のデキがすごくよかっただけにね。
#オリジナルを観てみたくなった(レンタルしてるかな?)
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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