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公開年:1994年
公開国:日本
時 間:108分
監 督:山下賢章
出 演:小高恵美、橋爪淳、米山善吉、柄本明、中尾彬、佐原健二、吉川十和子、斉藤洋介、大沢さやか、今村恵子、上田耕一、宮坂ひろし、木下ほうか、小堺一機、松村邦洋 他





G対策センターでは、二つのプロジェクトが遂行中。一つはテレパシーによってゴジラを操作しようとするTプロジェクト。南洋のバース島にリトルゴジラが生息していることから、ゴジラ出現の可能性高しということで、Gフォースの結城が常駐していた。そこに、Gフォースの新城と佐藤、Tプロジェクト側からは未希と千夏、大久保が派遣される。ほどなく、結城が仕掛けた罠にリトルゴジラがかかり、その悲鳴に呼び寄せられてゴジラが出現。Tプロジェクトメンバーは、ゴジラの高等部にテレパシー受信装置を打ち込むことに成功。さらに未希のテレパシーでゴジラをコントロールすることにも成功する。しかし、大久保の操作ミスにより未希が意識を失ってしまい、制御を失ったゴジラは海中へ退避してしまう。もう一つのプロジェクトは、戦闘ロボット・モゲラによるゴジラ制圧作戦で、すでに建造に成功。時を同じくして、地球に向って飛来してくる謎の物体があり、訓練飛行を兼ねてモゲラはその物体の調査に向う。しかし謎の物体はモゲラを退け、地球に急接近。とうとう地上に降り立り、怪獣の姿となって周辺を破壊しはじめる。接触時にモゲラに付着した物質の調査により、謎の物体がなんらかの理由により宇宙に飛び出したゴジラの細胞(G細胞)であることが判明。Gフォースは、スペース・ゴジラと命名された怪獣をを倒すべく、福岡に向うのだったが…というストーリー。

博多に出張に行ったので、博多が舞台の作品をなんとなくチョイス。なんでゴジラやねんというツッコミはあるだろうが、咄嗟に思い出したので。でも、20年前の博多の様子は全然違う。博多駅から天神方向の様子の街並みも雰囲気が違うし(ちょうど今回出張にいった場所だった)、バトル地の福岡タワーがあるシーサイドあたりもなにか、スカスカな印象。福岡ドームは1993年だから、この作品の製作年には存在するはずなんだけど、完全に無かったなぁ。Wikipediaをみたら“福岡ドームは同時期に製作中であった『ガメラ 大怪獣空中決戦』に登場するため造られなかった”の意味がわからん。名所なんてゴジラに壊されてナンボじゃろ。別の映画に出てたらなにが悪いんじゃ。よっぽど、スペゴジが神戸の街を壊すほうが問題だったろうに。
#鹿児島→熊本と北上していったが、ゴジラの歩く速度、どんだけ早いねん!というツッコミは無用(笑)

内容だが、大筋のプロットにヒネリもユニークさもない。新たな敵が来たので、ゴジラが迎え撃つだけ。それに、モゲラという懐かしロボットを登場させるというオッサンホイホイが加えられているだけ。ただ、製作側は、ゴジラと人間の心は通じ合えるか?というテーマを含めようとしていたと思われる。しかし、テレパシーでコントロールするという一連のくだりが、あまり効果を生んでいないため、そのテーマは死んでいる…といっても良いと思う。シナリオの練りが非常に甘い。

バース島で受信装置を打ち込み、結局は失敗したもののテレパシーを送り込んだことで、ゴジラと人間が通じ合えるようになった…という流れを作りたかったように思うが、ラストバトルでも、そのような描写をうまく作れていない。モゲラとのタッグマッチなわけだから、あれ?もしかして人間の気持ちが通じてるのか?という微妙な所作や、通じ合ってないとそんな連携できないっしょ!的なシーンを差し込むことはできたはずだが、普通のバトルに終始したと思う。挙句の果てには、バーサーカー状態のゴジラをリトル・ゴジラが沈めるというオチ。せめて、そこで、リトル・ゴジラと人間の思いが、テレパシーを通じてゴジラに伝わり…という感じにしないとね。
いや、たぶん、私が指摘したように作っているつもりなんだと思う。表現が稚拙で判りにくいだけ。その伝わらなさのおかげで、最後の受信機ポロリもただ取れただけで無意味になり、ゴジラがただの大魔神と化してしまっている。

しかし、最大のウリであるバトルシーン自体は、なかなか評価できると思う。ガツガツぶつかり合って、なんだかわからないが結局ゴジラが勝ちましたとか、後出しじゃんけんのように秘密兵器がでてくるとか、偶然の勝利とか、そんなのではなく、戦術的にスペゴジをコツコツを攻略。説得力のある倒し方という意味では、ゴジラのバトル史上、上位にくると思う。
とはいえ、取り立てて、ゴジラ好きじゃない人にお薦めするようなレベルではないが。ご当地ムービーとして、もっといろんな街並みや観光地を観せて欲しかったわ。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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