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公開年:2008年
公開国:アメリカ
時 間:109分
監 督:デヴィッド・エアー
出 演:キアヌ・リーヴス、フォレスト・ウィッテカー、ヒュー・ローリー、クリス・エヴァンス、コモン、ザ・ゲーム、マルタ・イガレータ、ナオミ・ハリス、ジェイ・モーア、ジョン・コーベット、アマウリー・ノラスコ、テリー・クルーズ、セドリック・ジ・エンターテイナー、ノエル・グーリーエミー、マイケル・モンクス、クリー・スローン 他
コピー:最期に頼れるのは、魂か、弾丸か。
ロス市警のトム・ラドロー刑事は、自分のやり方を曲げない一匹狼。飲酒して犯罪現場に単独で乗り込み、犯人の射殺も厭わないその強引さ手段に、同僚達からは浮いた存在となっていた。しかし、上司のジャック・ワンダーだけは、そんなトムを評価し、庇護していた。ある日、トムのかつての相棒だったワシントンが、トムを内部調査部に密告しようとしているという噂が耳に入ってくる。腹が立ったトムは、話をつけようとワシントンを尾行するが、立ち寄った店に2人組みの覆面強盗が乱入。たちまち銃撃戦となり、銃弾を全身に浴びたワシントンは死亡してしまう。犯人は逃走した上に、トムは無傷。さらに、その後の調査で、トムの銃から出た弾丸がワシントンに命中していたことが判明。この事件はトムによる計画的な犯行なのではないかと容疑がかけられる。トムは疑惑を晴らすために、独自に調査を始めるのだった…というストーリー。
ロス暴動のあったところだけに、韓国系をクソみそに扱う箇所がいくつか出てくる。白人と黒人の軋轢ももちろん描かれているが、韓国系はゴミ扱いに近い。ここまで直球な作品は、なかなか無いかも。
で、チンピラたちをゴミ扱いして、捜査手順もなんのその、逸脱したなら多少は誤魔化せばいい…てな具合で、強引に悪人退治をしていくキアヌ・リーヴス演じるトム。一見、回りから嫌われてても世直し刑事ならいいじゃん!って思うんだけど、どうも脛に傷を持ってる感じ。かつての妻のことで若干心を病んでおり、勤務中も酒を飲んでいる。正義感なのか単に直情的な人間なのか、キアヌとは不釣合いなイラチなキャラクターなのだ。
そんな彼が、何かの陰謀に巻き込まれ、あやうい立場になっていく。どうもワンダーとその配下は、トムに火の粉がかからないように工作している模様。しかし、いつもはいささか脱法ぎみのトムだが、自分なりの正義のルールを持ってはいる。ワシントンを殺した犯人については捜査せず迷宮入りにしろだとか、ワシントンの妻が不当な扱いを受けていそうだとか、トムが大人しく眺めているわけにはいかない状況になってくる。
(以下、ネタバレあり)
なんとか独自でワシントンを殺した犯人を見つけようと努力し、はじめはトムを止める立場だった若手刑事ディカウントを巻き込んで、核心に迫っていく…と、悪くは無いストーリー展開なのだが、本作にはちょっと致命的な欠点がある。
冒頭で、だれが黒幕なのか、大半の人が気付いてしまうのだ。トムが誰かに利用されている…というシナリオ自体が崩れない限り、黒幕は彼しかありえない。途中、感じの悪い内部調査官が出てくるが、彼が黒幕ということは考えにくい。
#誰かは書かないが…
で、どんどん陰謀の霧が晴れていって、真実が見えてくるのだが、長々ともったいぶって結局、「やっぱりお前じゃん」ってことになる。その黒幕さんが、何でそんな事に手を染めたのか…とかそのクレイジー加減や、内部調査官のミッションとかは、非常にうまく設定してあるだけに、もう少しミスリードさえうまければ、そして黒幕を演じる役者が彼でなければ、もっと違ったのかもしれない。
ちょっとおしい作品。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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