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公開年:2010年
公開国:アメリカ
時 間:119分
監 督:ミシェル・ゴンドリー
出 演:セス・ローゲン、ジェイ・チョウ、キャメロン・ディアス、クリストフ・ヴァルツ、エドワード・ジェームズ・オルモス、デヴィッド・ハーバー、トム・ウィルキンソン、エドワード・ファーロング、ジェイミー・ハリス、チャド・コールマン、ジョシュア・チャンドラー・エレンバーグ、アナリー・ティプトン、テイラー・コール、ロバート・クロットワーシー、マイケル・ホールデン、ジェームズ・フランコ、アイリーン・ホワイト 他
ノミネート:【2011年/第20回MTVムービー・アワード】ブレイクアウト・スター賞(ジェイ・チョウ)、悪役賞(クリストフ・ヴァルツ)
コピー:俺たちが、悪を刺す!
新聞社創業者の息子であるブリットは、幼いころに母親を亡くし、父によって厳格に育てられたが、その反動で放蕩息子に成長してしまう。ある日、父が蜂に刺され急死してしまい急遽社長に就任。その後、父の運転手だったカトーから、父とカトーが秘密裏に数々のハイテクマシンを発明していたことを聞き驚愕するブリット。突然、正義に目覚めた(?)ブリットは、父の意志を継いで街の悪を一層することを決意。緑色のスーツとマスクに身を包み“グリーン・ホーネット”と名乗り活動を始める。さらに、単なる正義の味方よりも悪人を装った方が注目を集めやすいと考えたブリットは、新聞社の記事を利用してグリーン・ホーネッが悪者であることを吹聴するのだった。そしてハイテク機能満載の愛車“ブラック・ビューティー”で夜の街へ繰り出し、悪党退治に勤しむ二人だったのだが…というストーリー。
昨日の“RED”から“GREEN”へ。
TV版の『グリーン・ホーネット』のことをまったく知らない。なので、中国人の“カトー”って何の冗談だよ!って言いたくなったのだが、まあオリジナルがそうだから、しょうがないんだろう。昔はブルース・リーが演じていたそうで、それを知っている人は楽しめたのかしらね。
『バットマン』の主人公が能天気バカだったら…、そして、執事のじいさんがカンフーの達人だったら…っていうドリフのコント的な感覚で鑑賞させてもらった。昨今の、能力インフレ状態なアメコミヒーローの映画化がオンパレードな状態を考えると、こういう等身大ヒーロー映画はアリだとは思う。しかし、残念ながら生身ヒーローの味わいという点では、完全に『キック・アス』のほうが上。いや、『キック・アス』と比べてしまうと、本作には味が無いと感じるくらい差があるかも。
影でがんばってるのにぜんぜん報われないどころか、迫害されてんじゃねーのか?ってくらい扱われ方がひどいカトー。打って変わって自分勝手で人非人な主人公。方向性としては悪くないけれど、今一歩コメディーになりきれておらず、不快感が拭いきれていないのが敗因か。こういうのって、主人公に共感できる要素がないと、ノリきれない。心に傷もなく悪びれもせずに好き放題のお坊ちゃま。出自がよろしくないものの運動能力も高く、科学も工作能力も天才的な若者。この二人にシンパシーを感じるか?といわれると否だろう。これも敗因。金“だけ”はある、知恵“だけ”はある。でも社会的には全然認められていないミジメな人。そんな二人ががんばってますよ!っていう泥臭さを強調しないとダメなんじゃないのかな。私はそう思う。
いや、そんな熱いノリはまっぴらごめんで、軽く仕上げようとしているんだよ!と言うかもしれないが、製作側に飄々としたセンスがないんだろう、心地よい軽さには程遠い。
肝心の主役二人よりも、悪役のクリストフ・ヴァルツのほうが生き生きしていて魅力的に映ったかも。そして、くずれかかったキャメロン・ディアスも逆に良い感じ。それ以外は至極“普通”の作品。残念ながら続編はないと思う。ヒーロー物としては「そんなのもあったね…」と、このまま忘れ去られる作品かと。
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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