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公開年:2005年
公開国:アメリカ
時 間:140分
監 督:クリストファー・ノーラン
出 演:クリスチャン・ベイル、マイケル・ケイン、リーアム・ニーソン、モーガン・フリーマン、ゲイリー・オールドマン、渡辺謙、ケイティ・ホームズ、キリアン・マーフィ、トム・ウィルキンソン、ルトガー・ハウアー、ライナス・ローチ、ラリー・ホールデン、コリン・マクファーレン、ジェラルド・マーフィ、サラ・スチュワート、リチャード・ブレイク、ラデ・シェルベッジア、エマ・ロックハート、ガス・ルイス、クリスティーン・アダムス、キャサリン・ポーター 他
受 賞:【2006年/第15回MTVムービー・アワード】ヒーロー賞(クリスチャン・ベイル)
コピー:その男は「闇」から生まれた──。
不況に喘ぐ大都市ゴッサム・シティ。大富豪の息子ブルース・ウェインは観劇の帰り道、目の前で強盗に両親を殺害されてしまう。成長したブルースは両親を殺した犯人が仮釈放を求める審判の直後に殺害される現場を目撃。自分の中にある復讐心と正義との狭間で間が気苦しむブルースは、答えを求め放浪の旅に出る。やがて、デュガードという男と出会い、彼の薦めでヒマラヤの奥地に本拠地を構える“影の同盟”という組織と接触。そこで訓練を積んだブルースだったが、正義に対する考えかたの相違から組織から離脱。未だ犯罪が蔓延するゴッサム・シティに帰郷する。その後、執事のアルフレッドやかつて父の元で役員だったフォックスの協力を得て、全身黒装束のバットマンとなり、巨悪と対峙することを決意するのだったが…というストーリー。
昨日に続き、“ビギンズ”物。
渡辺謙の扱いが軽い…というか、渡辺謙には役不足という方が正しい。あのちょい役悪人しては存在感がありすぎるし、日本人だからかもしれないが、このまま単なる悪役で終わるとは考えにくく、まだ一展開あるのでは?と無駄な気を使わせる。
#ヒマラヤあたりにいる謎のアジア人が、アラブ系の名前で且つニンジャ集団を率いているという、よくわからない設定(詳しくないんだけど、原作コミックでもこんな感じなの?)。仏教といえばチベット仏教しか思い浮かばないくせに、忍術を駆使するニンジャが本気で存在すると思っていたりする。見たいものしか見ないおめでたさというか、アメリカ人の考えることはよくわからない。
前半は漠然とした社会悪と戦う展開が続くので何かぼんやりしているし、見えない敵とシャドーボクシングしているようで、滑稽に見えてしまう所もある。悪がはびこる街に現れるヒーローと市民との関係という意味では、『スパイダーマン』のほうがよく描けている気がする。
後半、スケア・クローが登場して敵がはっきりしてくると、ストーリーの焦点が合ってきて、面白くなってくる。ピリっとしないアクションや武器のギミックも、このあたりからおもしろくなってくる。
しかし、リーアム・ニーソン演じるヘンリー・デュガードが再登場してくると、またまたぼんやり状態に逆戻り(はっきりいって、最後のボトルは眠くなるほどつまらん)。だって、所詮生身のテロリストだもの。
武器や装備に関しては、できるだけ説得力のあるものにしようという姿勢が伺えるし、クリスチャン・ベイルの演技も“リアル・バットマン”にマッチしていて、非常に好感が持てる。しかし、ネタフリともいえる“影の同盟”のくだりが、時間を要しているわりにおもしろくないのが、本作の最大の難点。それにつきる。ストーリー構成と時間配分に、もう一ひねりほしかった。
本作のデキを見る限り、『ダークナイト』であそこまではじけるとは、だれが予測できただろうか。『ダークナイト』がなければ、凡作として片付けられたであろう作品。
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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