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公開年:2005年
公開国:アメリカ、イギリス
時 間:107分
監 督:ジュリアン・ジャロルド
出 演:ジョエル・エドガートン、キウェテル・イジョフォー、サラ=ジェーン・ポッツ、ジェミマ・ルーパー、リンダ・バセット、ニック・フロスト、ユアン・フーパー、ロバート・パフ 他
ノミネート:【2006年/第64回ゴールデン・グローブ】男優賞[コメディ/ミュージカル](キウェテル・イジョフォー)
コピー:幸せへと導くブーツ、お作りします。
田舎町ノーサンプトンの伝統ある靴工場の跡取り息子チャーリー・プライスは、家業がいやで、婚約者の転勤にくっついて自分もロンドンへ。しかし到着早々、父親が死んでしまい、突然に工場を引き継ぐことになってしまう。おまけに、実は倒産寸前だったことが判明。嫌々ながらも従業員を解雇するなど、どうにか工場を立て直そうとするが、解決策は見えず。そんなある日、ひょんなことから知り合ったドラッグクイーンのローラの悩みをヒントに、女装者向けブーツの開発に活路を見出す。はたして工場が立ち直るか…というストーリー。
いきなり褒めてしまうが、本作はかなりおもしろい。
冒頭30分の無駄を極力排除した編集は、敬服に値する。話の展開がお約束的で大体予想がつくところは、ポンポンとテンポよく進め、感情表現の部分や、演出的に見せたい部分はゆっくりと。この緩急こそ演出の妙。観客を乗せるツボがよくわかっている。
ストーリーとしては、ピンチと克服と成長という『フル・モンティ』や日本の『ウォーター・ボーイズ』なんかにも見られる、陳腐といってもよいほど使い古されたパターンなのだが、努力・友情・勝利といった少年ジャンプ的な匂いすら感じられ、見終わった後は爽快感があった(ちょっと語弊があるかも)。
素人の私がこんなこといっても仕方ないのだが、靴が出来上がった後、工場の人たちが踊り始めるシーンがあるのだが、もし、私が脚本家だったら、ここにこのシーンを挟めただろうか…と、考えさせられてしまった。私にはそれを放り込むバイタリティは無いかも。そういうシーン達が、ありきたりなパターンの映画を、更にその上をいく作品へとグレードアップさせているのだと思う。
いきなり、始めに「実話を元にしてます」という必要があるかは微妙なところだが、『カレンダー・ガール』のスタッフによるものらしいので、二匹目のドジョウ的なノリか。『カレンダー・ガール』は見ていないのだが、観ようという気がおこってきた。そのくらい楽しめた。
見終わった後に、にっこりした表情で終われる作品はそう無い(私はにっこりだった)。まったく受賞歴がないが、もっと評価されてよいのに…と個人的は強く強く思う。メジャーな役者も出ていないし、よくあるタイプの映画だし…という先入観は捨てて、是非観ていただいて、単純に楽しんでもらいたい。お薦めする。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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