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公開年:2005年
公開国:アメリカ
時 間:103分
監 督:ジョン・メイバリー
出 演:キーラ・ナイトレイ、エイドリアン・ブロディ、クリス・クリストファーソン、ジェニファー・ジェイソン・リー、ケリー・リンチ、ブラッド・レンフロー、ダニエル・クレイグ、スティーヴン・マッキントッシュ、ブレンダン・コイル、マッケンジー・フィリップス、ジェイソン・ルイス、ローラ・マラーノ 他
コピー:闇の先、君がいた
1992年、湾岸戦争で瀕死重傷を負ったジャック。帰国するも、後遺症による記憶障害に悩まされ続ける。ある日、ヒッチハイクの旅に出たジャックは、車の故障で立ち往生している母子に出会う。母親が正気を失うほど酔いつぶれていたため、代わりに車を修理してやり、娘のジャッキーからねだられた自分の軍時代の認識票をプレゼントして、そのまま母子とは別れた。その後、若い男の車に乗せてもらったが、途中で事件に巻き込まれ、そのまま意識を失ってしまう。目を覚ましたジャックは警官殺しの罪で逮捕され、精神病院へと送られてしまうのだった…というストーリー。
何年か前に観たはずなんだけど、完全に内容を失念。キーラ・ナイトレイがあんまりガリガリじゃなくて、とても魅力的。
フラッシュバックのビジュアル表現も好みだし、拘束衣でロッカーに入れられるシーンは、観ている側も拘束されている気分になって、息苦しくなるほど。よく伝わってくる演出。
なんとも不思議極まりない作品で、本当に何がどうなってるんだか、さっぱりわからず、先の展開も読めない。それ以前に、サスペンスなんだかサイコ物なんだがSFなんだか、ジャンル自体が読めない。
で、かなりの期待で終盤を迎えるのだが、SF的な要素をどう片付けるのかと思っていたら、ジャッキーとの愛でなぎ倒した感じ。ちょっと力尽きた感が否めないな。
過去だとはいえ子供と愛し合う神経もいまいちよくわからないし、ジャッキーが事情をあっさり把握しすぎるのも違和感がある。殺人事件のほうは片付けないで、タイムパラドックスで安易に片付けてしまった。その安易さが低い評価に繋がっている。せっかくのダニエルクレイグの怪演も、大した伏線になっておらず生きていない。タイムパラドックスであることを理解して、何かを変えようとしているはずなのに、何故かジャックが何をしたいかがぼんやりしていて、良く見えないからドキドキもしない。
せめて、最後にもう一ひねりあれば。本当に、シナリオの力が弱い。弱い。弱い。ただただ、おしいと思う作品。だから特段お薦めしない。
#こんなんじゃ、この監督も脚本家も次の仕事は、なかなかもらえないと思うよ。
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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