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公開年:2008年
公開国:アメリカ
時 間:108分
監 督:マーセル・ランゲネッガー
出 演:ヒュー・ジャックマン、ユアン・マクレガー、ミシェル・ウィリアムズ、リサ・ゲイ・ハミルトン、マギー・Q、シャーロット・ランプリング、ナターシャ・ヘンストリッジ、ブルース・アルトマン、アンドリュー・ギンズバーグ、パス・デ・ラ・ウエルタ、レイチェル・テイラー 他
コピー:会員制秘密クラブのルール
I名前や職業を聞いてはいけない
Ⅱ 待ち合わせはホテル
Ⅲ 手荒なことは禁止
Ⅳ 合い言葉「Are You Free Tonight?」
選ばれたエグゼクティブだけが集う秘密クラブ。導くのはエリート弁護士、ハマったのは孤独な男。待っていたのは運命の女と、罠──。
ニューヨークに暮らす実直な会計士ジョナサン。人付き合いも少なく、仕事場と部屋を往復するだけの毎日。ある日、ジョナサンが仕事をしている会社に、会計監査員として派遣された弁護士のワイアットが現れる。何気に交わした会話をきっかけに意気投合する二人。ワイアットは優雅なセレブ生活をしていたが、とあるきっかけで、エグゼクティブ専用の秘密のセックスクラブをジョナサンに紹介する。ジョナサンは美女との一夜限りの関係にのめり込んでいくが、かつて街中で見かけて一目ぼれした女性とクラブで出会ってしまう。彼は名前の頭文字が“S”であるその女性に特別な感情を抱いてしまい…というストーリー。
家を往復するだけの退屈で孤独な人生を送っていた。そんなある日、監査員として派遣された大手法律事務所で弁護士のワイアットと知合い、意気投合する。ジョナサンとは対照的に、セレブを絵に描いたような優雅な生活を送るワイアット。そして、ふとした偶然から、ジョナサンはエグゼクティブのための会員制秘密クラブを紹介され、美女との一夜限りの関係にのめり込んでいく。やがて、かつて地下鉄で見かけて一目惚れした女性とそのクラブで再会する。名前が“S”から始まることしか分からないその女性に溺れるジョナサンだったが…。
冒頭からヒュー・ジャックマンとユアン・マクレガーが絡んで登場。主役級が同じ画面にいて豪華に感じるんだけど、早々に消えるヒュー・ジャックマンで何かあるんだろうな…、このまま善人で終わったら、それはそれでビックリだけど、まあ有り得ないな…。大方の人がそう感じただろうし、実際にそうなる。
仰々しくコピーにまでして引っ張るほど、秘密クラブの件は重要ではない。コピーや邦題の“二度愛したS”みたいなセンスは、官能的要素を醸し出そうという意図のようだが、全然おもしろさに繋がっていない。
だれも指摘しないんだけど、うまくミスリードしているといえるのは、“犯人は私”系の話に見せかけている点である。そう、ワイアットとジョナサンが『ファイト・クラブ』みたいな関係か?と思わせている点。突然、ジョナサンの部屋にワイアットは登場するところなんてまさにそう。でも、残念ながらこの演出も、「いまさら、このギミックぅ?」ってウンザリさせはするけど、ワクワクには繋がっていない。
金融界の仕組みはよく知らないが、口座からお金を下ろすのにそんな特約をつけることが可能なのか?また、一旦開いた口座に後付けで、それも一方的に、手続き上の確証も不要でそんな特約を瞬時に付けられるものか。いくら会計士でもおそらく無理。さらに、自分の写真で相手のパスポートをサクっと作って持参…って、ずいぶん裏社会に通じた会計士さんですこと。ラストの女の行動もありきたりだし。
いや、根本的にその娼婦にそこまで惚れる確率はそんなに高くないだろうが。緻密に見せてるけど、とんでもなく杜撰な計画じゃないか。そう考えたら、瞬く間に陳腐に思えて仕方がなくなってしまった。
色んな策を弄したけれど、すべて躓いてしまった残念なシナリオである。ちゃんとした脚本家がつくったものなのかすら、甚だ怪しいデキ。もしかして脚本家のマーク・ボンバックって“アラン・スミシー”みたいなことだったり?(多分、違うと思うけど)
大体にしてヒュー・ジャックマンはあまり悪役が似合っておらず、スペインに渡ってからの演技が痛々しく見えるほど。彼を単純な悪役にするだけでなく、もう一枚なにか仕掛けがほしかったところだ。
別に観ちゃいけないとまでは言わないけど、私は観るのに費やした時間は無駄だったと思っている。お勧めしない。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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