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公開年:2008年
公開国:日本
時 間:129分
監 督:平川雄一朗
出 演:岡田准一、宮崎あおい、伊藤淳史、平山あや、緒川たまき、本田博太郎、北見敏之、山本龍二、根岸季衣、生田智子、堀部圭亮、池内万作、戸田昌宏、近藤公園、平岩紙、諏訪雅、浜田学、増本庄一郎、岩田丸、木幡竜、松岡恵望子、鈴木アキノフ、菅谷大介、佐野夏芽、澤純子、西田敏行、塚本高史、三浦友和 他
コピー:ひとりじゃない。
パチンコがやめられず借金まみれになり、挙句の果てにオレオレ詐欺に手を染める若者・シンヤ。若いこと売れない芸人に恋をした母の足跡を辿る寿子。25歳の崖っぷちアイドルを頑なに応援するオタク青年のゆうすけ。カリスマ・ホームレス“モーゼ”に心酔し、エリートサラリーマン人生を投げ出して自分もホームレスになったリュウタロウ。不思議な縁に導かれるように彼らの人生は次第に交錯していく…というストーリー。
“処女作にしてはウマすぎる”という、原作に対する評価を聞いたことがある。原作は未読だが、その評価は妥当なんだろうな…と思う。わたしには、そうそう書けそうもない。才能あるんでしょうな。ただ、好みではない。それに尽きる。
オレオレ詐欺犯と相手の心が通い合ってしまったら…という、その思いつきを、ただ一生懸命膨らましただけという気もするが、そのアイデア一本だけで充分すばらしい思いつきだと、評価してあげたいくらい。正直、不覚にもウルっときてしまったからなぁ。でも、逆にそれ以外の部分がポンコツにしか見えなかったのも事実。やみくもに各キャラを繋げすぎな部分には辟易してしまうし、アイドルオタクの部分だけ繋がりが薄いというアンバランスさが、なんとも気持ち悪い。
読んでいないのでわからんが、こういうディテールは原作に忠実なのかな。もしそうなら、映画というのは必ずしも原作に忠実に表現することはないのにな…と監督には忠告したい。本ではリアルに感じられても、いざ映像にしてみるとちょっと変なんてことは、よくあること。そこは躊躇なく演出を変える心構えがあってしかるべきなのだが、どうも、この監督の仕事からは、自分の作品をしっかり作ろうという気概が伝わってこない。どう贔屓目に見ても、“ちょっといい話”程度の域を出ることはないかな。
それ以前に、冒頭の借金まみれのくだりだが、身近にそういう人間がいたので、正視できないくらいイヤな感じに襲われた。なにが不快って、借金しちゃうってことも状況によってはあるよね…みたいな描写がイライラする。ギャンブル癖というのは依存症、病気だから。ちょっとでも格好よくみせようなんて空気を感じさせただけで、ワタクシ的にはアウトだね。スタッフも原作者も、そこそこ健全な家庭でお育ちの方々なんじゃないすかね…、少しでも経験していれば絶対にこんな表現はしないだろうな…、なんて思いながら観ていた。#パチンコはじめたところで、DVDの電源、一回切ったもんな。
まあ、個人的には、別のところに目がいっていた。それは、子供が持っていた黄色い傘は飛ぶシーン。じつは、私、以前浅草橋に住んでいたことがあって、あの場所は強く記憶に残っているのである。あそこを通ってよく秋葉原に行ったものである。いい思い出もイヤな思い出もいっぺんに湧き上がってきて鳥肌がたった。行った事があるシーンが映画に出てくると、ゾワっとくるなあ。そういう意味で、個人的に印象に残る作品なのだが、あくまで個人的な事情なので、皆様に勧めることはない。さほどおもしろくはないのよ。
#緒川たまきを久々にみた。相変わらずお綺麗で。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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