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公開年:2006年
公開国:アメリカ
時 間:132分
監 督:クリント・イーストウッド
出 演:ライアン・フィリップ、アダム・ピーチ、ジェシー・ブラッドフォード、ジョン・ベンジャミン・ヒッキー、バリー・ペッパー、ジェイミー・ベル、ポール・ウォーカー、ジョン・スラッテリー、ロバート・パトリック、ニール・マクドノー、メラニー・リンスキー、トム・マッカーシー、クリストファー・バウアー、ジュディス・アイヴィ、スコット・リーヴス、スターク・サンズ、ジョセフ・クロス、ベンジャミン・ウォーカー、マイラ・ターリー、アレッサンドロ・マストロブーノ、ジョージ・グリザード、ハーヴ・プレスネル、ジョージ・ハーン、レン・キャリオー、クリストファー・カリー、ベス・グラント、コニー・レイ、アン・ダウド、メアリー・ベス・ペイル、デヴィッド・パトリック・ケリー、ジョン・ポリト、ネッド・アイゼンバーグ、ゴードン・クラップ、カーク・B・R・ウォーラー、トム・ヴェリカ、ジェイソン・グレイ=スタンフォード 他
受 賞:【2006年/第30回日本アカデミー賞】外国作品賞
【2006年/第49回ブルーリボン賞】外国作品賞
コピー:戦争を終わらせた一枚の写真。その真実。
太平洋戦争末期、硫黄島に上陸したアメリカ軍は日本軍の予想以上の抵抗に苦しめられ、戦闘は長期化し死傷者は増える一方。そんな中、擂鉢山の頂上に星条旗を立てた1枚の写真がアメリカ国民を熱狂させた。星条旗を掲げる6名の兵士は、一躍アメリカの英雄なったが、帰国できたのはの3人だけ。国民的英雄として熱狂的に迎えられた彼らは、戦費調達のための戦時国債キャンペーンに駆り出され、アメリカ各地を回ることになって…というストーリー。
前にも言ったが、私は戦争モノがあまり好きではない。残酷だからとか暗いからとか、そういう理由ではない。戦争の悲惨さを表現して、戦争を批判する意図が、多かれ少なかれあるわけだが、それが好きではない。なぜなら、「戦争って残酷~」って思わせたからといって、戦争がおこらないわけではない、、というのが持論だから。
一般人が、自国が戦争に向かっているな、、と気付いた時には、もう遅いのだ。それは歴史を顧みれば明らか。なんで戦争に至ってしまったのかという、その予兆が何なのか…というポイントを観客に感じさせなくては、戦争批判の映画は目的を果たさない。
、、ということで、本作もいつかは観ようとは思いつつ、食指が伸びなかったわけだが、ここはエイヤーで。
イーストウッドが本作で言いたいことは、ラスト近くの原作者の役とおぼしきキャラクターが語る、国家と戦闘と民衆の関係についての関係、それがすべてである。それを、日米戦の超有名なアイコンが、実は、国民が受け取ったとおりではなく、国策に利用されたという事実を通してである。
紆余曲折はあれども民主主義が生まれた現在であっても、その関係は太古から変わらないという指摘なのだろう。
申し訳ないが、それがすべてである。光の当て方は違えど「戦争っていやだね~」という切り口は一緒である。たいした受賞歴がないのも、さもありなん(日本の外国賞だけしっかり受賞しているのは、『硫黄島からの手紙』との関係だろうか)。
ただ、本作の視点は、保守派といわれるイーストウッドが作ったと思えないほどリベラルな内容だと思うのだが、それをどう捉えたらよいか。保守派の人間であっても、こういいたくなるほど、今のアメリカは民主的でも平和的でもないということか。
技術的に、一点だけ目新しいなと私が感じたのは、弾丸の飛跡の表現方法である。実際、ああは見えないと思うのだが、緊迫感アップ、状況把握のしやすさ等々、なかなか効果的だったと思う。
続けて、『硫黄島からの手紙』を見ます。一応、この2作で1セットのようなものだと思うので、お薦めするかしないかについては、明日言います。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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