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公開年:2001年
公開国:アメリカ
時 間:106分
監 督:ジョン・ムーア
出 演:オーウェン・ウィルソン、ジーン・ハックマン、ガブリエル・マクト、チャールズ・マリック・ホイットフィールド、ヨアキム・デ・アルメイダ、デヴィッド・キース、オレク・クルパ、ウラジミール・マシコフ、シェーン・ジョンソン、ジェフ・ピアソン、ローレンス・メイソン 他
コピー:生き延びることが、彼のたったひとつの武器。
アラビア海に配備された米国空母USSカールヴィンソン。兵士たちはボスニアの平和維持活動に当たっていたが、クリス大尉は偵察飛行ばかりの単調な毎日に嫌気が差し、辞表を提出する。その後、偵察飛行を命じられたクリスは、偶然、セルビア人民軍による民間人惨殺の現場に遭遇。それを撮影したためにミサイル攻撃を受け、敵陣に不時着してしまう。彼らは、事実を隠蔽するために、クリスを執拗に追跡するが…というストーリー。
ボスニア紛争モノといえば、『ノー・マンズ・ランド』を思い出すが、比べちゃいけないんだろうけど、本作のほうが単純に愉しめちゃったんだよねぇ…。
政治色はまったくなし。『ブラックホークダウン』にあった大国側の横暴を批判するような姿勢も皆無。ストーリーはとにかく単純。あら捜しをしようと思えば、誰にだって両手に余るくらい見つけられるだろう。クリスのひげが全然伸びないなーとか、戦闘機や兵器の描写が変だなーとか、そんな能力の偵察衛星なんかあるか!とか。それに、まるで米軍の兵士募集キャンペーン用の映画みたいだから、そりゃあ何一つ賞なんかとれないハズ。
でも、おもしろいのである。墜落後の市街戦や地雷の恐ろしさや、サバイバルの緊張感がものすごく伝わってくる。先日観た『キリング・フィールド』の後半と同じテイストが延々と続く。そんな感じだと思ってもらえばいい。細かいことなんか別にどうでもいい。中途半端に政治とか社会を語れば、そりゃあハナについちゃったろうけど、何にもないんだから、ひっかかりようがない。ボスニア紛争を舞台にしていながら、ここまで政治的なメッセージを排除できてるって、逆にものすごいエンターテイメントの才能なんじゃなかろうか。感心してしまう(イヤミで言ってるんじゃなくって本当に)。
たぶん、本作を「こんなの映画じゃねえ」と批判する人は、私と価値観が合わないかな。コメディばっかりのオーウェン・ウィルソンのジャケットを見て、スルーしてる方、だまされたとおもって観て是非欲しい。少しは暑さを忘れられるかも。お薦め。
#なにやら、エンドロール前のナレーションを観ると、実話ベース?と勘違いしそうになったが、フィクションだよね(まあ、何らかのモデルになったエピソードはあったんだろうけど)。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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