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公開年:1992年
公開国:アメリカ
時 間:92分
監 督:ブライアン・デ・パルマ
出 演:ジョン・リスゴー、ロリータ・ダヴィドヴィッチ、スティーヴン・バウアー、フランシス・スターンハーゲン、グレッグ・ヘンリー、トム・バウアー、テリー・オースティン、アマンダ・ポンボ、ガブリエル・カーテリス 他
児童心理学者であるカーターは、我が子を研究対象とするために、2年前から休業中。妻が外で働き自らが主夫を行う生活をしている。ある日友人のカレンの子供を研究対象として誘拐しようとしたカーターだったが、カレンを麻酔で眠らせたまでは良かったが、犯行が発覚しそうになり取り乱してしまう。しかし、突然現れた双子のケインのアドバイスで窮地を救わる。その後、町では奇妙な事件が多発するのだったが…というストーリー。
前日の『マジック』と似たようなテーマの作品をチョイス。サイコ描写は『24人のビリー・ミリガン』の知識をそのままぶち込んだレベルで、今となっては目新しさもないし、逆に古臭い印象。ただ、デ・パルマもサイコ描写で直球勝負したいわけではないらしく、父親の存在を登場させた点から考えると、サスペンスの味付けとして利用しているだけらしい。
公開当時はどうだったか知らないが、双子だなんていったって多重人格だってことはバレバレだし、なんといっても、開始10分も経たないうちにサクっと犯行が始まってしまうという、異様な展開の速さに面食らう。あとは、ありがちな多重人格モノの流れで展開するだけなんじゃないの?と考えていると、例の父親の件が始まるわけだ。父親も他純人格の一つ?と思わせる演出も、一つのミスリードのつもりかもしれない。沼から上がったのが妻?と思わせるのもミスリードのつもりかもしれない。そして、全編にわたってデ・パルマ節が炸裂で、ラストの子供キャッチシーンなどいかにもなんだけど、それらあらゆる演出がどうも功を奏していない。
特に、沼から上がった女性についてだが、カレンなんだか妻なんだか判別が付かなくて、わけがわからなくなってしまった。私は、はじめから見直してしまった始末(早送りだけど)。欧米人の顔の区別が付きにくいといってしまえばそれまでだけど、髪の毛のウェーブのかかり具合だとか表情とか、すごくわかりにくい(仮にわざとだとしても無意味だと思う)。
父親の件は、やはり荒唐無稽すぎて、私はどうも興醒めしてしまった。デ・パルマのファンなら別だが、そうでなければ、是非モノで観る必要はないだろう。お薦めしない。
公開年:1978年
公開国:アメリカ
時 間:107分
監 督:リチャード・アッテンボロー
出 演:アンソニー・ホプキンス、アン=マーグレット、バージェス・メレディス、エド・ローター、E・J・アンドレ、ジェリー・ハウザー、デヴィッド・オグデン・スタイアーズ 他
ノミネート:【1978年/第32回英国アカデミー賞】主演男優賞(アンソニー・ホプキンス)
人形を使った腹話術で人気者となった元手品師のコーキー。メジャーなTV局からのオファーを受けるが、契約条件として求められた健康診断を拒否したことで、マネージャーと諍いを起こし、突然故郷へ帰ってしまう。彼はそこで、かつて恋心を抱いていた女性ペギーと再会。彼女は既に人妻であったが、夫のいない間に愛を育むのだった。一方マネージャは、コーキーを捜索し続け、とうとう居場所を突き止めるのだが、コーキーのただならぬ様子を目撃し…というストーリー。
ありがちな二重人格というギミックに、腹話術の人形という要素を加え、且つ、人形側が人間側の人格を支配し始めるという着眼点が秀逸である。実際の精神医学の症状としては、まあ有り得ないだろうが、フィクションのギミックとしては全然アリ。
人形を5分使わないでいられるか?って、その他の場面では全然5分以上使わずにいるんだから何とかなりそうなもので、そう考えると、健康診断で精神鑑定なんかしないんだから、なんとかなったんじゃね?と思わわなくはないのだが、それが気にならないほど、アンソニー・ホプキンスの演技は素晴らしい。レクター博士の原点と言われているけれど、確かに習作って感じ。
二つの殺人も、特別な超人的能力を発揮したわけでもなく、それが逆にリアルでよい。
惜しむらくは、やはり昨今のサイコパス作品と比較するとおとなしい点。自傷で終わるというのは、常識的でインパクトに欠けると感じてしまう。とはいえ、近頃みられない独特の雰囲気を醸し出せている作品で、低予算ムービーのお手本的作品といえると思う。この手の作品が好きな方には、軽くお薦め。
#なぜか『ハンニバル・ライジング』が観たくなってきた。
公開年:1964年
公開国:イタリア
時 間:100分
監 督:ポセルジオ・レオーネ(ボブ・ロバートソン)
出 演:クリント・イーストウッド、ジャン・マリア・ヴォロンテ、マリアンネ・コッホ、ヨゼフ・エッガー、マルガリータ・ロサーノ 他
ニューメキシコの小さな町のジョーという男が立ち寄る。その町では、無法者のロホ兄弟と保安官のバクスター家がおり、その対立により無法地帯と化していた。ジョーは、自分の早撃ちの能力を両陣営に売り込み始めるのだが…というストーリー。
この両陣営を巧み煽っていくっていうプロットはイソップ童話に匹敵するほどの、秀逸な寓話だと思うんだけど、その面白い要素は、元祖『用心棒』のほうが生きていると思う。
その一方、乾いた空気が漂う西部劇のほうが雰囲気的にはマッチしている。たしかに『用心棒』のパクりなんだけど、日本の時代劇よりも、本作のほうがしっくりくることは認める。本作は、格好よさと渋さで、話の醍醐味が表現しきれていない部分を補っている感じだ。
どっちの要素を重要視するかで好みは別れるところなんだろうけど、私は黒澤作品のほうが断然いいかな。クリント・イーストウッドのシブさよりも、桑畑三十郎のどこか飄々とした感じが好きなのよね。
それに、私が小さいモニタで観ているから悪いのかもしれないけど、悪役キャラの判別がつかないところが多い。字幕を追いながらだったせいか、混乱してしまって没頭できなかったな(特に夜間は)。4・5回戻して観たし。
世の評価が高いのは知っているが、個人的には良作の域まで届くか届かないかの線。おそらく吹き替えで観たら、かなりグっときたに違いない。山田康雄の吹き替え版で観たいところだが、私がレンタルしたのはスペシャル・エディションDVDじゃなかったのね。残念。
パクリだし、確かに話の筋も同じであることは間違いないんだけど、なんかまったく別モノとしか思えないっていう、不思議な作品である。マカロニウエスタンが流行る発端となった作品らしいけれど、その勢いは確かに感じられる作品。
#なんか、泣くガキのシーンにイラっときてしまったのだが、もしかして私、心が汚れているのかしら…。
公開年:2007年
公開国:アメリカ
時 間:96分
監 督:メナン・ヤポ
出 演:サンドラ・ブロック、ジュリアン・マクマホン、ニア・ロング、ケイト・ネリガン、アンバー・ヴァレッタ、ピーター・ストーメア、シャイアン・マクルーア、コートニー・テイラー・バーネス、マット・ムーア 他
コピー:並び替えられた1週間──その謎を解けば、運命は変わる
夫ジムと2人の娘と幸せな生活を送るリンダ。ある日卒然、出張にいった夫が事故で死んだという報せを受け、悲しみに暮れるリンダだったが、一晩明けると、何故か夫ジムは何事もなかったように元気に生きている。さらに、また一晩明けると、今度はジムの葬儀が行われようとするところ。混乱するリンダだったが、何度か行き来するうちに、一週間の間をバラバラに前後していることに気づき…というストーリー。
以下、ネタバレ。
なんとなく夫婦トラブルを描くファミリードラマ的な感じで始まるんだけど、いきなりSF要素が放り込まれてくる。でも、SF始めますって雰囲気がまったく醸成されないまま展開されるので、違和感は続く。そのSF的な部分についても、アイデアはわかるんだけど、とっちらかっている印象。
旦那の秘密がわかったあたりで、「おお、そう来るか」と盛り返しはじめるものの、それと同時に“大いなる力”みたいなものをテーマにしようとしてくる(取って付けに感じるんだけど)。そうなると、俄然、シャマラン監督作品を思い出してしまうのだが、比較するとあまりにも本作が陳腐に思える。私の好きな『サイン』とテーマは近い気がするのだが、あそこまでの知己に富んだ視点が本作には無い。たいした味付けにもなっていなくて、中途半端な宗教色が、逆に鼻に付くくらい。
まあ、それでもSF面をがっちりしっか作りこんでくれれば、バランスは保てたと思うんだけど、単にシャッフルしただけでは、説明がつかない部分も多々あって、いまいち。第一、目覚めたら、カレンダーくらい見りゃあいいじゃねえかと、思うし、ツッコミどころは満載である。
それも神のお力です…で乗り切れるとおもったのだろうか。まあ、いずれにせよ、ピリっとしない作品。お薦めしない。
公開年:1978年
公開国:香港
時 間:100分
監 督:ロバート・クローズ
出 演:ブルース・リー、ギグ・ヤング、ディーン・ジャガー、コリーン・キャンプ、ヒュー・オブライエン、カリーム・アブドル=ジャバール、ダン・イノサント 他
香港の映画スター・ビリーは、有能なスポーツ選手や俳優などと強制的に契約をして暴利を貪っている組織に目を付けられていた。組織のボス・ランドは、彼の右腕であるスタイナーをビリーの元へ送り込み、彼に契約を結ばせようとする。ビリーはそんな脅しに屈しなかったが、彼の恋人であり人気歌手であるアンに対しても契約を結ぶように迫っていたことから、彼女の安否が気になってならない。そんなある日、ついにしびれを切らしたランドはビリーの暗殺を命じ、とうとう撮影中に顔を撃たれてしまい…というストーリー。
なぜ本作をチョイスしたかというと、『ソウル・メン』を観ながら何か違和感を感じていたら、実はバニー・マックが撮影中にお亡くなりになってた…ということがふと頭をよぎり、同様の事情のこれを思い出したというわけ。
まあ、本作は『ソウル・メン』どころの話じゃなくって、ほぼ最後の塔での闘いのシーンだけが本人のフィルムで、あとはボディダブル。その本人出演部分を生かすためになんとか、他パートをつくったってことらしくて、その身代わりっぷりとかツギハギ編集がヒドいと、世の評価は芳しくない。ロッカー室でのバトルなど、顔アップやバストアップ映像の差込み方は、文字通り取って付けた状態。顔を怪我して包帯ぐるぐるとか変装とか、たしかにご都合主義的展開。
ところが私、なぜかこのニセモノさんが出ているシーンの数々、結構ゆるせてしまう。むしろ、なんとか話を成立させようとして、努力に努力を重ねて、結果としてなんとかなっているのがスゴイとすら思ってしまう。手抜き状態で作られたという人もいるのだが、私はそうは思わない。
そのツギハギのドタバタを気に入ってしまった私は、本人が演じている、かの有名な塔での闘いの場面で、逆に眠たくなってしまうのだった。きっと、辻褄あわせのためにあがいた様子が無くなって、緊張感が削がれたからなんだろう。変な話だけど、きっと一般の人とは違う見方をしているんだろうなとは思う。
でも、本人のアクションが目を見張るほどすごいのは事実。よくブルース・リーのモノマネで表現されるような独特のしぐさが思い出されるけれど、実際の打撃モーションはものすごくコンパクトで実戦的。観ている側の筋肉にも思わず力が入ってしまうほどリアルで無駄のないアクション。すばらしい。
まあ、とはいえ、観終わってしばらく経って思い返すと、「WAX!」ってシーンは変だよな。あらかじめあんな人形をつくっておくなんて有り得ないもんな(笑)。でも、何か、映画作りへの情熱を感じてしまう。軽くお勧めしたい(けど、良作とは思わないけど)。
公開年:2005年
公開国:フランス
時 間:81分
監 督:フランソワ・オゾン
出 演:メルヴィル・プポー、ジャンヌ・モロー、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、ダニエル・デュパル、マリー・リビエール 他
コピー:余命3ヶ月――。あなたには何が残せますか?
写真家の青年ロマンは、ある日、ガンで余命3ヶ月との宣告を受ける。しかし、残された時間を苦痛で過ごすことをきらい化学療法を拒否。運命を受け入れ、死と向き合おうと決める。いまいち折り合いの悪い家族には病気のことは言わず、ゲイである彼は恋人サシャに一方的に別れを告げる。そして、唯一心のままを話すことができる祖母の元へ向かい、自分の苦しみを打ち明けるのだが…というストーリー。
まあ、死を宣告されたストーリーとなれば、周囲の人と苦しみを分かち合うとか、病で痩せこけていく姿を見せながらのお涙頂戴的な展開だとか、そういうのがありがち。事をできるだけ荒立てず、比較的さらっと死を受け止めようとする本作の展開は、逆にリアルっちゃあリアルだし、ストレートっちゃあストレートな話だと思う。ありきたりな感想だけど、フランス映画らしいっちゃあフランス映画らしい。そういうさらっと感の薄皮の中ではちきれそうになる死への恐怖が、よく表現できているとは思う。
でも、主人公はストレートじゃない。どうも、そこが素直に映画を観られなかった原因か。
別にゲイに特別な偏見があるわけじゃないんだけど、ゲイ同士の赤裸々な性行為の描写とか、不妊で悩む夫婦との行為とか、はっきりいって吐き気がしてしまった。薬物をやってバーで相手を物色しては交わるような生活の主人公に対して、その苦しい気持ちを慮ってあげましょうって気には一切ならなかった。冷たい言い方かもしれないけど、“好きにしてください”という感情のみ。仮に男女間の行為だったとしても同じ感じかもしれない。だって『死ぬまでにしたい10のこと』の時も、別の男との行為に対して、私、引きまくってたものな。別にモラリストってわけじゃないんだけどさ。
#生まれてくる子供に全財産を相続する気になるのも共感できないし。
昨日の『L.A.コンフィデンシャル』に続いてだけど、あえて世の評価には逆らうよ(本作もネット上の評価はいいんだよね)。生理的に受け付けない。お薦めできない。
本当は途中で断念するくらいな感じだったんだけど、いくらなんでもまさかこれで終わらないだろう、なにかあるはずっていう思いで観続けたのだ。でも、なにも無かった。
#もう、こうなってくると、タイトルの“ぼく”にもムカついてくる。“ぼく”ってキャラじゃないでしょう。
公開年:1997年
公開国:アメリカ
時 間:138分
監 督:カーティス・ハンソン
出 演:ラッセル・クロウ、ガイ・ピアース、ケヴィン・スペイシー、ジェームズ・クロムウェル、キム・ベイシンガー、ダニー・デヴィート、デヴィッド・ストラザーン、ロン・リフキン、マット・マッコイ、ポール・ギルフォイル、サイモン・ベイカー=デニー、グレアム・ベッケル、パオロ・セガンティ、アンバー・スミス、ブレンダ・バーキ 他
受 賞:【1997年/第70回アカデミー賞】助演女優賞(キム・ベイシンガー)、脚色賞(カーティス・ハンソン、ブライアン・ヘルゲランド)
【1997年/第32回全米批評家協会賞】作品賞、監督賞(カーティス・ハンソン)、脚本賞(カーティス・ハンソン、ブライアン・ヘルゲランド)
【1997年/第64回NY批評家協会賞】作品賞、監督賞(カーティス・ハンソン)、脚本賞(カーティス・ハンソン、ブライアン・ヘルゲランド)
【1997年/第23回LA批評家協会賞】作品賞、監督賞(カーティス・ハンソン)、脚本賞(ブライアン・ヘルゲランド、カーティス・ハンソン)、撮影賞(ダンテ・スピノッティ)
【1997年/第55回ゴールデン・グローブ】助演女優賞(キム・ベイシンガー)
【1997年/第51回英国アカデミー賞】編集賞、音響賞
【1997年/第3回放送映画批評家協会賞】作品賞、脚色賞(カーティス・ハンソン、ブライアン・ヘルゲランド)
【1998年/第22回日本アカデミー賞】外国作品賞
【1998年/第41回ブルーリボン賞】外国作品賞
コピー:一人の女、ひとつの真実 --男たち、野獣の輝き。世界を手に入れた男。愛を手に入れた男。美しい女性から、凜々しい女性に変わった女。だれにも“秘密”はある。男でも、女でも、組織さえも…… この事件を話さずにはいられない。
かつてこれほどまでに、全米マスコミを魅了した映画があっただろうか!
1950年代のロス。街のカフェで元刑事を含む6人が惨殺される事件が発生。殺された刑事の相棒だったバドが捜査をすると、映画スター似の女ばかりを集めた高級娼婦組織に所属するリンにたどり着く。やがて二人は立場を超えて惹かれあうようになる。同じ頃、ベテラン刑事のジャックと若手刑事エドも事件を追っていたが、容疑者とおぼしき人物を射殺。それにより事件は解決したかに見えたが、裏にはとある陰謀が潜んでおり…というストーリー。
ガイ・ピアースはまだしも、ラッセル・クロウとケヴィン・スペイシーの競演って、まあ今では考えられない。何気に観始めると、この組み合わせってあり?と面食らっちゃうくらい。正義感の強いエド、無骨さをやさしさを併せ持つ直情男バド、名声のためなら平気で人を裏切るが悪人になりきれない男ジャック。三様のキャラクターのコントラストが織り成す人間模様は、なかなの見ごたえ。お先に死んでしまう役だけど、下品さをさらりと演じきったケヴィン・スペイシーは特に評価したい。
…と褒めるのはここまで。世の評価が高いのは承知しているのだが、正直それほどピンとこなかった。3人とも好きなキャラクターでもないしいまいち共感もできない。複雑なストーリーではあるけれど、裏に流れる事件自体に驚きもなければ、感情がゆれることもないし、凝ったサスペンスでもない。最後の顛末は、カタルシスどころか微塵のすっきり感もない。実話ベースだっていうなら許すけど、フィクションでこの着地点って、しっくりこなさすぎ。
また、別に悪いとは思わないけど、キム・ベイシンガーの演技って米アカデミー助演女優賞ってレベルだろうか…。よくわからん。ベロニカ・レイクとやら自体よく知らないしなぁ。
なんか、評価する人が多いので勇気がいるんだけど、“まあまあ”かな。是非観るべき…とまでは思わない。『ディパーテッド』の75%くらいの満足度だったかと。
こんな見方は変かもしれないけれど、途中からまったく別の視点で観てしまった。本作は50年代が舞台だけど、日本は最近になっても証拠捏造のオンパレード。なんで国民があまり怒らないのか、私は意味がわからない。まともに憲法が機能しているならば、刑事手続きを蔑ろにするような行為があったら、暴動の一つがおこってもおかしくないはず。証拠を捏造した検事など撲殺されても仕方が無いくらい。アメリカならば、不正をした検事が過去に関わった事件の証拠まで疑われて、刑期が短くなるはずである(よくドラマであるでしょ)。日本でそんなことおこる?おこんないでしょ。これ一つで日本はまともな憲政じゃない証拠。ああ、日本の刑事機構はアメリカの50年代のレベルなんだな…と、がっくりしながら本作を観たのだった。
公開年:2009年
公開国:イギリス
時 間:101分
監 督:スチュアート・ヘイゼルダイン
出 演:ルーク・マブリー、ジェンマ・チャン、ジミ・ミストリー、ジョン・ロイド・フィリンガム、チュク・イウジ、ナタリー・コックス、ポリアンナ・マッキントッシュ、アダル・ベック、コリン・サーモン、クリス・ケアリー 他
ノミネート:【2009年/第63回英国アカデミー賞】新人賞(スチュアート・ヘイゼルダイン)
コピー:世界一危険な就職試験 合格者は死ぬまで年俸1億円の報酬
究極のサバイバル・ブレイン・サスペンス
とある企業で行われた採用試験。条件が非常に良かったため志願者が殺到したが、最終試験に残ったのは国籍も年齢も能力も異なる8人。会場は窓一つない密室で、武装した警備員が常時待機。試験監督から①試験監督や警備員に話しかけるのは禁止②自分の試験用紙を破損してはならない③部屋から出てはならないという3つのルールが告げられ、80分の試験がスタートする。ところが、受験者たちが試験用紙を裏返すと、それはまったくの白紙で…というストーリー。
今の映画製作会社は、とてつもない制作費を投入した大作を連発する一方で、それこそ『パラノーマル・アクティビティ』や『SAW』みたいなコストパフォーマンスのよい作品を血眼になって探したり作ったりしている。そうしないととてもじゃないが、経営は成り立っていかない。本作の興収がどうだったかはしらないが、そういう意味ではものすごく優等生な作品だと思う。有名な俳優もいなければ、CGどころか特殊なセットや小道具すらない。割り切りはものすごい。
以下、完全にネタバレ。
非常にハラハラする展開で、飽きずに観ることができたのは認める。奇抜な展開もないし、至極まっとうな話の運び方なのに、ものすごく巧み仕上げたと思う。そういう面では『SAW』や『CUBE』より上かもしれない。間違いなく次作のオファーはあるだろう。しかし最後の一押しが足りないというか、肝心のツメが甘いというか…。
まず、観ている人の8割がCEOの正体に気づいているわけで、そこは何とかもう一ひねり欲しかった。それに世界観のSF具合も中途半端で、世界の混乱ぶりがリアルに見えてこない。なんで新薬の生産量が少ないからって、仕事仲間に人並みはずれた注意力が必要なのかも、わかったようなわからないような。そういう仔細な違和感を押し切っちゃうくらいの勢いやスピード感があるかというと、そうでもない。
でも、初監督作品だと考えると、非常に期待できるわけで、苦言を呈したくなるのも高い才能が覗えるから。及第点以上なのは間違いないので、エグいサスペンスにうんざりな方にはお薦めしたい。
公開年:1994年
公開国:アメリカ
時 間:96分
監 督:フレッド・スケピシ
出 演:メグ・ライアン、ティム・ロビンス、ウォルター・マッソー、ルー・ジャコビ、ジーン・サックス、ジョセフ・メイハー、スティーヴン・フライ、トニー・シャルーブ、フランク・ホエーリー、チャールズ・ダーニング 他
自動車修理工のエドは、車の修理に偶然立ち寄ったキャサリンに一目惚してしまう。彼女はプリンストン大学の数学者で、実験心理学の教授の婚約者もいるのだが、いてもたってもいられなくなった彼は、彼女が工場に忘れていった懐中時計を返しに行くことを口実に、彼女の住所を訪ねるのだった。彼女の家のチャイムを鳴らすと、現れたのは何と物理学者のアインシュタイン博士。彼女はアインシュタインの姪だった…というストーリー。
ボーアと相性の悪いアインシュタインが、量子力学についてペラペラ喋っているのには違和感バリバリだし、登場する実在の人物の年齢とか設定とか(根本的に姪なんかいない)かなり微妙なんだけど、そういう所は脇に置いて、アインシュタインがキューピッドになるっている創作上の着眼点を楽しむべきなんだろうね。恋愛とか他人の心の機微に敏感なアインシュタインなんて、実際のイメージからはほど遠いものね。
とはいえ、素人が科学理論を発表して、諸々のプロセスをドタバタで乗り切るっていっても、限度がある。アイゼンハワーが大統領で、アインシュタインを天才のアイコンとして崇めていた時代とはいえ、いくらなんでも興醒めする。やはりシナリオの稚拙さは否めず、特にラストのありきたりさは不満。演技はともかく、出てさえいればラブロマンスが成立していたころのメグ・ライアンと、ティム・ロビンスの演技に救われた感じである。
せめて、学問上の成果が、本人の意図とは違った方向に使われる苦しさを、もうちょっと強調してくれば良かったのだが。原爆開発国としては、これが限界かもしれんけど、あまりもサラっとしているのは非常に不満。決して悪いデキではないと思うのだが、ラブロマンスとしてもコメディとしても、どちらの面でも物足りないのでお薦めしない。
ウォルター・マッソーのアインシュタインがそっくりという評価が多いけれど、私の部屋にはアインシュタインの写真が飾ってあって、どうしても見比べてしまうことになるのだが、実は言うほど似ていなかったりする(もちろん演技に問題はないんだけどれど)。
公開年:2007年
公開国:アメリカ
時 間:95分
監 督:ガボア・クスポ
出 演:ジョシュ・ハッチャーソン、アンナソフィア・ロブ、ズーイー・デシャネル、ロバート・パトリック、ベイリー・マディソン、ケイト・バトラー、デヴォン・ウッド、エマ・フェントン、グレイス・ブラニガン、レイサム・ゲインズ、ジュディ・マッキントッシュ 他
ノミネート:【2007年/第13回放送映画批評家協会賞】若手女優賞(アンナソフィア・ロブ)
コピー:この橋を渡れば、またきみに会える
子沢山の貧しい家庭で暮らす小学5年生の少年ジェス。学校ではいじめられているし、父は厳しく、その他の家族は女ばかりで家の中でも孤独感を抱いている。そんなある日、隣の家に転校生の少女レスリーが引っ越してくる。彼女の家は裕福で一人娘。自由奔放で対照的な性格の彼女に、はじめはなじめずにいたジェスだったが、次第に仲良くなっていく。やがてふたりは森の中に二人だけの王国“テラビシア”をつくり、王と王女として君臨して空想の冒険物語を共有し、楽しい時を過ごすようになるのだが…というストーリー。
レスリー役の子は、『チャーリーとチョコレート工場』のガム噛んでた子ですな。つり目の印象がつよくて、かわいい女の子のアイコンとしてはどうかと思ったけど、演技はしっかり。その後『リーピング』とか『ジャンパー』とか、けっこう見かけるので、業界的な評価は高いのかもしれない。今後も見かけるかも。
前半のテンポが悪く、展開やら編集やら練りが足りない感じがするけれど、空想がエスカレートして、くだらない学校生活と森の様子とのコントラストがはっきりしてくると、おもしろくなってくる。そうやって、大人への階段を徐々に登っていくような小エピソードを重ねて、爽やかに終わるんだろうな…と思っていたら、最後にズドンと急展開。何かを失って成長していくという、現実という名の刃物を喉元に突きつけられたようで、ちょっと反則臭いなって思うくらいなんだけど、グっときたのは事実。
なんか、これをみちゃうと『パコと魔法の絵本』がハナクソみたいに感じてしまうんだけど。空想の世界をビジュアルで表現している点とか、女の子キャラが悲しい顛末を迎える点とか、共通点は多いんだけど、エラく差が大きいと感じる。
なんか、ダサいDVDジャケットだし、ピンとこない人は多いと思うんだけど、なかなかの良作なのでお薦めする。『パコと魔法の絵本』を観るくらいなら、間違いなくこっちを観るべきだろう。
#アメリカの博物館や美術館は、雰囲気いいよね。
公開年:1999年
公開国:アメリカ
時 間:102分
監 督:ディーン・パリソット
出 演:ティム・アレン、シガーニー・ウィーヴァー、アラン・リックマン、トニー・シャルーブ、サム・ロックウェル、ダリル・ミッチェル、エンリコ・コラントーニ、ロビン・サックス、パトリック・ブリーン、ミッシー・パイル、ジェド・リース、ジャスティン・ロング、コービン・ブルー、レイン・ウィルソン 他
受 賞:【2005年/第11回放送映画批評家協会賞】コメディ映画賞
コピー:Never Giveup! Never Surrender!
SF番組“ギャラクシー・クエスト”が終了して20年。番組のイメージが付いてしまって、その後の役者活動もいまいちな出演者が多いが、熱狂的なファンを持っていて、今でもファン集会が催されている。ある日、イベントに招待された出演者の前に、妙なコスプレの4人組が現れ、“私達の星を侵略者から守って欲しい”と懇願する。最初は冗談だと思い聞き流していた出演者たちだったが、彼らは本当に異星人で、宇宙に流れた電波をキャッチして、番組の内容を史実と思い込み、設定どおりの宇宙船まで用意していたのだった…というストーリー。
いかにもなスター・トレックのパロディ作品で、勘違いネタとしては『サボテン・ブラザーズ』のパクりかな。私はまったくトレッキーじゃないので、元ネタはほとんどわからないんだけど、ノリと雰囲気でしっかり楽しめた。これ、ぜんぜん有名な作品じゃないけど、案外いいデキじゃない?
『ファンボーイズ』に通じるファン愛みたいなのも感じる。ベタ中のベタだとはいえ、伏線もお約束もしっかり。B級扱いだけど、制作費は潤沢に投入していて特撮は異様にしっかりしていて、本当に勘違いした高文明の宇宙人がいたら?というギミックも、作りこみはしっかりしているし、ドラマどおりの緻密な設計をファンに聞いて助けられるのも、おもしろい。
『シュレック』のノリにも通じるところがあって、さすがドリームワークスってところか。
つまんないっていう人がいるんだけど、そういう人は、一週廻って逆におもしろい…って感覚がわからないだけでしょう。素直なコメディだと捉えているとダメだろうね。私はお薦めする。良作コメディだと思う。
それにしても、シガニー・ウィーバーってたま~にこんな役やるよね(『穴/HOLES』とかね)。当時50歳でしょ。ずいぶんスタイル良いわね(って、それを見せたいがための出演なんだと思うけどさ)。素敵。
#なんで、これを大晦日にみるかね。でも、けっこう幸せな気持ちになったよ。
公開年:2005年
公開国:アメリカ
時 間:116分
監 督:ジャド・アパトー
出 演:スティーヴ・カレル、キャサリン・キーナー、ポール・ラッド、ロマニー・マルコ、セス・ローゲン、エリザベス・バンクス、レスリー・マン、ジェーン・リンチ、シェリー・マリル、カット・デニングス、ナンシー・ウォールズ、ジェリー・ベッドノブ、ミンディ・カリング、エリカ・ヴィッティナ・フィリップス、モー・コリンズ、ストーミー、ミキ・ミア、マリカ・ドミンスク、ジョナ・ヒル 他
受 賞:【2005年/第11回放送映画批評家協会賞】コメディ映画賞
コピー:遅くて何が悪い!
電気店で働くアンディは、フィギュアやゲームを愛し、自分の生活ペースを乱さない40歳の独身男。しかし、仕事仲間3人と遊んでいる最中に、自分が童貞であることを気づかれてしまう。3人はどうにかしてアンディに初体験をさせようと手をつくしはじめるが、まったく功を奏さない。そんな中、アンディは電気店の近くでネット競売の仕事をしているトリシュと知り合い、なんとかデートの約束をするのだが…というストーリー。
なんか身も蓋もないタイトルだけど、原題の直訳なんだよね。特に有名なキャストが出ているわけでもないし、一般ウケしそうな内容でもないから、ゲテ物作品だと思われてもいいからインパクトで勝負したってところだろうけど、結果からいうと失敗だと思う(逆の意味で)。
40歳の妖精男とか草食男とか、もうちょっと手に取るのが憚られないようなタイトルが良かったと思う。
もっと下品に展開するのかと思ったけれどそれほどでもなくて、どちらかといえば高尚なテーマのコメディだと思う。脇役のキャラもポンコツながらもイイ奴ばかりで、とても微笑ましい。『ファンボーイズ』と同じくらいの爽やかさすら感じる。
日本だと性的なテーマをこういう軽さで仕上げられないと思う。アメリカと日本の映画界の力の差を感じてしまうのは私だけか…。
ゲイかシリアルキラーと思われちゃうってのは、いかにもアメリカでおもしろい。毛深い、フィギュアだらけの部屋、会社のポジション、それなりに料理ができる…、掃除がヘタな以外はほぼ自分を見ているようでなんか変な感じだった。彼女ができないようには見えないな、一般のオタクのイメージとちょっと違うな、と感じる人もいるだろうけど、自分のポリシーを長年貫ける人って、案外こんなかんじだよね。
ラストのミュージカルシーンはよくわからんけど、まあ、わかりきったオチにするくらいなら、これもアリだろう。
年末、あんまり重いのが観たくなかったので、ちょうど良かった。軽くお薦め。
公開年:1970年
公開国:アメリカ
時 間:116分
監 督:ロバート・アルトマン
出 演:エリオット・グールド、ドナルド・サザーランド、トム・スケリット、ロバート・デュヴァル、サリー・ケラーマン、ジョー・アン・フラッグ、ゲイリー・バーコフ、ロジャー・ボーウェン、ルネ・オーベルジョノワ、ジョン・シャック、カール・ゴットリーブ、バッド・コート 他
受 賞:【1970年/第43回アカデミー賞】脚色賞(リング・ラードナー・Jr)
【1970年/第23回カンヌ国際映画祭】パルム・ドール(ロバート・アルトマン)
【1970年/第5回全米批評家協会賞】作品賞
【1970年/第28回ゴールデン・グローブ】作品賞[コメディ/ミュージカル]
【1970年/第24回英国アカデミー賞】国連賞
コピー:スゴイ やったぞ! アメリカ映画が生んだ新らしき傑作!
すべてがデタラメ!すべてがメチャクチャ!ブラックユーモアで描いた戦争コメディの最高傑作!
朝鮮戦争の野戦病院に3人の軍医が配属される。この医師たちは腕は良かったのだが、仕事以外では、マジメな女性将校をからかったり、軍規を無視してイタズラのし放題。野戦病院は騒ぎの連続となるのだが…というストーリー。
『今宵、フィッツジェラルド劇場で』が遺作となったアルトマンの代表作なのだが、初見(やっとレンタルショップで見つけた)。アルトマンお得意の群像劇なのだが、同じ制服のキャラクターばかりなのと、やたらと登場人物が多いのと、過去のTV放送時の部分的な日本語吹き替えと元音声が混在するパターンのDVD音声なので、声がバラバラでキャラの判別がつかなくなってしまった(見返す気なし)。
製作時期的にはベトナム戦争の真っ最中だから、戦争に嫌気がさしてますよっていうメッセージなんだろうけど、ベトナム戦争が舞台だと直球だし生々しいから、舞台を朝鮮戦争にしてみたってことかな。主人公達のモラルがないと罵られる場面があるが、戦争という狂気の中で正気を保つためには、こうやってふざけるしかない。むしろ、規律正しくできている人間こそ狂気なんだよというメッセージがこめられているんだろう。
そういう、非常にまともなメッセージがストレートに見えてくるので、まったくコメディに見えなかった。日本で、ルールを破って赤ん坊を救おうとするところなんて、まさにそう。正直、あまりコメディ映画として観られなかった。
元がTVシリーズだったためなのか、一本の映画としての構成はめちゃくちゃだと思う。普通に考えたら、米アカデミーの脚本賞を獲るレベルとは、とても思えないのだが、反戦・厭戦っていうメッセージを汲み取れれば、その評価も理解できなくはない。反戦の表現として『プラトーン』のようなものもあれば、本作のようなものもあるということ。
コメディとしては駄作だと思うけど、反戦映画としては傑作。いままで出会ったことが無いパターンの映画だったので、古い映画だけど新鮮かも。軽くお薦めしておくが、笑おうと思って借りると肩透かしをくらう人が多いと思う。
公開年:2005年
公開国:アメリカ
時 間:93分
監 督:ウェイン・ビーチ
出 演:レイ・リオッタ、L.L.クール・J、メキー・ファイファー、ジョリーン・ブラロック、ガイ・トーリー、ジョリーン・ベレイクロック、テイ・ディグス、キウェテル・イジョフォー、ブルース・マッギル 他
コピー:誰も見破れない!
市長選出馬を目論む地方検事のフォード・コール。ある日彼は、恋人で地方検事補のノラが逮捕されたと連絡を受ける。彼女はレイプされそうになりやむを得ず相手を殺してしまったと正当防衛を主張していた。フォードはその主張の裏付けをとるために捜査を始めるが、そこにルーサーと名乗る男が現れ、事件は正当防衛などではなく、ノラにより計画された殺人だと訴えはじめる…というストーリー。
二転三転するストーリーは、レイ・リオッタ版“藪の中”って感じで、7割くらいまではものすごく引き込まれる。こりゃあ掘り出しものだと思ったが、終盤になってガタガタに。ここまで、終盤でダメになる作品はめずらしい。
物語というのは、最後に向かうにつれて、どんどん話を集約させて、謎を一少なくしていって、観客を集中させなければいけない。しかし、いつまでたっても話は集約させず、いつまでたっても謎を減らすどころか増やす始末。サイコパスのたわごとを延々と聞かされているような感じで、気分が悪くなってくる。
以下、ネタバレ。
ノラの正体、目的、なにがおこるのか、一番大事な話の焦点はこの辺にあるのだが、結局ノラの正体はわからない(ナレーションでわからないといっちゃう始末)。何をやりたかったのかもいまいちボヤけている(金儲け?それならもっと方法があるでしょ)。あの爆発も、どの程度効果があるのかさっぱりわからない(だって目的がぼんやりしてるんだから、意味があるのか効果があるのか、わかるはずがない)。
観ている側を混乱させようと策を弄してみたものの、ペラペラと騙すことが気持ちよくなっちゃって止まらなくなった感じ。やっぱり、サイコパスの行動だ、こりゃ。
『ユージュアルサスペクツ』と比較する人がいるけど、『ユージュアルサスペクツ』が好きな私としては、比べられることすら不快。こんな残念なシナリオは、なかなか無いと思う。駄作。お薦めしない。
吹き替え音声にも問題が。メイン級の男性声優の声質が似ていて、誰が喋っているのか判然としない場面が。わけがわからなくなる。もうちょと考えろ。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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