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公開年:2011年
公開国:アメリカ
時 間:106分
監 督:ジョージ・ノルフィ
出 演:マット・デイモン、エミリー・ブラント、アンソニー・マッキー、ジョン・スラッテリー、マイケル・ケリー、テレンス・スタンプ、ローレンス・レリッツ、スティーヴ・ソーレソン、フローレンス・カストリナー、フィリス・マクブライド、ナタリー・カーター、チャック・スカーボロー、ジョン・スチュワート、マイケル・ブルームバーグ、ジェームズ・カーヴィル 他
コピー:操作された《運命》に、逆らえ。
有望な若手政治家デヴィッドは、いつも肝心なところで感情を抑えきれないことが玉に瑕。上院議員に立候補した今回も、このままいけば当選確実というところで、パブで尻を丸出しにするという馬鹿な行動をとってしまい、そのせいで落選してしまう。自分が嫌になりながらも落選演説に望もうというそのとき、会場で美しい女性エリースと出会い心惹かれてしまう。その時は連絡先も聞かずに別れたが、その後、偶然バスで再会。しかし、彼女との仲が深まりそうになった途端、デヴィッドは突如出現した黒ずくめの男たちに拉致されてしまう。彼らは“運命調整局”員を名乗り、人々があらかじめ定められた運命から逸脱しないよう監視・調整を行っているという。そして、デヴィッドが本来出会うはずのないエリースと関係することを阻止しようとする…というストーリー。
なんか『マイノリティ・リポート』みたいなノリだな…と思っていたら、原作者が同じだった(フィリップ・K・ディック)。基本的に彼が原作の映画は好きなものが多い。『ブレードランナー』『トータル・リコール』『スキャナー・ダークリー』とかね。
何がおこっているのか先が読めない展開。謎の男たちがデヴィッドの周りで何をやっているのかさっぱり見えない。彼らが“調整員”なるものだということが判っても、彼らの目的は見えない。彼らが何で二人を引き離そうとしていることが判っても、なんでそうするのかは見えない。まるでたまねぎの皮を剥くように、剥いても剥いても次が見えない。非情に興味深い巧みなプロットである。
さあて、これからどうなるか…(以下、ネタバレ注意)。
この巧みさに輪をかけて、そのままクライマックスに向かうことを期待したのだが、終盤になるとSF要素の面白さは薄まって、ウェットなラブロマンス要素で溢れてくる。これを愉しめるかどうかは、好み次第。もちろん、私が求めた展開とは違う。
調整員さんたちは、空間を曲げたり(どこでもドア状態)と、なんでもあり状態なのに、なんで、一人の人間ごときに一喜一憂するのか。結局、彼らの究極的な目的は何も明かされず終い。そりゃあ、“神の遍在”を匂わせてしまったら、彼らの目的を明かすことは不可能。それを説明するということは、神の存在意義を語ることになってしまうからね。神の御意思なぞ、説明しようものなら教会から大目玉を喰らってしまうわ。
大いなる神を恐れ多く思い、ありがたく思う方々にはそれでいいのかもしれないが、キリスト教徒でもない私にゃあ、消化不良以外のなにものでもない。大方の人は、私と同じだろう。
もっとSF直球で勝負してほしかった(『マトリックス』のスピンオフ作品とでも思えば、愉しんで観られるかもしれんけど)。せっかく面白くなりそうなSFが、神の御名の前に萎んでしまった残念な作品。監督の力量の問題かもしれない。残念だったしお薦めもしないが、極めて凡庸ではあれ、決して悪い作品ではない。
#サラリーマンはどの世界でも小物だのぉ…。
負けるな日本
公開国:アメリカ
時 間:106分
監 督:ジョージ・ノルフィ
出 演:マット・デイモン、エミリー・ブラント、アンソニー・マッキー、ジョン・スラッテリー、マイケル・ケリー、テレンス・スタンプ、ローレンス・レリッツ、スティーヴ・ソーレソン、フローレンス・カストリナー、フィリス・マクブライド、ナタリー・カーター、チャック・スカーボロー、ジョン・スチュワート、マイケル・ブルームバーグ、ジェームズ・カーヴィル 他
コピー:操作された《運命》に、逆らえ。
有望な若手政治家デヴィッドは、いつも肝心なところで感情を抑えきれないことが玉に瑕。上院議員に立候補した今回も、このままいけば当選確実というところで、パブで尻を丸出しにするという馬鹿な行動をとってしまい、そのせいで落選してしまう。自分が嫌になりながらも落選演説に望もうというそのとき、会場で美しい女性エリースと出会い心惹かれてしまう。その時は連絡先も聞かずに別れたが、その後、偶然バスで再会。しかし、彼女との仲が深まりそうになった途端、デヴィッドは突如出現した黒ずくめの男たちに拉致されてしまう。彼らは“運命調整局”員を名乗り、人々があらかじめ定められた運命から逸脱しないよう監視・調整を行っているという。そして、デヴィッドが本来出会うはずのないエリースと関係することを阻止しようとする…というストーリー。
なんか『マイノリティ・リポート』みたいなノリだな…と思っていたら、原作者が同じだった(フィリップ・K・ディック)。基本的に彼が原作の映画は好きなものが多い。『ブレードランナー』『トータル・リコール』『スキャナー・ダークリー』とかね。
何がおこっているのか先が読めない展開。謎の男たちがデヴィッドの周りで何をやっているのかさっぱり見えない。彼らが“調整員”なるものだということが判っても、彼らの目的は見えない。彼らが何で二人を引き離そうとしていることが判っても、なんでそうするのかは見えない。まるでたまねぎの皮を剥くように、剥いても剥いても次が見えない。非情に興味深い巧みなプロットである。
さあて、これからどうなるか…(以下、ネタバレ注意)。
この巧みさに輪をかけて、そのままクライマックスに向かうことを期待したのだが、終盤になるとSF要素の面白さは薄まって、ウェットなラブロマンス要素で溢れてくる。これを愉しめるかどうかは、好み次第。もちろん、私が求めた展開とは違う。
調整員さんたちは、空間を曲げたり(どこでもドア状態)と、なんでもあり状態なのに、なんで、一人の人間ごときに一喜一憂するのか。結局、彼らの究極的な目的は何も明かされず終い。そりゃあ、“神の遍在”を匂わせてしまったら、彼らの目的を明かすことは不可能。それを説明するということは、神の存在意義を語ることになってしまうからね。神の御意思なぞ、説明しようものなら教会から大目玉を喰らってしまうわ。
大いなる神を恐れ多く思い、ありがたく思う方々にはそれでいいのかもしれないが、キリスト教徒でもない私にゃあ、消化不良以外のなにものでもない。大方の人は、私と同じだろう。
もっとSF直球で勝負してほしかった(『マトリックス』のスピンオフ作品とでも思えば、愉しんで観られるかもしれんけど)。せっかく面白くなりそうなSFが、神の御名の前に萎んでしまった残念な作品。監督の力量の問題かもしれない。残念だったしお薦めもしないが、極めて凡庸ではあれ、決して悪い作品ではない。
#サラリーマンはどの世界でも小物だのぉ…。
負けるな日本
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プロフィール
HN:
クボタカユキ
性別:
男性
趣味:
映画(DVD)鑑賞・特撮フィギュア(食玩/ガシャポン)集め
自己紹介:
一日一シネマ。読んだら拍手ボタンを押してくだされ。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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