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image1856.png公開年:2011年
公開国:アメリカ
時 間:124分
監 督:ジョー・ジョンストン
出 演:クリス・エヴァンス、トミー・リー・ジョーンズ、ヒューゴ・ウィーヴィング、ヘイリー・アトウェル、セバスチャン・スタン、ドミニク・クーパー、トビー・ジョーンズ、スタンリー・トゥッチ、ニール・マクドノー、デレク・ルーク、ケネス・チョイ、リチャード・アーミテージ、JJ・フィールド、ブルーノ・リッチ 他
コピー:なぜ彼は、世界最初のヒーローと呼ばれたのか――。


1941年。ヒトラー率いるナチスドイツに押され、ヨーロッパは危機を迎えていた。アメリカは連合国側として多くの兵士を派兵していたが、愛国青年スティーブ・ロジャースは入隊を希望。しかし、彼のあまりにも虚弱な体は入隊基準を満たすことができず、経歴をごまかして何度も試験を受けるがことごとく不合格になっていた。そんな中、軍医アースキン博士から、ある特別なプロジェクトに参加することを条件に、入隊の誘いを受けるスティーブ。晴れて入隊した後、“スーパーソルジャー計画”の被験者第1号となるが、実験は見事に成功。彼は超人的な肉体と運動能力を獲得する。しかし、その実験に紛れ込んでいたナチス内の一派の“ヒドラ党”のスパイによって、博士は暗殺され装置も破壊されてしまったため、計画は頓挫。後ろ盾を失ったスティーブは、彼の意に反して軍のマスコット“キャプテン・アメリカ”として、戦時国際のキャンペーン活動に利用されてしまうのだたが…というストーリー。

ある意味、キャプテン・アメリカさんも『ハンサム★スーツ』みたいなもんなんだけど、変貌と遂げる主人公の心根が違う。ここは重要。

単なるコンプレックスや虚栄心なんじゃないか? と思われそうなるけど、あくまで、他人のために尽力したいという純粋な人なのだ…というラインを決して外れることがなかったのが良い。いや、そこだけは死守しないと、アベンジャーズのリーダーとして不適格になるのがわかっていたから死守せざるを得ない。

全面戦争に突入すると何故かそれほど愉しくなくなるのも、残念。戦争が始まるまで、始まる当初はどうなっちゃうんだろうとハラハラするけど、いざ開戦してしまうと、打算と虚しさと傲慢さしか見えてこないのは、実際のアメリカさんの戦争と一緒。107連隊とやらの恨みという部分に焦点を当てるとか、これまでの緒戦についても言及するべきだったか。
また、バトルが盛り上がらないのは、敵の魅力が低いからかもしれない。もうちょっと特徴というか味のあるデザインにしてほしかった。ヒドラ党のタコさんマークのデザインなど、秀逸な部分もあったのに、そこ以外のデザインは凡庸だった。

『猿の惑星:創世記』のCGもすごかったが、本作もすごい。
クリス・エヴァンス本人は、基本ムキムキさんなので、冒頭のヒョロヒョロのほうがCGである。こういう表現をする場合は、まるごとCGだったりすることも多いのだが(『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』なんかはそういうアプローチ)、本作で演じているのは間違いなく本人。本人で撮影した後(もちろん背も低いので、頭の位置はかなり低くなるように撮影しているだろう)、体の部分をCGに置き換えている。これだけ長い時間、それも裸のシーンも多いのに、モヤシ男部分に何の違和感も感じられない出来映えに、驚きを隠せない。健全かつ善良でウブな主人公というのも、案外久しいし、ダメな子が成長していくのは、純粋に観ていて愉しいわけで、そこをまったく毀損していないだけでも優秀といえる。これを仕上げた会社の技術はズバ抜けているわ。

これで、『アベンジャーズ』に向けての準備はこれでおしまい。はっきりいってエンドロール後の『アベンジャーズ』の予告映像のほうがアドレナリンが出る。さあ、盛り上がってまいりました~!といいたいところなんだけど、日本では仮面ライダーと戦隊シリーズの合体映画のほうが盛り上がってるような気がしないでもない。それくらい一般の知名度はイマイチ。子供づれで観にいく内容でもないしね。

決してつまらなくはないのだが、アベンジャーズに向けて、置きにいった感は否めない。70年も眠っていたことに対する切なさとか侘しさとか、そういうのは表現する気すらない(徐々に理解させようとして、当時の環境を再現しておく意味がわからんし)。
まあ、アメコミに興味はない人は、観なくてもよし。興味がない人は「ふ~ん」で終わると思う。



負けるな日本

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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