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公開年:2008年
公開国:アメリカ
時 間:110分
監 督:ティムール・ベクマンベトフ
出 演:アンジェリーナ・ジョリー、ジェームズ・マカヴォイ、モーガン・フリーマン、テレンス・スタンプ、トーマス・クレッチマン、コモン、クリステン・ヘイガー、マーク・ウォーレン、デヴィッド・オハラ、コンスタンチン・ハベンスキー、クリス・プラット、ローナ・スコット 他
ノミネート:【2008年/第81回アカデミー賞】音響賞[編集](Wylie Stateman)、音響賞[調整](Frank A. Montano、Petr Forejt、Chris Jenkins)
【2008年/第14回放送映画批評家協会賞】アクション映画賞
コピー:“1を倒して、1000を救う”
凡庸なサラリーマン生活をおくるウェスリー。そんな彼の前に、ウェスリーの亡き父が凄腕の暗殺者だったと語る謎の女フォックスが現われ、事情がよく判らないまま銃撃戦に巻き込まれる。応戦するフォックスに引き連れられ、古来からから神に代わり“運命の意志”を実践する“フラタニティ”という秘密暗殺組織の元へ。ウェスリーの父もその組織の一員で、ウェスリーもその資質を引き継いでいると知らされる。彼は父の復讐を誓い、暗殺者としての潜在能力を覚醒させるため、フォックスの下で特訓を受けることになったがが…というストーリー。
一番の中心的な設定である“フラタニティ”だが、荒唐無稽だわ存在意義もいまいち良く判らないわ、普通ならアホくさ…と興醒めするところなのだが、CGとアクションの融合具合がうまいので、とにかくノリだけでグイグイと押し切られる。そのアクションも、物理的には有り得ないレベルばかりで、弾道カーブなんて『リベリオン』くらいのいい意味での珍作かも……なんて思うのは、中盤まで。
終盤にさしかかり、ストーリーを集約し始はじめると、まるで強制的に夢から醒まされたようで、出来事すべてがクダラないものに見えてくる。結局、“フラタニティ”ってなんなんだか。なんとなくその場の感情で左右される程度の掟とか、大概の人は予測がつくような父親の秘密とか、とってつけたような『マイノリティ・リポート』みたいなノリとか、合わない入れ歯を無理やり嵌めたような具合の悪さ。もう、最後までなんとか突っ走ることはできなかったのだろうか。私は急に眠たくなってしまったよ。
さらに、誰もが間違いなく同じことを思ったに違いないが、その興醒め具合に油を注いでいるのが、DAIGOの吹替え。平板な抑揚に所々ヘンテコなイントネーション、叫び声に至っては聞いていて恥ずかしくなる。DAIGOの吹替えにどれだけ集客力があると判断したのか知らないが、このめまぐるしいアクションシーンは、字幕を追わずに観たほうがいいと思うので、せめてDVDリリースする時には、別の声優のトラックを入れてほしかった。配給会社の失策である。
時間が経つごとに徐々に減点されて、最後は赤点ギリギリで終了する作品。特にお薦めはしない。4割の人が別に観なくてもよかったな…と思うこと必至。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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