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image1367.png公開年:2008年 
公開国:アメリカ
時 間:98分
監 督:アンドリュー・スタントン
出 演:ベン・バート、エリッサ・ナイト、ジェフ・ガーリン、フレッド・ウィラード、ジョン・ラッツェンバーガー、キャシー・ナジミー、シガーニー・ウィーヴァー  他
受 賞:【2008年/第81回アカデミー賞】長編アニメ賞
【2008年/第75回NY批評家協会賞】アニメーション賞
【2008年/第34回LA批評家協会賞】作品賞
【2008年/第66回ゴールデン・グローブ】アニメーション作品賞
【2008年/第62回英国アカデミー賞】アニメーション賞

染されて人類が退避した29世紀の地球。そこには、700年もの間、黙々とゴミ処理を続けるロボット、ウォーリーがいたが、次第に感情的なものが芽生え、いまではゴミの中から様々な物を見つけてはコレクションして楽しんでいる。ある日、空から一体のロボット“イヴ”が地球に降り立つ。その姿を見てたちまち恋に落ちたウォーリーは、彼女の気を惹こうとしたが、お気に入りの“植物”を見せた途端、イヴは動かなくなり、その後現われたロケットに回収されてしまう。イヴを助け出そうとしてロケットにしがみついて、そのまま宇宙へ運ばれてしまうウォーリーだったが…というストーリー。

様々なアニメ賞を受けているが、これをアニメとカテゴライズしてよいのかと思いながら観ていた。だって、CGがリアルすぎて、さらっとアナキン・スカイウォーカーとかが出てきて『スター・ウォーズ』っていわれても、遜色ないんだもの。まあ、後半でアニメちっくな人間がでてくるから、まあアニメなんだろうなって納得はできるけど。
ここまでくると、“アニメ賞”の対象の定義ってなんなのか考えてしまう。演者として人間が出るか否か?じゃあ、モーションキャプチャーで動きは人間のものだけど、映像はCGだったら?逆にアニメだけど、ものすごく実写に近かったら?そろそろ、アニメを特別視して、賞を別カテゴリーにするのは止めるべき時期に来ているのではなかろうか。

人間が地球を見捨てる→移住可能な星を探査するためにロボット派遣っていう流れは『2001年宇宙の旅』みたい(というかオマージュなのかな)。ってことはイヴはモノリスか。でも、SFでもファミリー向けでもなくって、完全にラブストーリーなんだけどね(連日恋愛ものである)。

はじめにいったとおり、前半は人間が出てこないで、ほぼセリフなし。ウォーリーの生活を淡々と写す様子は、とてもか楽しめた。ウォーリーのことをかわいい、愛らしいというのは、地球で一人ぼっちだけど、それなりに楽しくやってる感じを指していたんだろうね。

そのいい感じも人間が出てくるまで。人間登場で、それまでの世界観に抱いていたワクワクがスーッっと醒めていく。スーって音が聞こえるように。そのまま盛り返すこともなく、さらにドタバタになり、さらにエコ的な説教臭さも加味されて、ピントがずれまくってもうぐちゃぐちゃ。バタバタと動きはするんだけど、気持ちは益々離れてしまい、部分的に眠気すら覚える始末。飽きた子供は多いことだろう。

良質な前半のアドバンテージを、時間が経過するごとに食いつぶし、最後は赤点ギリギリで逃げ切る作品。残念ながら無理しても観るような作品にあらず。特段お薦めはしない。

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