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公開年:2002年
公開国:フランス
時 間:108分
監 督:フローラン=エミリオ・シリ
出 演:ナディア・ファレス、リシャール・サムエル、ヴァレリオ・マスタンドレア、ブノワ・マジメル、サミー・ナセリ、サミ・ブアジラ、アニシア・ユゼイマン、マルシアル・オドン、パスカル・グレゴリー、マルタン・アミック、アンジェロ・インファンティ 他
コピー:12000発喰らえ。
ナセールをリーダーとする5人の男女は工業倉庫へ盗みに入ろうとしていた。同じ頃、ラボリ中尉率いる特殊警察部隊は、少女売春の罪で逮捕されたアルバニア・マフィアの首領を護送していたが、マフィアの襲撃に遭い、ナセールたちが侵入した倉庫へ逃げ込む。ラボリとナセールたちは共にアルバニア・マフィアに包囲され一斉放火を浴びてしまうが…というストーリー。
昨日の『あるいは裏切りという名の犬』がなかなかよかったので、続けてフランスモノ。
コピーが“12000発喰らえ。”ということで、『ホットショット』ばりの乱射(笑)が繰り広げられるのかと期待したが、わざわざ言うほどのこともない普通の銃撃戦かな。勝手にハードルを上げすぎたせいか、全然迫力が感じられず。
それに、上に書いたあらすじの設定以上のドラマがない。圧倒的な戦力差で追い込まれ、次々と死んでいくという、本来ならばドラマチックな展開にできそうな筋なのだが、各キャラのバックボーン・経歴・特殊能力の設定が薄く、特徴差が際立っていない上に、人数だけは多い(黒人の軽業師なんか全然能力を発揮しないし、なにやら過去がありそうな警備員についても何の説明もない)。アクションがメインとはいえ、役者陣も演技に独自色を出せていないのも頂けない。よって、観ている側も感情移入しにくいし、こうやってレビューを書いていても、あまり記憶に残っていないのだ。ネット上のあらすじを読んで、「ああ、そういうハナシだったか…」って思う始末(アルバニアマフィアとか…)。
#記憶に残ってるのは、『荒野の七人』の口笛くらいかな…
ワタクシ的にはかなり不評なのだが、ネット上では拾い物だと中々の評判で、ちょっと逆にびっくり。なので、もしかすると愉しく観れる方が多いのかもしれないが、ワタシはお薦めしない。赤点とは言わないがC+評価くらいかな。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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