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公開国:イギリス
時 間:97分
監 督:エリオット・レスター
出 演:ジェイソン・ステイサム、パディ・コンシダイン、エイダン・ギレン、ゾウイ・アシュトン、デヴィッド・モリッシー、マーク・ライランス、クリスティーナ・コール、ルーク・エヴァンス、ロン・ドナキー、ネッド・デネヒー、ニッキー・ヘンソン 他
コピー:この刑事、凶暴。ゆえに天職。
サウスロンドン警察のブラント刑事は、暴力的な捜査手法のせいで何人もの犯罪者をブチのめしてきたが、そのせいでマスコミに取り上げられ、非難の的となっている。しかし、その正義感と同僚を想う気持ちは人一倍で、自ら刑事は天職だといって憚らない。そんなある日、警官ばかりを襲撃する連続殺人事件が発生。プラントは新任警部のナッシュと協力し、捜査に当たる。犯人は大胆にも、自らの情報をマスコミにリークし“ブリッツ”と名乗っていたが、やがて、その正体がバリー・ワイスという男であることが判明するのだったが…というストーリー。
ジェイソン・ステイサムのクレイジーなキャラってのは、ありがち。はみだし刑事役は似合ってるけど、そいいう役が多すぎで食傷ぎみ。
チンピラには容赦なく鉄槌を下し、その後、どうなろうと知ったこっちゃない直情的な人物なのはいい。でも、日頃の素行を攻められてクビになりそうになったら、“天職だからクビにすんな”ってスゴむ。それって、言い方の問題だけで「クビにしちゃイヤよ」ってことじゃないか。なんかな情けないと思うんだけど。キャラが練りきれていないと思う。
ゲイの警部にも、なんだかんだで近づいていって、バディになる。別に彼が実はい刑事なのでは?っていうきっかけがあるわけでもないし、彼を組まなければいけないということもない。どういう心境の変化なのか、よくわからない。
ゲイの刑事とは最後まで共同で捜査に当たるんだけど、べつにゲイであることが、その後のストーリーに生きるわけではない。同僚から、ゲイと行動していることを茶化されることすらない。そのデコボココンビの様子が特段おもしろいわけでもない。
同様に、妻を亡くした刑事のキャラも生きていない。二人の間に強い友情があったのかと思いきや、彼が死んだことに対して、我を忘れるような行動を取るわけでもない(怒りはするけど)。
薬物中毒の女性警官も、仲の良かった少年が殺された後、自暴自棄になって証拠の薬物を横流ししてラリっちゃうだけで、それ以上なにかがあるわけでもない。犯人がわかってるんだし、復讐くらいするのかと思ったけど、錯乱するだけ。だから何?って感じ。その女性警官を慮る男性警官なんか、彼女が襲われたことを知って動揺して、ベッドの側に座ってるだけ。必要がない。
とにかく、キャラの味付けはしてみたけど、味見もしてないし整えもしていないって感じ。全部の登場人物がそんか感じ。雑なこと極まりない。
また、決定的に犯人探しの面白みが欠けている。犯人が誰なのかは観客には早々に明かされているので、犯人探しの要素はない。それならば、犯人と刑事の騙し騙され、丁々発止のやりとりを見せるべき。でも、犯人は襲って殺すだけ。犯人の正体に気付いた後は、けっこう普通に捕まるだけ。その後は、捕まえるけど証拠不十分で釈放されるだけ。
その先、凝った演出でもあるのかと思ったら、結局、ブチ切れて殺しちゃうだけ。つまらないオチにもほどがある。すべてが、たたそれ“だけ”。
どう考えても駄作なのに、とりあえず凡作かな…というところまで盛り返すのは、ジェイソン・ステイサムのパワーだろう。何だかんだで力のある役者ってことだな。ただそれだけ。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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