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公開年:2013年
公開国:アメリカ
時 間:133分
監 督:シェーン・ブラック
出 演:ロバート・ダウニー・Jr、グウィネス・パルトロー、ドン・チードル、ガイ・ピアース、レベッカ・ホール、ステファニー・ショスタク、ジェームズ・バッジ・デール、ジョン・ファヴロー、ベン・キングズレー、ウィリアム・サドラー、デイル・ディッキー、タイ・シンプキンス、ミゲル・ファーラー、ショーン・トーブ、ビル・マー、ジョーン・リヴァーズ、スペンサー・ギャレット、トム・ヴァーチュー、レベッカ・メイダー、スタン・リー、マーク・ラファロ、ポール・ベタニー 他
コピー:「さらば――アイアンマン。」
 「アベンジャーズ」の戦いから1年。――すべてが変わってしまった。

人類滅亡の危機を救った“アベンジャーズ”の戦いから1年後。その戦いで心に深いダメージを受けたトニー・スタークは、見えない敵に怯えて、アイアンマンのスーツを次から次へと開発していたが、それでも心が休まることはなく、悪夢や発作に襲われ、普段でもスーツを着用するまでに。その頃、“マンダリン”率いるテロリスト組織テン・リングスによる連続爆破テロが発生。マンダリンは、電波ジャックによる犯行声明で合衆国政府を挑発。ローズ大佐は、改良型ウォーマシンの“アイアン・パトリオット”を装着し捜査を進めていたが、まったく犯人の正体がつかめない。そんな中、トニーの恋人ポッツの元に、巨大シンクタンクの主催者キリアンが現れ、人間の脳の未使用領域を活性化し、能力を向上させるウイルスの研究を共同で行わないかと提案してくる。軍事転用の可能性を嫌ったポッツは提案を拒否。キリアンの行動を不審に感じた警備主任のホーガンは尾行を開始。怪しい取引の現場を押さえると、一帯が突如爆破。一般人を巻き込み大惨事となり、ホーガンも意識不明の重態となってしまう。キリアンとマンダリンが繋がっていると確信したトニーは、自宅の住所を公表し、マンダリンに宣戦布告するのだったが…というストーリー。

2と3の間に『アベンジャーズ』が挟まるだけならいざしらず、『アベンジャーズ』のラストが、がっちり本作の内容のベースとなっており、観ていないとさっぱりわからない(ハズ)。アイアンマンを3まで観ちゃうような人は、マーヴェル好きに決まってるんだから、当然『アベンジャーズ』も観てるでしょ?という、なんとも豪腕シナリオである。
#本作の配給はディズニーだったりする。今、ディズニーが関わると豪腕マーケティングでイケイケになっちゃうのかな。
元々、精神を病みぎみのトニー・スタークだったが、『アベンジャーズ』での経験で完全に病んでしまう。そりゃ、宇宙から飛来した神様と戦い、死ぬ目にあって間一髪で助かった人だもの、病んで当然ではある。

(ちょっぴりネタバレあり)

その設定は良いとしても、ストーリーが煩雑すぎる。あらすじを書くと判るのだが、非常に筋をまとめにくい。むやみにこねくりまわされているのが良くわかる。キリアンの後を追ったホーガンが被害に遭うのだが、その時点では一連のテロに巻き込まれたのだとトニーは考え、マンダリンに宣戦布告するわけだ。キリアンとマンダリンが繋がっていることを観客は判っているが、トニーは判っていないという状況。モヤモヤするけど、ドキドキはしない、あまりおもしろくない演出に思える。
また、宣戦布告中にトニーの家に現れる女性マヤ。過去の経緯との絡みを考えるとキャラクターの存在意義はあるが、役割的にうまく使いきれておらず、そんな扱いで終わらせるなら、出さないほうがマシだったように感じる。

スーツがリモート機動できることが、一つのストーリー上のポイントになっている。荒唐無稽と思いつつも、一番盛り上がるのが、飛行機から投げ出された13人をトニーが救うシーンだろうね。遠隔操作っていう設定は、そのシーンについては生きている。対して、最後の旧機種勢ぞろいが、そのせいで味気ないものになってはいないだろうか。

コピーにある“さらば”の意味は、現代の医学では取り出し不可能といわれていた、胸に埋まっている金属を今回のラストで取り出すから。科学は進歩している…的なもっともらしいナレーションが入るわけだが、正直、そんな設定忘れていたね。
元々、胸で発光している電磁石は、取り出せない金属の破片を固定しておくためのもの。別にローズ大佐は生身でスーツを着ているわけだし、トニーの胸にそれが埋まっていなきゃいけない理由はすでに無い。だから、トニーの胸の金属を取ってしまったからって、アイアンマンよさようなら…ってわけでもないので、どうでもいいエピソードになってしまったのは残念。今回の戦闘によって、取り出さざるを得ない展開になって、一か八か…のほうが面白かったような…。
#もし『アベンジャーズ』の続編ができるとしてら、アイアンマンは別の人が装着する流れかな。

テロ攻撃はフェイクですっかり騙されるアメリカ。まあ、そこにベン・キングズレーを持ってくるもんだから、観ている方も騙される贅沢な配役だけど。今のシリアへの対応を見ていてもわかるように、“弱いアメリカ”は既定路線。映画は社会を写す鏡だな…と痛感する。

この手の作品で、私はいつも言っているけど、敵が弱そうだとダメ。燃えるおっさんキリアンはラスボスとしてはイマイチ。あの状態でアイアン・パトリオットを装備して、燃えるアイアン・パトリオットで戦えば、見映えしたのに。

エンドロール後のオマケシーン。トニーがカウンセリングを受けているんだけど、相手の先生は居眠りしてるわけ。その先生って、ハルクに変身する博士ね(『アベンジャーズ』に最後でトニーの命を救ったのがハルクだからね)。覚えてないよね、普通。

まあまあの満足度。シナリオはもうちょっとすっきりブラッシュアップさせるべきだったかな。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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