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公開年:2006年
公開国:アメリカ
時 間:121分
監 督:アダム・マッケイ
出 演:ウィル・フェレル、サシャ・バロン・コーエン、ジョン・C・ライリー、ゲイリー・コール、マイケル・クラーク・ダンカン、レスリー・ビブ、ジェーン・リンチ、エイミー・アダムス、アンディ・リクター、モリー・シャノン、グレッグ・ジャーマン、デヴィッド・ケックナー、イアン・ロバーツ、ジェイク・ジョンソン、エルヴィス・コステロ、モス・デフ 他
受 賞:【2007年/第16回MTVムービー・アワード】キス・シーン賞(ウィル・フェレル、サシャ・バロン・コーエン)
父親のリースが酒とドラッグに溺れて家を出て行き、それ以来、母親の育てられたリッキー・ボビー。幼い頃かスピードに取り付かれていた彼は、人気カーレース“NASCAR”の参加チームの一員だったが、ひょんなことから、ドライバーとして参戦するきっかけを得る。そのチャンスを得ると、瞬く間に才能を開花させてドライバーの頂点に君臨。子供の頃からの親友カルもドライバーにして、コンビプレーで敵無し状態に。莫大な収入を得て、豪奢な生活を送る日々だった。そんなある日、F1レーサーのフランス人、ジャン・ジラールがNASCARに参戦してくることに。強力なライバルの登場に苛立ちを隠せないリッキーは、過剰な対抗心からレース中に大クラッシュしてしまう。依頼、スピードに対する恐怖を抱いてしまい、参戦は不可能になってしまう。収入が激減しただけでなく、何と妻までカルに寝取られる始末。とうとうピザのアルバイトをするまでに成り下がってしまうのだったが…というストーリー。
不幸な生い立ちながら、ワンチャンスを物にして成り上がるというサクセスストーリーかと思いきや、調子こいて、とんでもないクソ野郎にという展開。ウィル・フェレルがそれを演じると、コメディのラインを超えて、本当に不快に映る。スゴいんだかスゴくないんだか。いまいち日本でウケないのは、そういう部分だと思う。個人的には嫌いではないけど(正直、彼のギャグは嫌いじゃない)。
で、彼にフランス人ドライバーのライバルが登場して、大ピンチになるのだが、相変わらずクソ人間っぷりで、応援したい気にはならない。かといってフランス人ドライバーも応援したいキャラじゃない。別にゲイだからってわけじゃない。性格がクソなの。で、だれのことも応援したくない内容のお話を、愉しめるか?って話。このお話全体が、俯瞰で眺めると状況がおもしろいな~ていう演出をしている訳じゃないから、シラけるんだよね。前半で観客の心を掴むのに失敗していると思う。
こんなにくだらない内容なのに、レースシーンはものすごくお金がかかっているのが良くわかる(でも、客に「もったいねーなぁ」って思わせちゃだめだよね)。
そのままフランス人と揉め続ける構図なのかとおもったら、焦点は相棒に移っちゃう。フランス人ドライバーをあまりうまく使えていないシナリオだと思う。
一番腹立つのが、リッキーのクソガキどもなんだけど、もう救いようのないレベルで、これ、どうやってオチつけるんだろ…って感じ。このままクソ作品で終わるのかと思いきや、それなりにまとめてくる。アメリカ映画界の脚本テクニックってすごいわ…と、その点については、素直に感心する。
クソガキのくだりも、父親のくだりも、最後の盛り返しはスゴいかったと思う(サシャ・バロン・コーエンの使い方はちょっともったいない気gするけど)。なんで脚本家はもっと前半でこの力を発揮できなかったのか。脚本には、ウィル・フェレルと監督のアダム・マッケイがクレジットされている。どっちかが書いた脚本を、見かねてどっちかがテコ入れしたって感じなのかな。
まあ、安定の日本未公開…というレベル。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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