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公開年:2011年
公開国:アメリカ
時 間:81分
監 督:ルイス・ショーンブラン
出 演:キャシー・フリーゲル、ジェイソン・ロックハート、ディラン・ヴォックス 他
201X年。山中に一体のエイリアンが飛来する。姿を消す能力と、DNAを使って人間に化ける能力をもったエイリアンは、遭遇した人間を次々と殺していく。一方、地味な青年タイラーと友人のジェイクは、幼馴染にジェシーら4人の女の子と一緒に森へキャンプ場へ行く。楽しく過ごすつもりだったが、一人のわがままな女の子の振る舞いによってしらけムードに。そのまま一夜が明けるが、その女の子の姿が見えない。迷子になったと思い捜索するが、そこには血まみれの彼女の靴が。すると突然、不思議な風体の女性が現れる。彼女は自ら宇宙人と名乗り、この姿は“アバター(化身)”であると説明する。そして、とある生物兵器を追って地球に来たこと、おそらく行方不明の子はその生物兵器によって殺されたであろうことを告げる。宇宙人は、生物兵器を倒す装置が故障してしまったため、協力してほしいというのだったが…というストーリー。
あらすじを書くと、改めてバカバカしくなってくる。内容が無いに等しい。いや、ストーリーはあるよ。でも、“人間の変化”みたいな側面がまるっきり欠如している。すごろくレベル。エド・ウッドのシナリオに近いかもしれない。
青い顔をした宇宙人が乗ってきたUFOの計器には英語表記が。宇宙人の言語は英語のようだ。あなたたちの言語は単純だから…っていうとってつけたような説明が入るのだが、機械の表示が英語である説明になっていない。アホかと。もうちょっと面白い説明で笑いをとればいいのに…と思うのだが、これでよいと本気で思っているフシがある。そのセンスに、ある意味恐怖を覚える。
やたら、宇宙人のテクノロジーが進んでいることばかりセリフにでてくるから、何かの複線かな?と勘ぐっていた。例えば、逆に地球なら誰でも知っているような科学理論だけが、なぜか宇宙人にはわからないとか。電磁力の法則をしらないとか、そういう面白い設定を差し込むとかすればいいのに。フレミングの左手の法則とか、みんなで電磁力の手の形をやって、「Oh~!」とか。馬鹿馬鹿しくていいじゃん(笑)。でも、結局、なんの複線でもなかったわ。
キャラの配置もいまいち謎。いちばんヤボったい子を殺しちゃうセンスは、日本人にはないよねー。
技術的には、民生品でかなりのことができるようになったため、技術を補うために偏執的な努力が不要になっている。思わず“くっだらね~~!!”って言ってしまう、陳腐な技術をバカにしつつも愛してしまうという、涙ぐましい努力に対して好感を持つということが無くなってしまった。
無味乾燥なつまらなさだけが残っている。
この映画サークル、なかなかやるじゃん!っていうレベルだった。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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