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公開年:1985年
公開国:アメリカ
時 間:102分
監 督:ジョージ・A・ロメロ
出 演:ロリ・カーディル、テリー・アレクサンダー、ジョセフ・ピラトー、リチャード・リバティー、アントン・ディレオ、ハワード・シャーマン、ジャーラス・コンロイ、ゲイリー・ハワード・クラー、ラルフ・マレロ、ジョン・アンプラス 他





2XXX年。地球全土は、ゾンビで埋め尽くされた世界になっていた。フロリダ州郊外になる軍の地下基地では 生き残った少数の人間達が、ゾンビの研究と生存者の捜索を行っていた。基地には、女性科学者セイラ、無線技師マクダーモット、セイラの恋人ミゲル、ヘリパイロットのジョン、ローズ大尉と兵士、ゾンビ研究者のローガン博士、テッドらが暮していた。サラは死人がゾンビにならない方法を研究いており、ローガン博士はゾンビと意思疎通をはかり飼い慣らす研究していた。その研究のために、ゾンビを集めさせられていたローズ大尉らは、研究の成果がでないことにいらだち始め、軍人たちと科学者たちの対立が明確になっていき…というストーリー。

邦題には“死霊”とあるが、死霊でもなんでもなくゾンビ。本作は、『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』⇒『ゾンビ』から続く3部作の3作目だが、私、前の2作の記憶が薄くなってる。

でも、ゾンビから逃げて生き延びることが主眼だったが、本作では研究用のゾンビの扱いの問題があるだけで、とりあえず基地内に入れば危急的に死ぬことはない状況で、これまでとはちょっと趣が違う。
その代わりにどういう対立軸が用意されるかというと、人間同士の争い。科学者と軍人は、“世界”の見方がまったくことなっており、それこそゾンビと人間くらい価値観が異なり、同じ人間ながらもまったく相容れることがない。だから、ゾンビ、科学者サイド、軍人という三つ巴ができちゃう。おまけに、科学者の中でも、マッドな人たちと、そうじゃない人(技師系を含む)たちでパックリとスタンスが違うもんだから、四つ巴状態。ヘリ操縦士とか技術系の人は、そんな研究しても意味なんじゃね?神のおぼしめしみたいなもので、受け入れるしかないんじゃね?という、諦めとも達観ともつかない感情になっちゃってる(まあ、ゾンビ40万人対人間1人くらいの割合っていうんだから、案外これが自然な感覚ではある)。これが、なんともいえないカオス状態と脱力感を生んでいる。

ゾンビの中にある人間時代の記憶という部分が扱われているが、これはなかなか扱いにくいというか、一歩間違えればすべてを台無しにしてしまうギミックだと思う。訓練されたゾンビが、人間の道具を使ったり、復讐(飼い主が殺されたことに対する反撃)をするシーンが、ゾンビらしさを失わせることに繋がってしまっているのではないかと。あくまで生体的な“反射行動”だと描くべきだったのではなかろうか。ちょっとうまく生かしきれていないかなと思う。
結局、その部分が良くも悪くも全体的なストーリーに対して何の影響も与えてはおらず、その証拠に、生き残った人間が、島でのんびりするというラストで終わってしまっている。

なんで、ゾンビさんたちが、引っ張ると、熔けるように体が裂けちゃうのか。ゾンビの力が強くって裂けてるって感じの表現じゃないのが、個人的にすごく気になる(というか、いまいち気に喰わない)。“肉の重さ”みたいなものが無いっつーか。

特筆して褒める部分は少ないかも。普通のホラー作品だったかな。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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