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公開年:2002年
公開国:アメリカ
時 間:117分
監 督:アンドリュー・ニコル
出 演:アル・パチーノ、レイチェル・ロバーツ、ウィノナ・ライダー、キャサリン・キーナー、エヴァン・レイチェル・ウッド、プルイット・テイラー・ヴィンス、ジェイ・モーア、ジェイソン・シュワルツマン、イライアス・コティーズ、レベッカ・ローミン=ステイモス、トニー・クレイン 他
コピー:世界が熱狂する完全無欠の女優──プログラム 完了!?
過去に2度オスカーにノミネートされた映画監督タランスキーだったが、作品が立て続けに失敗し、今は落ち目で見る影も無い。再起を賭けた新作でもワガママ女優に降板され、映画会社の経営者で元妻エレインに解雇されてしまう。しかし、そんな彼に突然、謎の男ハンクが現われ、ハンクが開発した女優創造コンピュータソフトを託される。それを使ってCG女優“シモーヌ”を創り出し映画を撮り上げると、とてつもない大ヒットになり…というストーリー。
『ワグ・ザ・ドッグ/ウワサの真相』と同じような話(というか同じ)。CG女優が一人歩きして大ブームになるというアイデア自体は、さほどユニークとは思えないが、話が波に乗るまでの導入部は決して悪くない。あとは、その坂の上に置いた岩をどうやってウマイこと転がすかってことなのだが…。
容易に転がせそうなのに、全然うまく転がってないように思うのは私だけか?おもしろいと評価する人が多いのだが、本当にそうか?広所恐怖症とか引きこもりだとかパソコンオタクだとか、その言い訳通りにエスカレートしていくのかと思ったら、中継映像は屋外?さらにコンサート?いきなり矛盾するが、だれも指摘せず。細微をないがしろにしたまま、発散するだけ発散させている。海に沈めたケースの中のディスクが無くなっているが、空いた形跡がないということは誰かが盗んだのか?刑事事件になっているのに、被疑者の社会保障番号も調べないのか?作り話なんだから重箱の隅をつつくなんてオトナゲ無いっていうかもしれないが、いくらなんでも穴がありすぎじゃないだろうか。余計としか思えないオチで、さらにダメ押しされる。
なにやら、実社会への問題提起を多分に含めているような気もするのだが、私には伝わってこない。決して、ワタシの勘が悪いわけではなと思う。この監督は、要するにアイデアだけ。抜群のヒラメキなのだが、そこまでの人なのだ。その後、製作総指揮/原案をやった『ターミナル』もそんな感じだったと思う。この秀逸なヒラメキを、うまく膨らませてくれる仲間がいればねぇ。
一つ擁護しておくと、アル・パチーノの演技はとてもよい。気が狂いそうになる男をイキイキと演じている。でも、それが活きていないのだから、残念至極。期待しなければ、そこそこの時間つぶしにはなる作品なので、割り切って観るぶんには、お薦めする。
#ウィノナ・ライダーは石田あゆみのようだった。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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