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公開年:2004年
公開国:アメリカ
時 間:103分
監 督:ザック・ブラフ
出 演:ザック・ブラフ、ナタリー・ポートマン、ピーター・サースガード、イアン・ホルム、ジーン・スマート、メソッド・マン、アン・ダウド、ロン・リーブマン、デニス・オヘア、マイケル・ウェストン、ジム・パーソンズ、ジャッキー・ホフマン、アレックス・バーンズ 他
受 賞:【2004年/第20回インディペンデント・スピリット賞】新人作品賞
精神安定剤を常用して感情の起伏が少ない売れない役者のアンドリューは、母の死の報せを受け、9年ぶりにニュージャージーへ帰郷。父とは昔から不仲のままで、再会した旧友たちとも距離を感じてしまう。そんな時、偶然に天真爛漫でちょっと風変わりな女サムと出会い、彼女との時間を過ごすにつれ、忘れかけていた感情を取り戻していく…というストーリー。
今時、若いのに脚本&主演なんてめずらしいなぁ、、と、思いつつも、それなりのデキで、妙に納得…というかガッカリというか。全体的な雰囲気は、先日観た『ママの遺したラヴソング』に近いけれど、面白さとしては3割減くらい。
そんな中、ナタリー・ポートマンはなかなかがんばった演技を披露してくれていて、彼女のおかげでなんとか成立しているといっていいかも。しかし、前々から書いているが、個人的にナタリー・ポートマンは好みではないうえに、主役級の二人から不必要に知性が染み出ており、役柄と合っているとはいえない。若者の成長物語を描きたいのか何なのか。若者の傷の舐めあいみたいな様子に対して、少しでも共感できればよく思えるのかもしれないが、本作の場合はさっぱり。登場人物のユニークな行動やエピソードを盛り込んだつもりかもしれないが、すべてが弾けきれておらず、不完全燃焼。日本未公開なのもさもありなん。DVDパッケージのセンスの無いことダサいこと作品の雰囲気に合っていないことといったらない。
#冒頭の飛行機事故の演出もスベっているし。そこからイヤな予感はしたんだけどね。
原題の“Garden State”の意味がわからず調べてみると、緑が多い州ってことでニュージャージーの愛称だそうだ(庭の州ってことで、“地元”って意味なのかな?と思っていたが違った)。日本未公開なのに、DVD発売にあたって、こういう邦題と付けたのだろうか。ちょっとめずらしいかも。でも、微妙にアンマッチだが。
よほど、ナタリー・ポートマンのことが好きならば楽しめるかもしれないが、そうでもない人にはお薦めしない。ラストは「なんだかなぁ」となるに決まっている。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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