忍者ブログ
[538]  [537]  [536]  [535]  [534]  [533]  [532]  [531]  [530]  [529]  [528
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

image0378.png公開年:2005年 
公開国:イギリス、南アフリカ
時 間:95分
監 督:ギャヴィン・フッド
出 演:プレスリー・チュエニヤハエ、テリー・フェト、ケネス・ンコースィ、モツスィ・マッハーノ、ゼンゾ・ンゴーベ、ZOLA、ジェリー・モフケン、イアン・ロバーツ 他
受 賞:【2005年/第78回アカデミー賞】外国語映画賞
コピー:拳銃を持つその手で、小さな命を拾った。



南アフリカ、ヨハネスブルクの黒人スラム街に、ツォツィ(チンピラ)と呼ばれる青年がいた。彼と仲間たちは強盗を繰り返し、殺人すら厭わない。そんなある日、ツォツィは裕福な家の前で高級車から出てきた女性を発見すると、銃で撃ち車を奪う。逃走するも後部座席に赤ん坊がいるのに気付き、そのまま車を乗り捨て置き去りにしようとしたが、赤ん坊の泣き声を聞くと思い留まり、抱き上げ…というストーリー。

まともな家庭環境で育たず、まともな教育もうけていない青年が、生き残るために身につけたのは、他者から奪うということ。喰いたくなったら襲う…、彼の行動は動物そのもの。人から社会性を奪うと動物になるというのを、そのまま体言している。

しかし、赤ん坊に触れてからの彼は、この世には無条件に守られるべきものが存在し、そして自分もそうだったということに、うっすら気付きはじめる。彼の心の中のロウソクに小さな灯火がついた瞬間。だけど、狂犬は所詮狂犬。その灯火はいつ消えてもおかしくないくらい小さく揺らぎ、黒い煙がチリチリと立ち昇る。

そんな彼の灯火は消えるのか消えないのか。そんな思いで彼を見続けるこの95分。人間性をひたすら信じたいと思う心の灯火が、あなたの心にも点るだろう。
『ルーツ』みたいなイメージのジャケットで、別の内容をイメージを予測していたんだけど、全然方向性が違った。そして単なるギャング映画でもない。何を観せたいのかが明確で的確。是非とも観るべき一本。お薦め。




 

#負けるな日本。

拍手[0回]

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
プロフィール
HN:
クボタカユキ
性別:
男性
趣味:
映画(DVD)鑑賞・特撮フィギュア(食玩/ガシャポン)集め
自己紹介:
一日一シネマ。読んだら拍手ボタンを押してくだされ。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
リンク
カウンター
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
最新コメント
[06/03 離脱ラバ]
[06/03 離脱ラバ]
[06/03 離脱ラバ]
[04/28 ETCマンツーマン英会話]
[10/07 絶太]
最新トラックバック
Copyright © 2009-2014 クボタカユキ All rights reserved.
忍者ブログ [PR]