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公開年:2005年
公開国:アメリカ
時 間:109分
監 督:ブラッド・シルバーリング
出 演:ジム・キャリー、メリル・ストリープ、エミリー・ブラウニング、リーアム・エイケン、カラ・ホフマン 他
受 賞:【2004年/第77回アカデミー賞】メイクアップ賞(Valli O'Reilly、Bill Corso)
コピー:幸せだった三姉弟妹を次々と襲う、最悪の不幸がはじまる
ボードレール家の長女ヴァイオレットは14歳の天才発明家。長男のクラウスは膨大な量の本を読破してものすごい知識の持ち主。末っ子のサニーは一度噛みついたら離さない女の子。ある日三姉弟妹が海辺で遊んでいた時に、自宅が火事になり、両親は莫大な遺産を残し死んでしまう。身寄りのない子供たちは、遠縁の親戚というオラフ伯爵が預かることになるのだが…というストーリー。
家族が横で観ていたのをながら観したことはあったが、ほぼ初見に近い。ちょっと軽めの作品が観たくなったのでチョイス。
ティムバートンばりの、ダークというかゴシックな統一感や、毒のあるファンタジーが好印象なのだが、問題は大人の鑑賞に堪えるレベルか、完全に子供向けなのか?っていうところ。結果からいうと、どっちつかず。こういうテイストなのに、カルト的人気がないのは、そういうコンセプトの甘さのせいかもしれない。
悪人オラフにはしつこく付きまとわれるし、善人達もおめでたい奴らばかりで…っていうイライラ感がよく表現できている。観ていて本当にイライラしてくる。でもそのイライラ感を逆手にとって、パーっとおもしろさに転換するのが、本作のおもしろさの一つだと思うのだが、子供が能力を発揮する“キターーッ”って感じが実に薄い。たとえば名探偵コナンが麻酔薬使うところとか、仮面ライダーWでフィリップ君が知識の本棚を出すところとか(うまい例がいえないけど)、リボンで紙を縛るのと本を思い出すだけじゃ、インパクトもないしメリハリも薄い。原作ではそれでよかったんだろうが、映像になると弱い。
また、オラフがあそこまで3兄弟の財産に執着するのか、単なる金目当て以上の何かがあるのか?と臭わせ期待を抱かせたのも良くない(私が勝手に抱いただけかもしれないが)。別の財宝とか個人的な恨みがあるに違いないと思ったのだが、そうではなくて拍子抜けしてしまった。
かといって決してけなされるような悪い作品ではなく、ほどよくまとまっているし、キャストがさりげなく豪華で(というかカメオ出演が豪華で)びっくりだったりもする。及第点以上なのは確実。とはいえあえてお薦めするほどでもない。
もうちょっとトンガった作品になっていれば、続編だって可能だったと思うが…。
#子供達はみんなキュート。
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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