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image1580.png公開年:2010年 
公開国:日本
時 間:134分
監 督:井筒和幸
出 演:後藤淳平、福徳秀介、ちすん、米原幸佑、桜木涼介、林剛史、阿部亮平、石井あみ、永田彬、結城しのぶ、大森博史、太田美恵、水澤紳吾、千葉ペイトン、黒柳康平、ジェントル、落合扶樹、松永隼、巨勢竜也、飯島洋一、筒井真理子、木下ほうか、升毅、光石研 他
コピー:彼らの暴走は止まらない!青春★バイオレンス★エンターテインメント!!
敗者復活戦、ねぇのかよ?…もう一度生き直させてくれよ!

両親にお金を出してもらいお笑い芸人の養成所を卒業したものの、芸人の仕事がないのはもちろん、芸を磨くわけでもなく、不真面目にバイトを転々とするだけの青年ユウキは、偶然出会った元相方の先輩・剛志に誘われてヒーローショーのバイトを始める。ある日、同じショー仲間のノボルという青年がが剛志の彼女を寝取ったことで、2人はショーの最中に大乱闘。その後も怒りの収まらない剛志は、知り合いのチンピラにノボルを痛めつけるよう依頼。暴行されたうえに金銭を揺すられたノボルは、仲間のツテでかつて不良としてならした元自衛官の勇気に助っ人を依頼する。ノボル陣営は剛志たちチンピラに、金の受け渡し場所を勝浦と指定して呼び出し待ち伏せし…というストーリー。

そこそこ売れっ子の若手芸人ジャルジャルをフィーチャーし、製作によしもとも巻き込んで、色々なプロモーションをしたものの、映画の内容がジャルジャルのファン層の好みとはほど遠く。そのためか、結局公開後はさほど話題になることも無く。

しかし、ジャルさんたちのキャスティングも演技も悪くなく、映画自体も井筒監督らしさ満開。それこそスコセッシばりの展開で、レイ・リオッタとかジョー・ペシとか、そういうキャラクターが頭のどこかにいる感じ。銃が出てこないから派手さはないけど、バイオレンス具合も似ていると思う。悪くないね…と言いたいところだけれど、如何せん日本のスケールの小ささよ。

じゃあ、スケールが小さいなら身近な出来事に感じるか?っていうと、繰り広げられる出来事や登場人物は、同じ空間ですれちがっても決して気付かないような感じ。そこらへんの市井の出来事っちゃあそうなんだけど、まるで別次元のよう。この距離感は狙いなのか否か、よくわからない。

最後の終わらせ方は、それこそ、ニューシネマって感じで、私は好きだけど、この空気感をいいと感じる人(うけとめられる人)は決して多くないだろう。興行的な成功と自分の感性の曲げられない部分の折り合いっていうのは難しいんだな…と強く感じてしまう。でも、古いスコセッシ作品が好きならば、ちょっと試しに観てみてはどうだろう。決して爆発的におもしろいわけではないけれど、私なんかが言うのはおこがましいけれど、作り手の意図がよく伝わってくる、悪くない作品だと思う。軽くお薦め。

#まあ、お笑い養成所だギャルゲーだと、ちょっと若者サブカルチャーを軽く扱った部分のピントがずれてるような気はするけど。

 

 

負けるな日本。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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