忍者ブログ
[92]  [91]  [90]  [89]  [88]  [87]  [86]  [85]  [84]  [83]  [82
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

image0177.png公開年:1997年 
公開国:オーストラリア
時 間:95分  
監 督:サマンサ・ラング
出 演:パメラ・レイブ、ミランダ・オットー、ポール チャブ、パメラ・レーブ、ポール・チャッブ、スティーヴ・ジェイコブス、ジュヌヴィエーヴ・レモン、サイモン・ライドン 他
ノミネート:【1997年/第50回カンヌ国際映画祭】パルム・ドール(サマンサ・ラング)




長い間父親とふたり暮らしのへクターのもとに、家政婦として若い娘キャスリンがやってくる。やがて父は死に、その遺産で贅沢三昧の日々を楽しむヘクターとキャスリン。そんなある日、酔っぱらって運転していたキャスリンが男を轢いてしまい、ヘクターはその男の死体を庭の井戸に放り込むが...というストーリー。

バイセクシャルを扱い、独特の世界観や映像イメージの統一感があり、オーストラリア製で、且つ1997年の作品と考えれば、なかなか目新しいと当時は評価されていたのかもしれない。
しかし、現在観てみると、技法にこだわって映画のおもしろさをないがしろにしてしまった…と私は断じる。

カンヌにノミネートこそされているが、オーストラリア映画界がハリウッド然としてくることへの反発なのか、ヨーロッパ映画の様態を模倣したにすぎないと考える。
原作はベストセラー作品だったようで、“井戸”もなにかの隠喩らしいのだが、何の隠喩になっているのかさっぱり伝わってこない。本作についての色々な紹介を見ているが、井戸が隠喩的の使われていることは説明されているが、その隠喩が何なのか、ほぼどこにも書いていない。みんなわかった気になってるだけじゃないのか?裸の王様状態か?

まあ、二人の女の間の愛が、その他の欲によってどう変わっていくのか、そういう様を描きたいのだろうから、井戸は女性器の隠喩で、そこの男とお金が落ちるという状況なんだろうが、映画としては全然うまく描けていないのだ。
おそらく原作を味わった人には楽しめたのだろうが、残念ながら予備知識なしで観た私は、ぬるい塩水を飲まされている感覚になってしまった。

すいません。三日連続、つまらない作品で、ダメージをうけております。DVDパッケージの雰囲気やあおりがいい感じなので、完全にだまされた。

拍手[0回]

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
プロフィール
HN:
クボタカユキ
性別:
男性
趣味:
映画(DVD)鑑賞・特撮フィギュア(食玩/ガシャポン)集め
自己紹介:
一日一シネマ。読んだら拍手ボタンを押してくだされ。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
リンク
カウンター
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
最新コメント
[06/03 離脱ラバ]
[06/03 離脱ラバ]
[06/03 離脱ラバ]
[04/28 ETCマンツーマン英会話]
[10/07 絶太]
最新トラックバック
Copyright © 2009-2014 クボタカユキ All rights reserved.
忍者ブログ [PR]