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公開年:1997年
公開国:オーストラリア
時 間:95分
監 督:サマンサ・ラング
出 演:パメラ・レイブ、ミランダ・オットー、ポール チャブ、パメラ・レーブ、ポール・チャッブ、スティーヴ・ジェイコブス、ジュヌヴィエーヴ・レモン、サイモン・ライドン 他
ノミネート:【1997年/第50回カンヌ国際映画祭】パルム・ドール(サマンサ・ラング)
長い間父親とふたり暮らしのへクターのもとに、家政婦として若い娘キャスリンがやってくる。やがて父は死に、その遺産で贅沢三昧の日々を楽しむヘクターとキャスリン。そんなある日、酔っぱらって運転していたキャスリンが男を轢いてしまい、ヘクターはその男の死体を庭の井戸に放り込むが...というストーリー。
バイセクシャルを扱い、独特の世界観や映像イメージの統一感があり、オーストラリア製で、且つ1997年の作品と考えれば、なかなか目新しいと当時は評価されていたのかもしれない。
しかし、現在観てみると、技法にこだわって映画のおもしろさをないがしろにしてしまった…と私は断じる。
カンヌにノミネートこそされているが、オーストラリア映画界がハリウッド然としてくることへの反発なのか、ヨーロッパ映画の様態を模倣したにすぎないと考える。
原作はベストセラー作品だったようで、“井戸”もなにかの隠喩らしいのだが、何の隠喩になっているのかさっぱり伝わってこない。本作についての色々な紹介を見ているが、井戸が隠喩的の使われていることは説明されているが、その隠喩が何なのか、ほぼどこにも書いていない。みんなわかった気になってるだけじゃないのか?裸の王様状態か?
まあ、二人の女の間の愛が、その他の欲によってどう変わっていくのか、そういう様を描きたいのだろうから、井戸は女性器の隠喩で、そこの男とお金が落ちるという状況なんだろうが、映画としては全然うまく描けていないのだ。
おそらく原作を味わった人には楽しめたのだろうが、残念ながら予備知識なしで観た私は、ぬるい塩水を飲まされている感覚になってしまった。
すいません。三日連続、つまらない作品で、ダメージをうけております。DVDパッケージの雰囲気やあおりがいい感じなので、完全にだまされた。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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