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公開年:2000年
公開国:アメリカ
時 間:108分
監 督:ジョエル・コーエン
出 演:ジョージ・クルーニー、ジョン・タートゥーロ、ティム・ブレイク・ネルソン、ジョン・グッドマン、ホリー・ハンター、クリス・トーマス・キング、チャールズ・ダーニング、デル・ペンテコスト、マイケル・バダルコ、ウェイン・デュヴァル、レイ・マッキノン、ダニエル・フォン・バーゲン、フランク・コリソン 他
受 賞:【2000年/第58回ゴールデン・グローブ】男優賞[コメディ/ミュージカル](ジョージ・クルーニー)
コピー:だから、人生はおもしろい。
1930年代、アメリカ南部のミシシッピー。エヴェレット、ビート、デルマーは、脱獄し、昔エヴェレットが隠した現金120万ドルの場所へ向かう。その隠し場所は、もうすぐダム建設で川底に沈むことになっていた…というストーリー。
コーエン兄弟の作品だが、ある意味、彼ららしさが良く出ている作品だと思う。
居酒屋で、たまたま隣に座ったオヤジたちの一人が、くっだらない話をしていやがるなぁ…と思いつつ、ずうっと聞いてしまう感じ。そういう酔客の戯言みたいなお話こそ、私は楽しいと思うので、本作はアリだ。
#ずぶ濡れボーイズ。ステキだ。
また引き合いに出して申し訳ないのだが、脱走&ロードムービーということで、『裸足の1500マイル』と同じ材料なのだが、こうも違うかね。本作は実に楽しく仕上がっている(、『裸足の1500マイル』は、コメディじゃない…とか、つまらないツッコミは無用。“楽しい”とは笑えることを指しているのではない)。
多分、本作を観て、つまらなかったという人が、結構いると思う。でも、もう一度言うが、酔客の戯言的な面白さだから。ジョージ・クルーニーの演技も、受賞するほどかぁ?と思う人がいるかもしれないが、演技というよりも表情(目ヂカラ、顔ヂカラとでもいうのかな)が出色。それまで、比較的シリアスな役が多かったが、本作以降は、シリアスとコメディをバランスよく演じている。彼のフィルモグラフィ上、ある意味、分岐点的な作品かもしれない。
変に、大作を期待しなければ、充分に楽しめるので、お薦めする。
#偶然なんだけれど、前日の『ショート・カッツ』と、似た感じのラスト・エピソードだったな。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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