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image0807.png公開年:1999年 
公開国:アメリカ
時 間:127分  
監 督:クリント・イーストウッド
出 演:クリント・イーストウッド、イザイア・ワシントン、ジェームズ・ウッズ、デニス・リアリー、ダイアン・ヴェノーラ、リサ・ゲイ・ハミルトン、ディナ・イーストウッド、ルーシー・アレクシス・リュー、シドニー・タミーア・ポワチエ、フランチェスカ・フィッシャー=イーストウッド、マリッサ・リビシ、エリック・キング 他
コピー:人である前に、男でいたい。


新聞記者エベレットは死刑囚に死刑執行直前のインタビューを行うことに。自分の“カン”を何よりも信じるエベレットは彼が無実であることを確信し、事件の洗い直しを始めるが、執行までに残された時間は既に半日を切っており…というストーリー。

パッケージ写真やコピーや紹介文を見て、『デッドマン・ウォーキング』的なものを想像していた。なんといっても“社会派ドラマ”と紹介されているのだから。文面通り受け取って、これまで食指が動かなかったのだが、『グラン・トリノ』がアリだったので、エイヤーで観てみることに。
ところがどっこい、これを社会派と呼ぶか?私は違うと思うぞ。死刑と冤罪という重いテーマながら、ふつうにドキドキありアクションありの、エンターテイメントドラマになっている。

#それにしても、本作のコピーは、的外れだけど。

『裸足の1500マイル』で、社会的なテーマの作品が、映画としての本分を忘れ、直接的にテーマをぶつけて、残念な結果になってしまったのにがっかりしていたので、本作を観て溜飲が下がった。なにやら『デッドマン・ウォーキング』のアンチテーゼというか(まあ、そういうつもりは更々無いとは思うけれど)、底辺にどんなテーマが流れていても、まず映画は映画であるべき!という姿勢を評価したい。

決して、手放しで傑作だというつもりはないのだが、娯楽映画として色々伏線も張れているし(死のカーブを最後にもってきたところとかね)、私は最後まで楽しめた。なにやら『ダイハード』とか『リーサル・ウェポン』に通じるダメ人間が演じる、“粋”さ加減も感じられる。ということは、それらの作品と同じように、ほとんど受賞しない作品ということではあるのだが…。でも、もし、私と同じように“社会派ドラマ”だと思い込んで、敬遠している人がいたら、それはまったく違うので、是非観てほしい。お薦めする。

#最後にでてくる、ルーシー・リューは、なかなか初々しい。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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